(空き地には、立派なネコジャラシ=エノコログサが……)
イネ科エノコログサ属。
ブラシのように長い穂の形が、犬の尾に似ていることから、
犬っころ草が転じてエノコログサという呼称に。
それにしても、立派なエノコログサだわ~♪
犬の尾に似ている「猫のお遊び草」か……。
昭和の時代の子供の姿が、ふと浮かびます。
蒸し暑い日です。
雨が降っても、降らなくても、梅雨の間は、ずっと、
ダルオモ~。
来週は、雨マークがずらりです。
昨日は雨の気配がなくて、ご近所を自転車で、ひとまわり。
お花たちに会うと、ルンルンルン……。
来るのが遅かったか、と悔やまれたのは……。
ボタンクサギ(牡丹臭木)。
遠目にはアジサイにも似た花姿ですが、アジサイの変色と
そう変わらず、色が茶色っぽく変色していました。
半球状に集まっている小豆色の蕾から、薄いピンクの
小花が開いていく、その色の変化が素敵だったのに。
7~9月と花期は長いはずでしたが、いい時は、あっけなく
過ぎてしまう……。
半球状の花をボタンに見立て、大きな丸い葉を揉むと、
臭気があることから、ボタンクサギと命名。
日陰が好きなのか、こちらのお宅でも、隣家の塀の
裏側にあたる庭に、ひっそり、咲いていました。
クマツヅラ(シソ)科クサギ属。
別名は、ヒマラヤクサギ ベニバナグサギ。
原産地は、中国南部。
開花期は、7月~9月。
花びらは、開花時は幅広で、だんだんと外側に
めくれて細くなっていきます。
シモツケ(下野)。
向かいのマンションの植え込みに咲くこの花。
四季咲きなのかと思うばかりに、気が付くと咲いている印象。
それでも、蕾から、徐々に咲き進んでいる、まさに今が
シーズン。
バラ科シモツケ属。
原産地は、日本、朝鮮半島、中国。
開花期は、5月中旬~6月。
シモツケは日本、朝鮮半島、中国に分布する落葉低木。
和名は下野(しもつけ)の国(現在の栃木県)に
ちなんだ名。
初夏に、紅色の小さな花を枝先にたくさんつけます。
八重のコクチナシ(小梔子・ヒメクチナシ
=姫梔子)。
葉も花も「クチナシ」よりひと回り小さいコクチナシ、
これからといったふうに、咲いていました。
樹形は「クチナシ」のように直立しないで、匍匐します。
枝は横に伸び、這うように広がっていますが、花は
小さいだけで、そっくり。
光沢がある濃緑の葉は、先が尖った長楕円。
(向かいのマンションの植え込みのクチナシは、
そろそろ終わり)
ブーゲンビレア(ブーゲンビリア)。
渋江公園に行ってみると、株が大きくなって、花色鮮やかな
ブーゲンビレアが、入り口に陣取っていました。
華やかです。
和名は、イカダカズラ(筏葛)。
オシロイバナ科イカダカズラ属(ブーゲンビレア属)。
ブーゲンビレアは丈夫で長期間開花することから、
熱帯各地で親しまれているつる性の熱帯花木。
原産地は、中南米。
美しく着色した部分は苞で、中心部に白色の小さな
筒状の花をつけて、印象的ですね。
寒さにも強く、霜が降りない地域なら戸外でも冬越しOK。
肥料と水やりを加減することで、1年に2~3回開花させ
られるとか。
そのせいか、1年中この花が咲いている印象ですが、
それでも、今が一番華やかで美しい花色。
それにしても、この花がオシロイバナ科ですって?
花弁は退化的で、オシロイバナのように融合した萼片が
目立ったり、ブーゲンビリアのように苞が目立つことが
あるんだとか。
花の分類って、深すぎて、わかりませんねえ。