それを手にするまでは 1 | 37歳…こんな自分と向き合う詩

37歳…こんな自分と向き合う詩

「落ち込んでいる人がとことん落ち込みたい時に読む詩」現在育児休業中、育児は楽しみながらやっていますが、結婚生活がこんなにも難しいものだとは…詩集販売が目標です。たまにものづくりもしているのでそちらも紹介しています⭐︎どうぞ宜しくお願いします。

先日車椅子に乗ってる人を道案内する機会があった、商業施設で働いていながら、それまではバリアフリーのことなど1ミリも考えたことがなかった。あることは知っていたが、道案内をする時にあれほど重要とは思いもよらず、これがあるとないのとでは大違い。作ってくれた人に本当に感謝だと思った。

だいたい人に道を聞かれて案内する時、間違ってはいけない!という意識が高くなる。少し緊張したその中でしかも車椅子の人を案内するのだ。私はバリアフリーの上を車椅子を押しながら勝ち誇った気分になった。

どうだ!ここはこう使うのだ!声を大にして叫びたくなった。

道案内を終えたあと、実際に使う立場になってみないと本当にわからないもんだなとしみじみ思った。

車椅子のカーブを曲がる時の緊張感や、車椅子とその人の重み、自動ドアの前やエレベーターの扉の前では少し手前で止めないと、乗っている人の足がドアに当たりそうになること。

やってみないとわからない、本当にそんなことだらけ。それならきっと私はこの世界の1/100もわかっちゃいないんだろうと思った。