阿武山古墳を解明したハイテク考古学について。 | プロデューサー/ディレクターの戯言

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昨日、神保町の古書店で偶然、見つけた「ハイテク考古学」を発作的に購入した。価格110円。
 
 
著者の坂田紀文先生とは、30年くらい前に面識がある。当時、阿武山古墳の展示会の制作を担当しており、若造の自分が、考古学のTOPの研究者や文化人、気鋭のメディアの記者と打ち合わせをしていた中に、坂田先生はいた。
 
阿武山古墳は偶然発見された。皇室、もしくはそれに準ずる、やんごとなき人物の棺桶は、不敬罪にあたるとして、発掘後、数日で埋め戻されたが、その数日の間に棺桶ごとW線の写真撮影が秘密裏に行われた。
 
それから数十年が経過し、傷んだそのX線写真のガラス活版が発見された。それを画像解析し、フィルム作成したのが坂田先生だ。
 
考古学はどうしても、刷毛とスコップで遺跡を掘り返している印象があるが、坂田先生の画像解析というハイテクで、古代の謎解明の糸口となった、歴史的な事件だ。
 
坂田先生が再生した被葬者のフィルムを、医学者によって死因が分析され、国学者が日本書紀から分析した。またそのフィルムに写っていた被葬品から、歴史学者が分析し、結果阿武山古墳の被葬者は藤原鎌足でるという、仮設になった。
 
被葬者の衣装や玉枕は再現され、モンタージュによって鎌足の実物大の人形が再生され、そんなものを系統立てて展示するという、実に面白い仕事だった。
 
だが全く別のフィールドでイベントは中止となり、自殺者まででて、散々な結末だった。
 
古書「ハイテク考古学」には、阿武山古墳という章があり、坂田先生の視点で綴られている。
機に坂田先生の情報をネットで調べると、今年3月に亡くなっていたことを知った。
 
ご冥福をお祈りします。
 

ヤバい。

 

 

 

 

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