本日6・7限、第10回となる演習を行いました。冒頭、卒業記念アルバムの集合写真の撮影を行いました。
前半は文献『ニッポンの数字』第2章を取り上げての輪読を行いました。この章では日本の経済、財政、金融に関する数字を取り上げています。普段、新聞などの報道で目にする数字ですが、その算出の仕方に立ち入ると様々な意味が見えてきます。話し合いではGDPの算出方法について、公債金に依存する日本の国家財政は財政再建をすべきか積極財政とすべきか、本章を読んで考えた日本の経済に対する問い、といった内容を取り上げました。
後半は卒業研究に関して、「問いの構造を考える」と題して節レベルの章立てを持ち寄って検討を行いました。「問いを鍛える」をテーマとしているこの演習ですが、考えている問いを明らかにしていくための順序をよく考えてみましょう。それは卒業研究を書く上では章立てを考えていくことに結びつきます。説明のために必要な論述の構造を考えながら、執筆を進めるようにしましょう。
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次回は7月1日6・7限です。文献輪読は文献第3章を取り上げて話し合います。次回は共同研究に戻り、テーマである性別と賃金をめぐる格差に関する調べ物の報告を行い、調査企画を検討します。