相手のためを思って
愛のムチを打つんじゃなく
相手のことなんて
放っておいて
自分にアメをあげた方が早い
という話
うちの母を見てると
その性格でよく
この世界を生きてこれたね…
ってたまに思います
なんかちょっと
感覚がズレてるんです 
笑
それは母のチャームポイント？
なんですけど
もうちょっとどうにかしなよ
と言いたくなることが
多すぎて
あーだこーだと
いつも指摘してたんですね
母はムスっとするんだけど
わたしとしては
いやいや、
どう考えても感覚ズレてるもん
アナタのために言ってるのよ
という気持ち
ありがちな親子の風景
だろうけど
きっと、具体例を挙げると
ほぼ全員がわたしの意見に
賛成してくれると思う…
そのくらいズレてる！
でもね、
自分が同じことをされて
思い知りました
母ではなく別の人ですが
聞いてもないのに
アドバイスされて
超絶ムカついたんです
「あなたのため」とか
余計なお世話よ
”正しさ”ってなに？
アンタの尺度じゃん
「みんなやってる」？
「みんなこう考えてる」？
”みんな”を盾にしないと
意見言えないの？
つまんねーやつ！
腹の中で悪口が止まらなかった。笑
母はわたしのように
ドス黒くないので
そこまで考えないでしょうが
自分がやられてイヤなことは
人にもしない
がモットーなので
止めることにしました
母が正しいのか
間違っているのかなんて
どうでもよかった
”みんな”がどうあれ、
なにを信じるかは自由
「あなたは間違っている」
と説得する必要はない
もちろん
実害があったら対処するけど
思考を変えようするのは
無理だし無駄
家族って距離が近すぎて
何でも言い合える関係
だからこそ良い反面、
言いすぎちゃう
敢えて言ってあげてる
だなんて
歪んだ愛を表現しがち
でも
家族だろうが
赤の他人だろうが
自分の出したエネルギーが
働く法則は同じ
善意を盾にして
相手をねじ伏せる
ってよく考えるとヤバイ
戦争の理論と同じ
なんですよね
ちょうど戦争映画を見てて
今のわたしの思考回路と一緒だ！
って気づいたんです
「平和のために戦ってる」
というのは当事者の言い分
関係ない人間からすると
すべて同じ戦争でしかない
わたしは大義名分があっても
戦いには参加したくない
親子ゲンカが戦争だなんて
飛躍しすぎ？
でもわたしは
無関係じゃないと思ってて
他人をコントロールしたい
自分を正当化したい
間違いは正すべき
争いの種の始まりは
いつだって人の心
世界はフラクタルだから
個人レベルのことは
世界レベルに通じる
と思ってます
ってことで
母との話に戻します
口出ししたいのを我慢して
一歩引くことにしました
母のことは放っておいて
自分のやりたいことを
ひたすらやる
まだちょっとしか
経ってないけど
先にわたしが変わりました
あれだけ気になっていたことが
どうでもよくなってきて
いつも母の言動に
反応していたのを止めたので
母もいつもと違う行動を
するようになりました
わたしが気になることを
止めたわけじゃないけれど
お互いの監視や依存から
少し離れたようなかんじ
あそっか、
わたしが母を監視してたのは
母への依存が強かったことの
表れでもあったんだ
年老いた母のために、
娘だから〇〇してあげなきゃ
って思ってたんだ
でも、母にもパワーはある
歳をとっていようと
見張ってなきゃいけない
赤ちゃんじゃない
当たり前のことに気づいて
反省
相手を信じる
ってことを忘れてた
「あなたのため」という
愛のムチなんていらない
そんなヒマがあるなら
自分にアメをあげたらいいんだ
それがそのまま
相手への信頼
家族も他人も関係ない
大事な人ほど
距離感を大事にしなきゃ
まだ不慣れだけど
もっと自分に集中していこう
と思いました