山野、やぶなどに自生する。葉の腋に芳香のある花が2個ずつ咲く。初めは白く、数日後に黄色に変わる。花の中に蜜があり、吸うと甘い。

 

すひかづら聲低めては子を糺す 石田あき子

 結核で入院している夫石田波郷のことを誰かと話しているのだろう。声を潜めると、薄々事情を知っている子の心が乱れる。

えごの花病者病犬伴れ立てり

巣燕や胸の中なるひとりごと

額の花大足立てて夫病めり

(参照 東京美術『石田あき子全句集』)