環境対応のトピックスを二つ挙げると、CO2の削減と、有害物質の使用削減です。
仕入れ基準として、この二つを積極的に取り組んでいる仕入れ先とのみ付き合うことにしたらどうなるでしょうか?
当然ながら、仕入れ先は買ってもらえなくなると困るので、買い手企業のその基準を遵守しようと努めるはずです。
買い手企業が自社の製造工程・輸送・販売の過程においてCO2や有害物質を削減することは当然として、外部から仕入れたものも環境に優しいのであれば、「エコロジー企業」の名誉を勝ち取ることができます。
また、環境保護という意味のクリーンと、不正をしないという意味のクリーンもあります。
官の公共事業が談合で決定されている、官は腐っている、というときに、民も同様に腐っているという事実に目を向ける人はなかなかいません。
仕入れ先として決定する代わりに仕入れ担当者が見返り金を受け取ることがほぼ恒常化している業界もあります。
仕入れ担当者が呑みに行った請求書をすべて仕入れ先に送付する企業。
大型の案件を受注するために、仕入れ先は買い手企業の上層部を接待でジャブジャブにする企業。
金銭譲渡が経理上まずくなれば、商品券を渡したり、出張交通費の肩代わりという名目で、旅行チケットを渡したり。
民間であれば、少なくとも税金を無駄遣いしているわけではないのでしょうが、大きな声でいえることではありません。
そこで、仕入れ部門のなかには、そういう不正を絶対にしないと外部に訴えかけるところがあります。
金銭授受に限りません。
仕入れ先に失礼な言動をしていないか、社会人としての礼儀を守っているか。
もしそういうことがあったら苦情をいつでも受け付ける、とさら自らを評価に晒すわけです。