デッサンの授業14・デッサンの評価ポイント | 森田洋美の絵描き日記

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主に活動内容や展示会のお知らせ、作品制作について書きます。
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・保護猫4匹居ます。(キジ♀16歳、茶トラ♂16歳、サビ♀7歳、白♂2歳)
・イモリ歴32年。
・麻雀歴34年くらい。

前回授業

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久しぶりにデッサンについて書いてみようと思います。

 

 

デッサンを描くとき、だいたい2通りのパターンが有ります。

 

① 趣味や練習で自分でテーマやモチーフを見つけて描くデッサン(点数など評価されない)。

 

② 受験や授業などの課題でのデッサン(人に見せて順位、点数や評価が付く)。

 

 

今回は②のデッサンについて、

 

評価をする側の人はどのように評価をしているのか?

 

評価や点数を上げるには、どのような部分に気をつけたら良いのか?

 

について書いてみます。

 

(ちなみデザイン科です。)

 

 

立体感など、デッサンの基礎的な部分が出来るという前提で…

 

・石膏デッサン(単体)

→構図のバランス、空間を含む形の正確性、観察力、描き込み度合い、光と影の調子の美しさ、迫力。

 

 

・静物デッサン・石膏プラスα

→構図のバランス、空間を含む形の正確性、観察力、描き込み度合い、光と影の調子の美しさ、迫力、

 質感などのモチーフらしさ、床面の捉え方、ポイントの描き込みバランス、物と物の関係性。

 

 

・卓上デッサン

→構図のバランス、空間を含む形の正確性、観察力、描き込み度合い、光と影の調子の美しさ、迫力、

 質感などのモチーフらしさ、床面の捉え方、ポイントの描き込みバランス、物と物の関係性、

 構成のセンス。

 

 

・手などを含む構成デッサン

→構図のバランス、空間を含む形の正確性、観察力、描き込み度合い、光と影の調子の美しさ、迫力、

 質感などのモチーフらしさ、(床面の捉え方、)ポイントの描き込みバランス、物と物の関係性、

 構成のセンス、

 アイデアの良さ、演出の意図(コンセプト)、課題の解釈。

 

などなど…

 

 

このように情報が増えたり、課題が複雑になるほど、

 

評価のポイント、見るポイントが増えます。

 

 

モチーフや課題を見た時に、

 

描く側はそのモチーフの意図やポイントをくみ取ることにより、

 

時間内により見栄えの良い作品に仕上げる事が出来ます。

 

 

課題を出した先生方の想像を超える作品を出したら、

 

きっと驚くとともに、喜ぶと思います。

 

 

また、受験では良い点数が付くでしょう。

 

 

さらに自分にしか無いセンスや、良さが出せたら…

 

この子は凄い!と、将来性を感じるでしょう。

 

 

構成デッサンの項目に色彩センスを加えれば、平面構成にも繋がります。

 

立体構成の場合は、また違った要素も有りますが、

 

今回はデッサンの話という事で、書きません。

 

 

デッサンは絵画やイラストを描く場合にも直接関係してくるので、

 

ポイントを理解して描いていくと、

 

色々と幅が広がるのではないでしょうか。

 

 

 

 

これはツチグリというキノコのスケッチです。

 

スケッチはだいたい15分から20分くらいでサッと描いています。

 

その時の印象を目に焼き付けるのと、イメージを膨らませるのにスケッチします。

 

絵が固くならないようにその場の感覚を大事にしています。

 

 

 

次回 色画用紙などを使った簡単な応用。(色鉛筆)

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