先週末の道東ひとり旅レポもまだだけど、こちらを先に上げておくー。
 
 
札幌に、粋Laboratoryというオーガニック居酒屋があります。
 
8/28、『フェアトレードから考えるオーガニックな生き方』という座談会イベントに参加してきました。
 
前から行きたかった粋ラボさん。
 
長岡式酵素玄米や、生産者さんを大切にした、支え合い、重なり合いのお店作りをしています。
 
落ち着いた店内で、代表の石田香織さん、
龍見亮太さんことRioさん進行によるお話。
 
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香織さんは現在31歳。18歳からボランティア活動をしてきて、お金のためだけでなく、「働く」ことで環境や地球のためになることができればいいなと思うようになり、7年前に粋ラボをOPEN。
 
粋ラボさんの活動が、Greenzに載っています。
 
 
Rioさんは、現在淡路島でギフトだけで成り立つ場として、『musubi』というリトリート施設を運営しています。
宿泊や飲食もできますが、利用料はなんと自分で決めるそう。
お金でもモノでも行為でもOK。
ゲスト、ホストの境もつくらない。
自分から与えられることは何かを考えるきっかけになりますね。
にしても、最初に聴いたときはビックリしました。
 
利用者が全員お金以外で払ったら、家賃や水道光熱費はどうするんだろう。
他にも収入源がないと大変だろうなぁ、実際にあるんじゃないか、とか考えるわたしがいました(^^;
 
そんなRioさんの前職は経営コンサルタント。バリバリお金稼ぎの仕事ですよねー。
 
その後、ネイティブハワイアンの価値観に出逢い、退職しハワイへ移住。農業などをやりながら、いのちが循環する生き方を学んでいきます。
4年前に帰国後は、全国を旅したり、講演活動やワークショップをしながら、淡路へ拠点を置き今に至ります。
 
 
●お金をどう使うかは生き方につながる
 
テーブルごとの自己紹介のあと、
 
おむすびが出てきました。
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割と小さめなこのおむすび。
このおむすび1個の値段を考えてみようという、いきなりの問題です。
 
このお店で出していて、この価格なら食べてみたいと思う値段設定。
参加者から、産地や量についての質問のあと、一人ひとり、もぐもぐ食べながら考えて記入していきます。
 
わたしは、350円という値段にしました。
ちょっと、いやかなり高いよね(^^;
でもこれくらいなら、出してでも食べたい。
 
長岡式玄米、好きなんです。
自宅でも発芽寝かせ玄米を作るけど、長岡式みたいにはいきません。
勿論美味しいけどね!
 
テーブルごとの発表では、150円~350円、それぞれ、
・コンビニよりは高いと思う
・原価計算したら大体このくらい
・この立地、居酒屋メニューなら
・農家さんで働いた経験から
・子どもと食べるならあまり高いとなかなか買えない
・作り方や想いを知っているとこのくらいかな
などの意見が出ました。
 
参加者全体では、最高価格500円というものも!
 
香織さんから、実際の値段が216円(税込)であること、氣になる原価も!教えてもらいました。
 
お店を経営すると、細かな原価計算が必要になります。
アバウトなわたしですが、そういうことも、ちゃんと勉強しないとなぁ。。
 
 
香織さん、実際にこのおむすびができるまでというプロセスを紹介。
 
長岡式では、こうして最初により分ける作業をします。
手の油がつかないよう、指では触れないように専用道具を使います。
 
この、手をかける行為を「お米の粒を見てあげる」と香織さんは話してました。
 
欠けたり、虫が食っていたり、黒くなってるものを、ひたすらより分けていく。
この、一見すると地味~な作業、一度に炊く10合分を、がんばって20分でやってるそうです。
 
なぜこんなことをするのか。
長岡式では、ごはんを「命の光」ととらえていて、欠けているもの(完全ではないもの)を取り除き、命を光らせるものとして、カラダに入れるようにしているそうです。
 
確かに、玄米の一粒一粒は、命です。
にしても、そんな想いで作っていただなんてーー。
 
普段のお米を、そんな風に考えて食べたことは、なかったかも。
ううう、玄米、食べたいーw。
 
長くなったので、続きます!