発見……橘 外男

コメント欄を見て思ったのが推理小説好きは多いですな矢張。


俺もコメント欄に書いて頂いた様に新本格物も好きだ。


綾辻行人の館シリーズ（一番好きなのは時計館）は全部読んでるし島田荘司は当たり前。結構読む……一時期手当たり次第読んだ。若手の人もそりゃ山程！！只外れも多いけんども(笑)


警官小説は矢張 佐々木譲が俺の中ではトップ。


社会派ミステリーとしての松本清張も好きだし。



まあ全般大好きでありますがやっぱり一番好きなジャンルはミステリーでなく探偵小説。

妖しく猟奇的で時に間抜けで余りの奇想に現実離れしていると最高。


だから江戸川乱歩は永遠のスター。横溝正史も勿の論 大好きな訳。


乱歩は若手の育成に力を入れた人でもあり凄くマニアックになりますが夢野久作、小栗虫太郎……まあ新青年と言う昔発行されていた一派の人達とか多数。


でちくま文庫はすぐに絶版になってはしまいますが物凄くキチンとしたアンソロジーを良く編んで出してくれる良質な出版社。


これも出た時に本屋ですぐ買っておくべきだったのに買わずにいたら全く買えず……探しに探した約4年(笑)



で今読んでますがこの怪奇趣味＋猟奇的なこの感じ……堪りません。


海外実話＋日本怪談篇に別れているのだがもう最高！！このオドロオドロしさ！映画で言えば昔の新東宝 監督で言えば石井輝男な感じ……ん－－好きだなあ。



興味無い人は全く喰いつかない話題を独り興奮して書いてますが(笑)


橘 外男 的な雰囲気の作品で比較的入手しやすいのは今読んでも充分面白い 牧 逸馬の世界怪奇実話かも。


この名著はあの島田荘司が自分で解説まで書いて光文社文庫の島田荘司作品の中に復刊させた面白さ。これも最高。タイタニックの事何かも載っておりますわ。



とにかく見つかって良かった！！




好きな人は探して読んでみて頂きたい。


後 コメントにありました四捨五入殺人事件は俺も持ってまする(笑)



橘外男を夜読む……良いッスよ。風情あって。