昨日のツールドフランスのポガチャルの下りキレキレでしたね。



ガリビエ峠は標高2642mあるので、空気抵抗が減りスピードが出ます。それだけにコーナーリング次第で、昨日のように大きなタイム差が生まれてしまいます💦





ドライ路面では、ストレートでフロントタイヤが滑ることはほぼ無いので、なるべくコーナーの直前でギュッとF9:R1近いフロントブレーキ中心の急制動を掛け、減速を短時間に済ませます(写真のようなコンクリート路面はグリップ力が低いので少し気を付けます)。



コーナー中は車のように横グリップがないので、F5:R5の僅かな当て効きをしてコーナーの頂点な手前でブレーキを離します。ポガチャルのように自信を持っている選手は、コーナーリングの最適ラインも、考えることなく経験を元にして反射的に選択をします。





海外でもそうですが、グリップの良い日本の道では、大きなアウトインアウトのラインより、当て効きを上手く使いながらのV字ラインが速い場合がほとんど。コーナー出口のスピードアップにも有効です!





写真の富士スピードウェイ・ダンロップコーナー(Bコーナー)は、ウエイトが重く車速も速い車やモーターサイクルはアウト・イン・ミドルになりますが、ロードバイクはアウト目のミドル・イン・アウトがベストラインになります。



ヨーロッパのプロ選手でも、下りが上手な選手は限られますが、少しの素質と、上手くなりたいという意識、繰り返しの経験で、全く違う走りができるようになります。

ポガチャルは安全マージンを取っています。皆さんもソワソワしない安全圏内でトライしてみて下さい!




今日は中根英登くんと、スーパーGT優勝者の元嶋佑弥くんがゲスト、実況はサッシャですね。自動車のレースもロードレースのクリテリウムをこなすくらいの体力と、タイヤに目がついているような研ぎ澄まされた感覚、豊富な経験が必要です。



使用タイヤ: 赤いクォータのロードバイクタイヤは、TV撮影用に適当に持ち出した廉価モデルのVittoria ZAFFIRO。他は高性能なVittoria CORSAシリーズ。



今中大介