こんばんは〜
しまなみ海道 を ヒッチハイクで旅してきました
先日、仕事を終えたら
「明日、有休でもいい?」って言われたことがこの旅のスタートでした
元々3連休を控えていたところに、有休が加わり
4連休
この休みをどうすごすのか???
旅行に行きたいけど・・・
お金ないな〜〜〜〜。
あっ
ヒッチハイク
うん。馬鹿だよね・・・
こんな年齢になって・・・ヒッチハイクって
でもね〜〜〜年齢とか関係ないですよ
1、2日の旅行をするお金がないわけじゃないのに、ヒッチハイクを選んだのは・・・
冒険をしたいからです
ヒッチハイクって馬鹿にしてる人もいますけど・・・
私は、別に気にしません
それは、旅から帰ってきて、なお強く思うことです。
私がどんな人と出会い、どんな旅をしてきたのか・・・
読んでもらえれば・・・
きっとあなたもヒッチハイクで旅をしたくなると思います
仕事帰りに みんな大好き100円均一 DAISOさんへ
買ったのは、スケッチブック と 黒マジック(極太) ¥200
ヒッチハイクには、これが必要でしょ???
スケッチブックは、一番大きなサイズ B4 を選択
大きくないと見てもらえないでしょ???
夜ご飯を食べて・・・
「本当にするの?ヒッチハイク・・・」と自問自答。
危険じゃない???そこまでして旅したい?
ジムに行く いつもの休日でいいやん?
いつもと同じ時間じゃ、もったいなくない???
そんなことを考えながら、荷造り。
リュックサックに荷物を詰めながら
「準備してるってことは、挑戦したいんじゃん」
ということで・・・・家を飛び出しました
今回の旅のマイルール
① 1時間以上ヒッチハイクできなければ、公共交通機関を使う
② どんな結果になっても後悔しない
③ 目標 : しまなみ海道 大島の展望台から眺める
それでは出発〜〜〜〜
はじめに書いたのは・・・
大通りまで歩いて移動〜〜〜
歩きながらも、一応これ出してましたよ!!
大通りまできて
START
久しぶりのヒッチハイク。
緊張するな。。
果たして、1時間以内に乗せてもらえるのかな???
日曜日の20時ですよ。
きっと世間の人たちは、明日の仕事のことを考え、自宅に帰ってる頃ですよね。
なんて考えながら路上に立っていました。
5分後・・・
止まった〜〜〜〜〜〜
マジで???
走って向かう・・・・
窓を開けてくれたのは、2人の女性でした〜〜〜。
女性「一人ですか??」
私「はい」
女性「どこまでいくんですか?」
私「最終目標は、しまなみ海道なんです。とりあえず明石海峡大橋を目指してます。どこまで行かれますか?」
女性「大阪市内までなんです。それでもよければ・・・」
私「乗せてもらっていいですか?」
というわけで・・・
1番手:女性2人組
32歳の女性達。同世代でヒッチハイクをしている私に興味を持っていただき、いろいろ質問に答えていました。
すると・・・
運転をしていた女性が・・・「後ろの車、香川ナンバーやで。あんな車を捕まえないとな〜」と。
香川ナンバーの車が横にきた時・・・
窓越しに「四国方面 神戸」と書いたスケッチブックを出してみました。
なかなか気づいてもらえないなか・・・
助手席の女性が私のスケッチブックに気づきました
そんな時、ちょうど信号が赤に・・・
車が横に並んだんです!!
窓を開けると、向こうも窓を開けてくれました。
私「香川まで行かれますか?」
運転手「はい」
私「明石海峡を通りますか?」
運転手「はい」
私「乗せてもらえませんか?」
運転手「どこまでですか?」
私「最終はしまなみ海道なんですけど、とりあえず明石海峡を目指してます」
運転手「どうぞ」
私「今のタイミングで移動しますね」
女性2組に「ありがとうございます〜〜〜〜」とお礼を伝えるなり
車を乗り換えたので・・・
写真も撮れてないし、連絡先も交換できなかったな。。
という事で・・・・
信号待ちの数分で、交渉→移動完了
2番手:香川県在住のご夫婦
関西に住んでいる息子さん・娘さんに会いにきていたそうです。
ご夫婦とも明るく気さくに話をしてくれました〜〜〜
まだ50代なのにエンディングプランを考えていて、自分たちの写真を処分したばかりとのことでした。
私も救急医療に携わり、多くの人の「死」に関わってきました。
生きている間に「残される家族のことを考えて準備をしておく」に共感しました
約1時間で明石海峡大橋の見える 淡路SA に到着
握手をして、お別れしました
旦那様とFacebookを交換したけど・・・・写真撮り忘れた〜〜〜〜
思ったり順調に進んで、少しビックリしてる私
ライトアップされた明石海峡大橋がとても綺麗です
非日常の出来事に、普段より眩しく感じたってのが正直な感想かな
次は愛媛を目指して・・・
5分経過・・・・
10分経過・・・・
20分経過・・・・
車はすごく沢山あるんです。
でも大半が大阪・兵庫ナンバー。。
香川や愛媛ナンバーの車もチラホラ見かけるんですけど・・・停まってくれない。。
スケッチブックを書き直してみました。
愛媛の入り口を目指していることを伝えて・・・
香川の端っこの人でもOKですよという意図が伝わればいいな〜〜〜〜
30分経過・・・・
この旅は始まったばっかりなのに・・・・すでに心が折れそう。
観覧車を前に・・・泣きそう・・・
いや、早いだろ。。
と、その時〜〜〜〜
男女2人組「愛媛行くけど、乗ってく???」
私「え?いいんですか?」
男女「でも、これから飯食ってくるから、待ってて」
私「ここにいますんで」
男女「先にいい人見つかったら、行っててな」
私「じゃ〜お食事後に居たら、お願いします」
2分経過・・・・
トラック男性「香川の善通寺に行くけど乗る?」
私「ありがとうございます。愛媛に帰られる方がお食事されるので・・・そちらに乗ります。」
2分経過・・・・
男性「僕の車でよければ、愛媛に行くよ」
私「愛媛のどちらですか?」
男性「松山だけど、途中で降ろしますよ」
という急展開で、この男性の車に乗車
3番手:名古屋在住60代の男性
仕事も年齢も謎のままだけど・・・
愛媛の彼女に会いに行く途中・・・という本当か嘘かわからないけど信じておきます
ついに愛媛入り達成
愛媛らしいものが売ってますね〜〜〜〜
さて、今治を目指していきましょう
高速道路の入り口付近で立って立っていたら・・・
青い服を着たお兄さんが近づいてきました・・・
うん。怒られました
ここは、高速の入り口で、125cc以下の車輌侵入が禁止されているとのこと。
知らなかった・・・・
というわけで、高速入り口から少し離れた場所に移動・・・
でも、全然止まってもらえません。。
そのうち、トイレに行きたくなり・・・・コンビニを探すことに。。
さすが、田舎・・・
コンビニまで30分近く歩きました暑い〜〜〜〜〜
でも、日本って便利ですよね。
コンビニがすぐにあるし、トイレも貸してもらえるもんね
暑すぎて、喉がカラカラだったので、アイスコーヒーを一気飲み。
元気復活して、コンビニ店員さんから情報収集。
コンビニ店員さんのアドバイスに従って・・・
スケッチブックを書き直しました
さーーーー停まってもらえますかね〜〜〜〜
5分後・・・・
キターーーーーーーーーっ
4番手:ボランティアの女性2人組
土居町の小学校へ紙芝居のボランティアへ向かうところだそうです。
この地域の歴史の話を色々教えてくださいました。
「一緒に行かない?」と誘っていただきましたが・・・
この先の時間の見通しに不安を抱いていたので、お断りさせていただき、土居町のスーパーで降ろして頂きました。
そして、再び「新居浜・今治」を掲げて
炎天下の中、立つこと・・・・
5分・・・・
5番手:出勤途中の女性
新居浜の理容室に出勤途中に同乗させていただきました
過去にヒッチハイクをされた経験があり、その時のお話を聞かせていただきました。
一人で子供を育てただけあり、とても明るく、そしてとてもパワフルで、女性の優しさと強さを感じる方でした。仕事の出勤時間の許す限り遠くへ連れて行ってあげると・・・新居浜の端、西条の入口まで連れて行っていただきました
昨日の反省を生かして・・・ちゃんと連絡先を交換して、写真も撮りました
だんだん しまなみ海道が近づいてきました
次の目的地は・・・・
交差点に立つ・・・・
炎天下で、皮膚がジリジリしてる。。
やばい・・・・日焼け止めを塗り足して・・・・
10分。
あれ?停まってくれた????
停まってるよね???
ヒッチハイクをしていて思うことは・・・・
車が路肩に停まっても、それは私の為に停まったのか、何かの用事で停まったのかを判断しにくい。
もちろん、通る車の運転手の目線を追ってますが、交通量が多いと運転手の目線を追えない。。
通り過ぎる時には何も反応していない方が停まってくれることもあるんです。
車が停まっていたので、一応声をかけに走ります。
私「乗せていただけますか?」
助手席の女性「どこまで行きますか?」
私「しまなみ海道に行きたいの、その方面ならどこでもいいんですけど、どちらに向かわれますか?」
運転手の男性「しまなみ海道までは行かないですけど、ちょうどその方向なので、どうぞ」
というわけで〜〜〜〜〜
6番手:今治の彩菜に野菜を買いに行く男女
とても大人しい女性とおおらかな男性。
この二人の関係・・・聞けなかったな。夫婦なのかな???
なんか、聞いたらいけないかな〜と思って勝手に想像しておきます
お仕事が休みで野菜を買いに行くとのことでした。
お二人が向かう「彩菜」という場所は、野菜や魚を売っている道の駅みたいなところだったので、私もそこに連れて行ってもらうことに
お腹がペコペコだったので・・・お昼ご飯をここで食べることにしました
地元のお魚の刺身盛り合わせ
食べたら、速攻出発
出発って言っても、出発できるかどうかは・・・・
目的地を書き換えます!!!
現在地は、今治の端っこで、しまなみ海道の入口に近い場所だったので・・・・
目的地は、しまなみ海道1番手前の島「大島」にしました
そうですここが、私の目標地点
大島にある「亀老山展望台」からしまなみ海道を見てみたかったんです
ここまでくると、広島ナンバーもチラチラ見かけるようになります。
これなら行けるんじゃない????
「彩菜」でチケッチブックを掲げて、通り行く人にアピールしてみますが・・・
だれも立ち止まってくれません。
15分くらい経った頃〜
一人の男性が声をかけてきてくれました。
男性「ここだとしまなみ海道行く人は捕まえにくいから、高速の入口付近の方がいいよ。そこまでなら送るよ〜」
というわけで〜〜〜〜
7番手:自営業の男性
今治の「彩菜」から「今治北IC入口付近」まで連れてきてもらいました。
15分くらいの移動だったので、少しだけしかお話できませんでしたが・・・
今治にはたくさんの高速入口があり、ここが一番端っこの入口だそうです。
交差点で立つこと・・・
10分。
8番手:大島の漁師さん
大島に住んでいるので、地元民。
大島のこと色々教えてもらいました。
やっときた〜〜〜〜
しまなみ海道
私が展望台から橋をみたいと伝えると、展望台まで行ってくれました
展望台〜〜〜〜〜〜
景観に溶けこむな設計の木で作られた展望台。
隈研吾によって設計されたそうです!
展望台の上に登るまでは、景色が遮られており、見えない景色に、胸が高鳴り、足早になりました
展望台から見る 来島海峡大橋 です。
澄み渡る景色とはならなかったけど、とても綺麗でした
きっと夕焼けが綺麗なんだろうな〜〜〜〜
あっ、「恋人の聖地」と書かれてました
恋人ができたら、次は夕景を見にいきます
ここから先に進むにあたり、展望台から帰りの車を見つけるのは難しいと心配してくれ、展望台から次の高速入口まで送ってくれるという、スペシャルな対応をしてもらいました
亀老山展望台は、観光スポットではあるけど、平日に訪れる人は数名。
数名の訪問者から同乗させてくれる人を見つけるのは至難の技。
展望台だけに、すごい山道を歩いて下るのも大変。
私のことを心配してくれ、「大島北IC」まで送っていただきました
次の目的地:尾道
しまなみ海道は、幾つもの島からなり、それぞれの島に魅力があるけど・・・
島に降りれば、次の島に移動する人を見つけるのは困難。。
もっと観光したい気持ちをグッと抑えて・・・
一気にしまなみ海道を抜けることを決意しました
高速道路の入口で立つこと10分。
9番手:元船乗りの男性
尾道のJR駅まで乗せていただきました。
もうすぐ70歳だけど、まだ造船の監督の仕事をされているとのことでした。
昔は、船乗りで世界を回っていたそうで、昔のソ連の進入禁止エリアの話や好きな港町の話などを聞かせていただきました。認知症の妻の介護をしながら、お仕事を続けていらっしゃるとのことでした。まだまだお元気で
尾道で少し休憩。
携帯電話を充電しながらコーヒーを
ここで、私は悩みました。
ここ尾道を少し観光してみたいという気持ち
大阪までヒッチハイクで帰るにはどれくらいの時間がかかるのか解らないなか、観光をしている時間はあるのか?
ここで一泊して帰るか・・・・
でも、ここで泊まったら、明日にはヒッチハイクするやる気スイッチがオフされてしまいそう・・・
ダメダーーーー。
止まったら、緊張の糸が切れちゃう。
このまま進もう
尾道の駅前でスケッチブックを取り出しました
一応、たこ焼きも添えてみました。
ヒッチハイク再開して10分・・・・
反対車線のワーゲンの女性が「あっちで待ってて〜〜〜〜」と声をかけてくれました。
10番手:仕事中の女性
どうやら、私が立っていた場所は、大阪とは逆方向だったらしい・・・・
女性「あなた、逆だよ。」
私「え?そうなんですか?」
女性「福山まで連れて行ってあげるから乗ってきな〜〜〜」
というわけで、福山駅付近まで乗せていただきました。
独身女性同士で、意気投合
途中で「ソフトクリーム食べようよ〜〜〜〜」とご馳走してくださいました
もーーー人の優しさに泣きそうです
素敵な女性と別れて・・・
福山から大阪方面に行く人を探していました。
5分・・・
10分・・・・
20分・・・・・
車はすごく沢山走ってます。
大阪・姫路・兵庫ナンバーも沢山見かけます
でも、止まってくれない・・・・・
炎天下の中、とっても疲れてきて・・・・
福山駅からの電車の時間を調べている自分がいました。
新幹線で2時間か〜〜〜〜
そんな時、一台の車が止まってくれました。
福山ナンバーなので地元の方ですね。
男性「どこまで行きたいの?」
私「大阪に帰りたいんですけど、そっち方面ならどこでも大丈夫です。」
男性「大阪ね〜〜〜。トラック運転手とか狙ってるの?」
私「トラックじゃなくてもいいんですよ」
男性「でもさー女一人で危険じゃない?そういう覚悟あるの?」
私「危険ですよね〜〜〜。女性を探します〜〜〜〜」
この人・・・・危険。。。
こういう会話の流れは危険な人ですいつまでも止まっているこの車を無視して、再びスケッチブックを出してヒッチハイクを再開しました。
炎天下の中の疲労感と危険なこの人とのやりとりで
電車で帰る方向に心が動かされていました。
これまで、素敵な人たちに支えてもらってきた道中を思い出しながら、少しぼーーーーっと表示を出していただけの時間だったと思います。
車のナンバープレートを追いかけることもせず、ただ表示を出していただけ。
もう、電車にしよう。。
そう思っていた時・・・・
一台の車が止まりました
車の中には若い男性
さっきのやり取りで男性に恐怖を抱いていました。
私「どちらに行かれますか?」
男性「静岡」
私「静岡ってどこですか?大阪通りますか?」
男性「途中だよ」
私「乗っていいですか?」
というわけで〜〜〜〜
11番手:静岡在住の男性
おいおい、さっき男性が怖くなったって言ってた癖に・・・・
なぜ、30秒の会話で乗ることにしたのでしょうか・・・・
自分の人を見る目を信じたかったんです
30秒の会話で私が読み取った情報は・・・・
静岡ナンバーの車。車内には無動作に詰め込んだリュック1つ。カーナビの目的地がかなり遠くに設定されていた(到着予定時間が夜になっていた)ただそれだけです。
あとは、この30秒の会話の印象です。
人柄って言葉の端々や表情に現れるとおもってます。
私の人を見る目を信じて・・・・乗ってみました
(ほんと、女性の一人ヒッチハイクは危険なので、オススメしません)
若い彼は、年下でした。
香川県の音楽フェスに参加し、実家のある愛媛県によって、静岡に帰る途中でした。
愛媛から静岡までの長距離運転中でした。
そして、私のヒッチハイクの旅で最も長く一緒にいた方です。
仕事や恋愛の話を沢山しました。
仕事の転勤で静岡に移住して頑張っているとのことでした。
お互い、何も知らない他人なのに、いろいろ自分のことを話ました。
何も知らないから、言いやすいこともあるんですよね
一気に関西まで移動できました
名塩SAで降ろして頂き、あとは高速道路を降りる人を見つけるだけのところまできました
旅も終盤です
正直、大阪市内ならどこでもOKでした
あとは電車で帰れるので・・・・
とりあえず高速から降りることが目標です
サービスエリアで立つこと10分くらい・・・・
カップルが声をかけてくれました。
女性「どちらまでですか?」
私「なんばか東大阪なんですけど、高速を降りれればどこでも大丈夫です。」
カップル「ドンピシャやな」
というわけで〜〜〜〜〜
ラスト!!
12番手:20代の男女
てっきり付き合っていると思ったら・・・
友達以上、恋人未満の関係らしい〜〜〜〜
それって・・・体の関係があるの??と疑問に思ったけど、聞いてません
今回、12組の方の協力があり、無事に目標達成ができました
人との出会い人の優しさに触れた旅になりました。
自分のいる世界はとても広くて、自分が悩んでいることがとても小さく感じました。
私も人の役になてるような人間になりたいです
みなさま、ありがとうございました