みなさんは坐骨神経痛になったことはありますか?
私は中学生の頃に坐骨神経痛になったことがあり、ベッドから起き上がれなくなった記憶があります
今回は坐骨神経痛とは具体的にどんなものか、何が原因かを少しお教えします。
対処法などはまた別に書きます。
そもそも坐骨神経とはなにか?
坐骨神経とは第4.5腰椎と仙骨(S1〜3)から出ている末梢神経が束になったものです。
束になったものが、お尻、もも裏を通り、膝裏で2本に別れ、足の甲や裏まで繋がっています。
1番太い部分で手の小指ほどの太さがあり、約1mの長さがあります。
つまり、坐骨神経とは腰から足先まで延びる長くて太い神経のことです。
そしてその坐骨神経が何らかの原因で痛んだり、痺れたりすることを坐骨神経痛といいます。
坐骨神経痛は病名ではなく、総称です。
坐骨神経痛は腰から足先まで約1mあるので、お尻、もも裏、ふくらはぎ、足裏など痛む箇所はさまざまです。
坐骨神経痛には痛みを発生させる原因があります。
ここからは、坐骨神経痛の原因として多いものを3つご紹介します。
①腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨(椎骨)の間のクッションの役割を担っている椎間板の中心にある髄核が主に後方に突出してしまい、神経を圧迫する疾患のことです。
そして、そのヘルニアが坐骨神経の元である第4、第5腰椎周辺で起こると坐骨神経痛が起こります。
②腰部脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症とは脊髄が入っている脊柱管の内部の組織の変形・変性などで脊柱管が狭くなり、内部の脊髄を圧迫して坐骨神経痛が起こります。
③梨状筋症候群
上記の2つとは違い筋肉の問題が、この梨状筋症候群です。
梨状筋とは仙骨と大腿骨をつないでいる、お尻の深い部分にある筋肉です。
その梨状筋が硬くなり、坐骨神経を圧迫すると坐骨神経痛が起こります。
このように坐骨神経痛はさまざまな原因があります。
原因が違えば治療の仕方も違います。
なので坐骨神経痛にはこのストレッチをすると良いとか、このトレーニングをすると良いということはありません。
まず原因を突き止めてから治療や運動療法を行うとよいでしょう。
原因を特定するテスト方法はありますが、1番良いのは整形外科などに行って腰部のMRIなどを撮ることをお勧めします。
iMAMULABO.今村