2017年01月19日(木)

Tue 161227 牡蠣を貪る/中国語が渦を巻く/3ダースさん(シドニー夏のクリスマス10)

テーマ:ブログ
 12月22日、クリスマスイブイブイブであるが、今日も今日とて今井君は、近くの店まで生牡蠣を喰らいに出かけることにした。

 別に大食漢というほどのことはない。普段の宴会や懇親会なんかでは「全然召し上がりませんね」と、むしろガッカリされることの方が多いのだ。「お酒を飲んでいる時は、あんまり食べないんです」と弁解しなければならないほどである。

 しかしプライベートな旅行先では、店の人も周囲のお客も腰を抜かすほど食べまくる。しかもその食べ方が独特というか、むしろ「異様」という形容の方が当てはまるのであって、とにかく同じものばかり、胃袋が満杯になるほど詰め込み続ける。

 その代表格がウシとヒツジであって、「300グラムもあるステーキを2枚オカワリした」とか、「食べ放題のジンギスカンで大皿3枚平らげた」とか、肉に関わるエピソードは事欠かない。

 同じことが「きりたんぽ鍋」にも言えて、仕事だろうと何だろうととにかく秋田を訪れれば、川反あたりのお店に入って単独きりたんぽ鍋に挑む。3人前オカワリを繰り返し、注いでだから熱燗の日本酒も1時間半で7合とか8合とか、常人の域を超えた飲み方をする。
生牡蠣1
(シドニー・フィッシュ・マーケットにて。牡蠣は1ダース単位で購入。ペラペラのプラスチック容器に入れて手渡される)

 そのへんの事情は、つい一昨日の「とってもハム次郎」でも確認済のはず。ハム300グラム、諸君もよーくご存知の例の食感と味が全く変化しなくても、生ぬるーいハムをちぎっては胃袋へ&ちぎっては胃袋へ、気がつくとあら不思議、あんなにあったハムのカタマリは完全に姿を消している。

 そこでクリスマスイブイブイブ、真夏のシドニーの今井クマ蔵は、「シドニー・フィッシュ・マーケット」と言ふところを訪れ、生牡蠣を次から次へとベロン&ベロン飲み込んで、そのニシキヘビみたいな食欲をいかんなく発揮してこようと考えた。

 もちろん諸君、そりゃさすがの今井君もニシキヘビにはかないませんよ。オーストラリアのニシキヘビどんは、ワラビー1頭を丸呑みにするんだそうな。「まさか『馬を丸呑み』なんてことはしませんよね」と思っていたら、うぉ、馬も丸呑みにしちゃう。

 中1の国語の教科書を覚えてますか。ワタクシの使用した「光村図書」の教科書では、中1の最初は「星の王子さま」の冒頭部分だった。「ボア・コンストリクター」という大蛇がゾウを丸呑みにした絵を描いたら、オトナがみんな「帽子の絵か?」と判断したというクダリである。

 諸君もぜひ、巨大ニシキヘビがワラビーや馬を丸呑みにしたところを絵に描いて、彼氏または彼女に見せてみたまえ。相手の反応をジッと眺めつつ、これから先もつきあっていく価値のある相手かどうか、考えてみるといい。
フィッシュマーケット
(シドニー・フィッシュ・マーケット。予想の5倍も地味な世界であった)

 今井君がこれから丸呑みにしようと張り切っているのはあくまで「生牡蠣」であって、それを絵にするのは甚だ困難だ。マルセイユで生牡蠣25個、広島で生牡蠣40個、そういう記録はナンボでもあるが、生牡蠣を大量に飲み込んで酔っぱらっている今井なんか、サンテグジュベリ先生でもなかなか絵には出来そうにない。

 もちろんこっちだって、別に絵にしてもらいたくて貪っているわけじゃないんだから、正直言って何でもかんでも「絵にしよう」「絵にしよう」という芸術家のお節介は迷惑だ。こちらはただひたすら貪りまくるだけである。

 ダブルベイからフィッシュマーケットまでは、ひたすら鉄道を利用する。エッジクリフの駅まで夏の坂道を登っていったら、地下鉄でセントラル駅へ。セントラルからはライトレールに乗り換えて中華街を横断。20分ほどでフィッシュマーケット駅に到着する。

 あくまでここは「マーケット」であって、東京で言えば「築地」であり将来の豊洲であって、豊洲と来れば「盛り土」、盛り土と来れば小池サンであって、何となく何をしても例のお目目でキツく叱られそうで恐ろしい。

 何しろ築地だから、優先されるのはあくまでクロートさん。マジメな卸売りの場であって、物見遊山の日本人なんかがノシ歩くのは、クロートさんからみればチャンチャラおかしいだろうし、何よりも邪魔で仕方がないはずだ。ここはあくまで控えめに行動するに限る。
かに1
(不思議に素朴なカニさんたち)

 ところが諸君、控えめの「ひ」の字もかなぐり捨てた積極的で豪快な大集団がマーケットをすでに席巻していたのである。と言えば、勘のいい読者諸君はすでにお察しのことだろうが、もちろん日本でもお馴染み、中国からお見えになった団体ツアーさま。爆買いならぬ爆食いにいらっしゃった。

 大して広いとは言えないマーケットに、200人単位で7グループも8グループも一度にいらっしゃるのだ。しかも、順番とか静寂とか声の適切なボリュームとか、その種のツマランことはほとんど気にかけないご一行様だ。

 マーケットは奥に入り込めば入り込むほど、中国人ツアー様の天下。得体のしれないエビの山、もっと得体の知れないカニの山、どんな山の前にも大音量の中国語が渦巻き、中国の皆様の人垣は太平洋の防波堤みたいに連なって、気の弱い単独日本人なんかが入り込む隙間もない。

 諸君、オーストラリアは英語国家のはずだが、もうここでは英語なんか必要ないのである。飛びかう言語の8割から9割は中国語。主客はほぼ完全に逆転して、「中国語にあらずんば言語にあらず」という勢いだ。

 注文の仕方もまた強烈。誰がどう見たって食べきれないだろうという大量のエビとカニと魚をテーブルの上に盛り上げ、食べ方の分からない不思議な海の食材を、マコトに不快そうな表情でつまんだり、ひっくり返したり、ののしったりしている。
かに2
(不思議に不気味なエビさんたち)

 ワタクシが選んだお店は、彼ら彼女らの大集団から最も離れた位置にある「Doyle’s」。昨日の午後に訪れたワトソンズベイの本店は、一度座れば300ドルはかかる高級店だが、さすがフィッシュマーケット、ここならファストフード感覚でナンボでも生牡蠣を楽しめる。

 食べることに決めたのは、「Sydney Rock Oysters」。要するに岩牡蠣であるが、ここでは1ダース単位で売っている。次々と牡蠣を剥いている牡蠣剥き職人のオニーサンやオジサンから直接購入する。ワインもグラス単位。カウンターで買って、自分で自分のテーブルまで運ぶ。

 ペーラペラのプラスチック容器に、行儀よく並べられた岩牡蠣1ダースが、約20ドル。1個1.5ドル、130円ぐらいの計算だ。ワタクシの食べる速度から計算すると、別に「チョー安い」というほどではないが、高級店に比較すれば別格の安さだ。
生牡蠣2
(ダース単位で次々に追加注文する)

 あとは、コスパの問題。こんなに騒がしく、こんなに魚くさい場所に座って、群がるハエを追い払いながら1個130円をとるか。それとも爽やかな海の風を感じつつ、「おお、オレも出世したな♡」とニヤニヤしながら約2時間で30000円払うか。要するに、同じ牡蠣でも完全に別物なのである。

 今井君は、どっちも大好きだ。別物は別物であって、ここではとにかくチュルチュル&チュルチュル、胃袋に詰め込めるだけの牡蠣をチュルチュルやり続ければいい。

 最終的に詰め込んだ岩牡蠣は、3ダース。サンダースさんという大統領候補がいたから、紛らわしくないようにもう1ダース食べてもよかった。ヨンダースさんなら、サンダースさんをカンタンに打ち負かせるだろう。

 しかし諸君、ヨンダースということになると、「生牡蠣48個」という恐るべき事態になる。この段階で胃袋君は「まだ数ダースはいけますよ」と応答してきていたが、諸君、ここは外国だ。日本のクマは少し遠慮した方がいいだろう。サンダース完食の段階で、あっさり退散することに決めた。

1E(Cd) Ricci:TCHAIKOVSKY/VIONLIN CONCERTO・PAGANINI/CAPRICES
2E(Cd) Maazel & Wiener:TCHAIKOVSKY/SUITE No.3  R.STRAUSS/TOD UND VERKLÄRUNG
3E(Cd) Dorati & Washington D.C.:TCHAIKOVSKY/SYMPHONY No.4
4E(Cd) Barenboim & Chicago:TCHAIKOVSKY/SYMPHONY No.5
5E(Cd) Gergiev & Kirov:TCHAIKOVSKY/SYMPHONY No.6
total m135 y2156 d19861
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