Fri 180302  E組収録の準備が完了/早春シリーズ最終日へ/膳所高の活躍/まず1点 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 180302  E組収録の準備が完了/早春シリーズ最終日へ/膳所高の活躍/まず1点

 1月25日、猛吹雪の北海道函館「遺愛女子高校」の体育館で始まった2018年早春シリーズは、3月24日の池袋でついに完結するのである。1回90分×合計42回。3780分 = 63時間の熱演であった。今すぐにしゃべり始めて、終わるのが3日後という計算。たいへんな仕事量だ。

 

 いやはやサトイモ君、ホントに大したもんですな。北は函館から南は沖縄まで、大阪7連泊、福岡3連泊、広島でも3回、沖縄にも2回。金沢に浜松に岐阜に高松に、東奔西走&南船北馬、これで身体をこわさない鉄の肉体の中年なんてのは、滅多なことで見つかるものではない。

 

 そして諸君、そういうスタンダードなお仕事をこなしながら、同時進行で新講座E組の予習もカンペキに進めてきたのである。「4技能時代に200%適応する講座を作ろう」「C組やB組に勝るとも劣らない今井の代表作を作ろう」と決意したのが昨年の6月。準備を着々と進めてきた。

19695 テキスト1

(新講座「E組」の仮テキスト。講座ナンバー1111、1が4つ並んで、マコトに幸先がいい)

 

 リスニングは、どうしても欠かせない。授業後の確認テストにも、リスニング形式を採用しようじゃないか。リーディングの教材がそのままリスニングの訓練になるように、巧妙にテキストを組みあげた。

 

 ライティングとスピーキングの教材を、その次の回にディクテーションの材料にする。リスニングの教材を、そのまま単語力アップの武器にする。テキスト1冊をビシッとマスターすれば、大学入試に必要な単語もイディオムも、全て網羅できているようにしたい。

 

 理想が高すぎたために、テキストの完成が遅れてしまった。ホントは「9月までに仕上げます」と本部に連絡してあったのに、完成したのは10月の下旬だった。長文読解の英文に、大切な単語が全て巧妙に組み込まれるように調整していたら、あっという間に時が過ぎてしまった。

 

 しかしだからこそ、「このテキスト1冊やれば、必要な単語もイディオムもみんな覚えられるようになってます」と、ギュッと胸を張れるテキストが出来あがった。

 

 単語集で無味乾燥に覚えるより、長文読解のテキストを繰り返して音読するうちに「いつの間にか全部アタマに入っちゃった」というのが理想的なのだ。

 

「毎日ゴハンをたくさん食べてたら、自然に強靭な肉体ができた」ということであって、「単語集の丸暗記で無理やり」とか「栄養ドリンクを毎日1本で無理やり」というのは、語学力としても肉体としてもどこか不自然になる。

 

 4技能時代というのは、要するに「自然な英語力を身につけましょう」ということであって、「リーディングの教材を毎日30分ずつ音読していたら、あら不思議、単語力もライティング力もスピーキング力もみんなバリバリ急上昇した」というテキストにしたいじゃないか。

19696 テキスト2

(E組の仮テキスト。こりゃ最高の講座になりそうだ)

 

 仮のテキストが完成したのが1月。ネイティブの一流ナレーターにライティングとリーディング部分の録音をお願いして、その音声を聞いて見ると、おお、なんと素晴らしい。男性・女性の配分もいいし、アメリカ英語だけじゃなく、イギリス英語もいいアンバイに混じっている。

 

 あとは諸君、講義する今井君の準備だけである。仮のテキストが手に入ってから2ヶ月、いわゆる「一流の準備」をひたすら続けた。昨年夏の東進CMを記憶していらっしゃるだろう。一流の準備を謳い上げたワリに、現実の授業の予習が十分でなければ、羊頭狗肉と言われてしまう。

 

 だから諸君、この2ヶ月、日本中を駆け回りながら今井君は常に新テキストを携帯し、控え室でもホテルでも、たっぷり予習に励んだのである。テキストの英文は、長文読解まで含めてほぼ完全に暗記した。3月24日、早春シリーズの締めくくりになる池袋の控え室でも、まだ音読を続けていた。

 

 こういうふうで、いよいよ明日から収録がスタートする。2週間で一気に収録して、終わったら大阪に文楽を見に行き、その直後にフランスに旅立つ予定。フランスから帰って2週間、今度はイタリアに旅立つスケジュール。うぉ、やっぱり英語講師はこうでなくちゃいかん。

 

 いま何と言っても楽しみなのは、イタリアからヒコーキで小旅行する予定のアレクサンドリア。葡萄酒色の東地中海に面する世界最古の図書館、どうしても目撃してきたい。それを楽しみにこれから2週間、我が肉体をキチンと管理しながら収録を進めたい。口内炎なんか、絶対イカンのだ。

19697 Z1

(滋賀の名門・膳所高校の甲子園での活躍に夢中になった。NHKテレビより)

 

 さて3月24日、池袋に出かける前のワタクシは、テレビでセンバツ高校野球に見入っていた。だって諸君、滋賀県の膳所高校が出てるじゃないか。彦根東に東筑に、今回のセンバツは文武両道の選手たちが目立つのである。

 

 膳所高校に通う生徒諸君とは、京都駅前の公開授業の時にずいぶん言葉を交わした。膳所と書いて「ぜぜ」。ローマ字なら「ZEZE」であって、そんなに「Z」ばっかりだと、通信添削の「乙会」に取り込まれそうな気もするが、京都で会った膳所高の彼ら&彼女らは、今井のC組やB組に夢中でいてくれるのだった。

19698 Z2

  (上から下まで真っ白、潔くていい。NHKテレビより)

 

 福岡の東筑もそうだし、滋賀の彦根東も同様である。今回は出ていないが、熊本の名門・済々黌高校や、夏の活躍が期待される北海道のトップ校・札幌南でも、今井君の講座を受講してくれている生徒は多い。やっぱり諸君、文武両道・文武連動が理想じゃないか。

 

 画面に姿を現したZEZEの選手たちは、「上から下まで全て白」という伝統校独特の白づくめスタイル。胸に紫の「Z」が1文字、その他は一切の装飾を排している。いいじゃないか、昭和中期まで、甲子園ではこういうユニフォームが躍動していたのだ。

19699 応援団

(Zの人文字もいいじゃないか。NHKテレビより)

 

 我が秋田県立秋田高校だって、創立1873年の超名門。夏の第1回大会で準優勝、昭和40年夏にもベスト4の実績があるけれども、ZEZEの歴史も長く、その実績にもカクカクたるものがある。甲子園のスタンドはほぼ完璧にZEZEびいき。相手の日本航空石川が、ちょっと可哀そうなぐらいだった。

 

 ま、結果は問わないことにしようじゃないか。10−0で敗れはしたが、スーパー勝気な視線のエース、マコトに爽やかだった。みんなガッチリ勉強して、東京大学に合格しませんか。東大のエース宮台君は卒業してプロに行っちゃうけれども、その後の東大をZEZE で埋め尽くしたらいかが?

19700 背番号01

(Zチームが活躍する「背番号0」。もしかしてZEZE? 1)

 

 今井君はテレビを眺めながら、ZEZEの選手諸君と、スタンドを埋め尽くした応援団の明るい笑顔に魅了されたのである。うげ、泣きそうだ。熱い涙が溢れそうだ。というか、溢れてやまぬ涙を拭ううち、このあと池袋に行ってお仕事をしなきゃいけないことを忘れそうになった。

 

 だってワタクシ、幼い頃に好きだった野球マンガを思い出しちゃったのだ。寺田ヒロオ作、タイトルは「背番号0」。「Zチーム」で補欠だったゼロ君が、やがてトップバッターとして成長する姿を描いた作品だ。

 

 背番号ZEROのZをとって「Zチーム」としたんだろうけれども、ユニフォームのZの文字が、ZEZEのZとマコトによく重なるのである。

19701 背番号02

(Zチームが活躍する「背番号0」。もしかしてZEZE? 2)

 

 膳所の前回出場は、1978年夏。群馬の桐生高校に0-18で負けている。そのまた前は1972年夏。広島の広陵高校に0−9で敗れている。初戦の壁はマコトに厚いのである。

 

 ということは諸君、膳所高校の目標は、何が何でも夏出場を果たし、甲子園で初の1点をとることじゃないか。そう考えると、愚かな今井君はますます熱い涙が止められない。「まず1点」。人生でも授業でも野球でも、「まず1点」ほど大切な第1歩は考えられないのである。

 

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