ichiro

イチローさんというのはつくづく不思議な人ですよね。
あの誰にも似てないプレー。
奇妙なほどスタイリッシュな動き。

天才でもあり、努力家でもあるようであり、
そして寡黙なようでいて、
本書では、実に深いメッセージを発しています。

本書の「メッセージ」も、
徹底的に謙虚な哲学にも聞こえ、
しかしまた火のように強気で、堂々としているのを感じました。

そうやって、読むうちにどんどんイチローという人が分からなくなるのにもかかわらず、
その魅力の方は俄然増していきます。

もう、野球選手という枠を超えてしまって、
なにか貴重なメッセンジャーを目の当たりにしているような気さえします。

あらためてイチローさんのすごさをみた一冊。