沈丁花 | 37歳…こんな自分と向き合う詩

37歳…こんな自分と向き合う詩

「落ち込んでいる人がとことん落ち込みたい時に読む詩」現在育児休業中、育児は楽しみながらやっていますが、結婚生活がこんなにも難しいものだとは…詩集販売が目標です。たまにものづくりもしているのでそちらも紹介しています⭐︎どうぞ宜しくお願いします。

ふれたくても

ふれられないから

同じ匂いをかいだ


いい匂いだねって言ったら

いい匂いだねって言って


同じものを抱きしめた気がした


今度はあなたが先にみつけて

いい匂いだねって言ったから

いい匂いだねって言った


そのあと調べてわかった花の名前は

沈丁花


聞き覚えのある名前

今更知った沈丁花の花の色や形


ふと思い出し

悲しい歌だからと

あまり聞いていなかった

沈丁花の歌を聞いてみる


涙が溢れる

あまりに嬉しくて

悲しみの花じゃなく

きっと嬉しい花になってくれるのかもって

そう信じられたから


ずっとそこにいて

同じ匂いをかいでいたい