Wed 211222 広島県福山の大盛況/フィヨルドの思ひ出/横浜駅前会場の大盛況 4149回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 211222 広島県福山の大盛況/フィヨルドの思ひ出/横浜駅前会場の大盛況 4149回

 まあこうして諸君、昨日が京都・東寺の「終い弘法」、本日が冬至、明日がクリスマスイブイブ、明後日がクリスマスイブ、そして25日はクリスマス、1220日を過ぎればもう一気呵成、あっという間に新年を迎える。

 

 昨日は神奈川県藤沢でワタクシの2021年♡仕事納め。藤沢でマコトに熱い公開授業を展開した後は、東京駅に引き返してお馴染み「単独祝勝会」、今回は「単独忘年会」を開催。いやはや久しぶりに骨の髄まで楽しかった。その楽しさについては、数日後の記事で詳細を記そうと思う。

 

 その前に、単独忘年会に至る12月中旬の日々をキチンと記録しておきたい。まず1211日、広島県福山市での公開授業。この数年、福山ではほぼ毎年この時期に講演を実施し、つねに出席者ほぼ200名をキープしている。

(12月11日広島県福山、200名の大盛況。これでもキャパ1/2ルールは厳守している 1)

 

 コロナ前までの福山は「校舎開催」が通例だった。諸君、コンサートホールみたいな大きな会場を借りれば、日本中どこでも、それだけで30万円は支払わなければならない。校舎の大教室を使えば、ソコントコロはとりあえず0円。新規の生徒に校舎の様子を見てもらうにも理想的だ。

 

 しかし我々の場合、ターミナル駅前に巨大な校舎をドカンと建て、校舎のご立派さによって信頼感を勝ち取る類いの経営戦略はとっていない。そういうのは「どうすんだい?」や「Pretty塾」(もちろんともに仮名でございます)にお任せして、勝負はどこまでも総合的な教務力に集中する。

 

 だから校舎は小規模だ。200名も入る教室がナンボでも並ぶような恵まれた環境にはない。「校舎開催」と決まった瞬間、「100名教室に200名」というスーパー密は免れない。というか、コロナ前の福山では何度もそういうスーパー密の状況になり、今井からも「これではせっかくの教務力もムダになりかねませんよ」とアドバイスを続けたものだった。

 

「きょうむりょく」と入力して「今日無力」とMac君の変換が返ってくると、それこそ無力感でいっぱいになるが、しかし我々の教務力勝負は間違っていなかったようで、Pretty塾が「採算が取れない」という理由で撤退を決めた福山でも、またキチンと&ギュッと約200名が集結してくれた。

(12月11日広島県福山、200名の大盛況。これでもキャパ1/2ルールは厳守している 2)

 

 Pretty撤退について書いた今井君のブログが、どうヒトビトの心の琴線に触れたのか分からないが、あれれ、久しぶりにすげーバズッちゃった。アクセス数はまず5000を超え、次に7000に迫り、総合ランキングも400位まで上昇。「一般人の長文ブログ」などという時代遅れも甚だしいシロモノで、これはまさに画期的なバズリかたである。

 

 もちろんバズリにも「いいバズリ」と「悪いバズリ」があって、むかしむかしの用語なら、悪いバズリは「炎上」と呼ばれたはずであるが、まあどっちでも構わない。今や消滅寸前のブログ世界なら、7000程度の数字でも十分にバズッたと認めてもらえる。

 

 だって諸君、ホンの10年前なら、ワタクシでもほぼ毎日アクセス数は7000を超えていた。しかしあのころ、7000を超えても、総合順位はせいぜい2000位程度。「400位」なんていう華々しいステータスは、ワタクシとしては2018年8月、金足農が甲子園で決勝進出を決めた夜の18419アクセス以来の快挙である。

(久しぶりにブログがバズッた。風前のともしびのブログ世界では、この程度の数字でも十分にバズリの範疇だ 1)

 

 要するにワタクシがPretty福山の撤退について言いたかったのは、「採算が合わないという理由でそんなにサッサと撤退していいの?」という疑問である。

 

 繰り返すようであるが、地方のターミナル駅前に巨大校舎を建てるというのは、その都市の中等教育に重大な関与と責任を伴うことである。採算を度外視してでも、その責任を最後まで諦めずに全うしなければならない。

 

 それなのに、名古屋や横浜その他で莫大な利潤を挙げているはずのPrettyどんが、その利潤を広告宣伝費に向け、大都市圏の電車や駅を広告で覆い尽くしながら、福山はサッサと放り出す。

 

 受験生には「最後まで諦めるな」とキレイゴトを言った割に、福山を維持し立て直すために使うべきオカネを、首都圏や関西圏の電車広告にジャブジャブ湯水のように垂れ流す。そこがおかしんじゃないか、もっと地方都市の教育を真剣に考えるべきなんじゃないか。それが言いたかったのである。

(久しぶりにブログがバズッた。風前のともしびのブログ世界では、この程度の数字でも十分にバズリの範疇だ 2)

 

 今日の福山の写真2枚は、90分の講演を通して最大のクラマックスを写したもの。クライマックスのそのまた頂点で、今井は英語の発音と正しい口の開き方を示すために、ホンの2分ほどマスクを外させてもらっている。

 

 いくらなんでもマスクをしたままじゃ、「口の開き方」を指導することは出来ないじゃないか。「f」と「th」について、日本の英語教育界には大きな誤解が1世紀も定着しているから、その誤解をビシッと指摘するために、2分だけマスクを外させていただく。

 

 ただしこういうたった2分の例外も、しばらくは封印しなきゃいけないようだ。ワタクシは菅首相と西村&田村コンビによるワクチン一点突破の夏を高く評価し、国民がワクチン接種にギュッと固く結束した今年の夏を、ぜひ記憶と歴史にとどめたいと思うのであるが、いかんせんオミクロン軍の登場で、2021夏の結束がスッカラカンになってしまいかねない。

(福岡空港のステーキ屋でヒレステーキ250グラムを貪る。たいへんおいしゅーございました)

 

 福山から新幹線で広島のホテルに戻ったのが、22時。もちろん夜食には、昨日の夕暮れに湯島「舞い鶴」で購入した巨大ぶどうパンを持参している。マスカットひと房分のブドウ粒を丹念に味わいつつ、福山のスタッフにいただいた美酒を心ゆくまで味わった。

 

 テレビをつけると、NHK-BSではノルウェーのベルゲン急行を特集した番組を再放送している。おお、こりゃあまりに懐かしい。ワタクシがノルウェーの旅を敢行したのは2017年の夏のこと。ベルゲン急行ではマコトに忘れがたい経験をした。ぜひ以下の記事をクリックしてくれたまえ。

 

Sat 170916 志望は車掌さん・駅弁売り・呼び出し/ベルゲン急行(晩夏フィヨルド紀行10)

 

Sun 170917 どっちを選ぶ?/フラム鉄道/進行どっち側がいい?(晩夏フィヨルド紀行11)

 

Mon 170918 激流はなおも巨岩を噛み/フラムの2時間/いよいよ(晩夏フィヨルド紀行12)

 

Tue 170919 フィヨルドをゆく/ロートル船の甲板/深山幽谷(晩夏フィヨルド紀行13)

 

Wed 170920 滝、滝、滝づくし/ダット君/ヴォス事件の始まり(晩夏フィヨルド紀行14)

 

Thu 170921 トイレのチップもカード決済/200人にバス1台(晩夏フィヨルド紀行15)

 

Fri 170922  豪雨のベルゲンに到着/罪悪感/雨の港町を歩く(晩夏フィヨルド紀行16)

 

 あまりの感激の大きさに、ワタクシはコロナ明け最初の旅行候補にノルウェーを入れている。来年の今頃にメルボルン。2023年にはまず4月にマルセイユ、次が8月のフィヨルド、12月がリスボンとコルドバとセビージャ。この15年で最も感激の大きかった街の再訪から始めたいのだ。

(横浜でマコトにスタンダードなケーキをいただく。おいしゅーございました)

 

 1214日は、久しぶりに吉祥寺のスタジオを訪れた。7月下旬に京都大学と名古屋大学の「過去問研究講座」を収録して以来、ほぼ半年ぶりの吉祥寺での収録は、約2分で終了した。

 

「受験生応援メッセージ」であるが、まあワタクシとしても、この15年で2番目か3番目ぐらいの出色の出来ばえ。まもなく視聴可能となるはずだから、諸君、受験生に限らず遠慮なくバンバン見ていただいて、共通テスト直前期の心の和みにしてくれたまえ。

 

 1216日は、横浜で公開授業。出席者、約200名。横浜は、何しろ日本第2の人口を誇る大都市だ。在籍者数も天井知らずで伸びていくが、それは別に当たり前。試しに横浜駅西口に立っていてみたまえ。あまりの人の多さに、10分もしないうちに目まいがしてくる。

 

 我々の真骨頂は、こういう場所ではないのだ。例えば、福岡県行橋、熊本県宇土。同じ熊本の八代、愛媛県伊予三島、兵庫県豊岡、広島県呉、山口県防府。今年もワタクシは「駅前にほとんど人がいない」という町で、たくさんの公開授業をこなしてきた。

 

 ワタクシは、そういう町で懸命に勉強している諸君を手助けしてあげたいのである。あっちを向いても塾、こっちを向いても塾、駅前ほぼすべて塾に占拠されたような恵まれた横浜なら、別にこの今井じゃなくても、ナンボでも優れたセンセがいらっしゃるだろう。

(横浜も200名の大盛況。最も「密」に見えない写真を掲載する)

 

 しかし諸君、そんな横浜でも、ちょっと写真ではお見せできないような「密」が出来あがってしまった。会場は、Pretty塾♡横浜校の真隣。使用した教材は国公立大♡最難関の長文読解問題。70行だか80行だか、長さも難易度も最高レベルの1問を、100分かけて完全解説した。

 

 もちろん、ミクロの読解だけではない。文章全体をどうマクロに鳥瞰するのか、マクロの鳥瞰でどう長文全体の構造を素早く把握するのか、その種の今井の真骨頂を、生徒諸君全員、それも「超進学校」だけではなく、ごく普通の高校に通っている諸君も、間違いなく体得してくれたと確信する。

 

1E(Cd) KnallBRUNNERMARKUS PASSION 1/2

2E(Cd) KnallBRUNNERMARKUS PASSION 2/2

3E(Cd) Kubelik & BerlinerDVOŘÁKTHE 9 SYMPHONIES 1/6

4E(Cd) Kubelik & BerlinerDVOŘÁKTHE 9 SYMPHONIES 2/6

7D(DMv) ROPE

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