2016年03月27日(日)

Thu 160303 逆境の男たち 南陽工・重富君と白鵬に感激(ドイツ・クリスマス紀行6)

テーマ:ブログ
 3月27日、ワタクシはまだ茫然と口を開けたまま過ごしている。思った以上に疲労が強烈だったらしい。口を閉じようと思っても、なかなか閉じてくれない。目は朦朧とテレビの画面を追って、野球にお相撲に、いったい何を見ているのか判然としないまま、半日はカンタンに過ぎていく。

 熊本・秀岳館高校の快進撃が止まらない。朦朧としたマナコには「秀岳」が「ヒデタケ」に見え、「そう言えばむかしむかし、ラジオ・ニッポン放送に『高島ヒデタケ』というオカタがいらっしゃったが…」と、大昔のことを懐かしんだりする。

 鍛冶舎監督の思い出もあって、先日の試合はずいぶん秀岳館高校を応援しながら見ていたものだが、今日は山口県の南陽工とベスト8をかけた熱戦。大阪のリトルリーグ「オール枚方ボーイズ」出身の諸君の打棒は留まるところを知らず、3ホームラン、16-0のウルトラ完勝になった。
15836 ニベアベア
(ベルリンのクマたち1 ニベアの前のニベアベア)

 しかし諸君、ワタクシはいつでもそうなのだが、心は常に窮地に立たされた者の熱い味方になってしまう。だって初回にいきなり8点も取られちゃったのだ。1回戦の市立和歌山高戦を完封した南陽工の絶対的エース・重富君を応援せずに、いったいどこが高校野球ファンなんだ?

 1回に3ランホームランを含む8点を失う。おお、東大入試の数学で、いきなり1問も解けずに0点だったワタクシみたいなもんだ。「ガンバレ、あきらめるな、全力を尽くせ」。そういう全ての応援が空しく思えたに違いない。

 2回に1点、3回にも2点、4回は0点に抑えたものの、5回には4失点。15点も取られて、味方はまだたった1安打。大量失点に浮き足立った仲間たちは信じられないようなエラーを連発する。いつ心が折れてもフシギではない状況で、重富君は見事に踏ん張ったのである。

 あの強気な表情を支えたものはいったい何なんだ? あの闘志はどこから湧き出てくるんだ? 蓄積した疲労に朦朧としながら、今井クマ蔵の目に熱い涙が滲む。リリーフ投手を送ろうとしない監督サンのガッツも立派。ジッと屈辱に耐えて投げぬくエースを、歯を食いしばって見守ったのである。
15837 ベルリンベア1
(ベルリンのクマたち 2)

 ついでに諸君、大相撲春場所で優勝した横綱白鵬のガッツにも、ぜひ喝采を送ってほしいのである。決まり手は、立ち会い一瞬の変化。厳しい大阪の観客からは、ブーイングというより罵声の嵐が巻き起こった。

 テレビで解説していた北の富士サンと舞の海サンのお2人からも、手厳しいお言葉。「場内からは番組でお伝えできない強烈な罵声が飛んでいます」とのことだったが、涙を流しながらも横綱・白鵬は熱く耐えた。

 インタビューに、何度もコトバを詰まらせた。耐えることが苦手なワタクシなんかは、
「お、とうとう言うぞ」
「お、いよいよ口に出すぞ」
「おお、ついに我慢していたヒトコトを吐き出すぞ」
と、極度に緊張して白鵬の表情を見つめたものだ。

 ダブルスタンダードが、今井君は大キライだ。「品格がない」「品格がない」の大合唱で横綱・朝青龍を超ヒール役に追いつめ、相撲界からイビリ出してしまったのが日本のマスメディア。今回は白鵬がヒール役を押しつけられそうな勢いだが、諸君、ワタクシはこういう一方的なイジメはイヤなのである。

 白鵬は、ついに言わなかった。言ってしまうギリギリの所で、3度も4度も歯を食いしばって耐えた。胸に迫る熱いものもあったはずだ。喉元にこみあげてくる激しいヒトコトもあったはずだ。

 あの時もし不用意に口を開けば、溢れてくる彼の思いに日本中が凍りついたことは間違いない。言いたかっただろう。吐き出したかっただろう。諸君、彼はまだ30歳の若者だ。アゴが砕けるほど奥歯を食いしばった彼の無念の表情に、ワタクシはホンモノの男を見たのである。
15838 ベルリンベア2
(ベルリンのクマたち 3)

 こりゃイカン。2ヶ月にわたる公開授業の蓄積疲労は、このアリサマを見ているうちにジュージュー音を立てて蒸発していった。屈辱に耐えた南陽工の重富クン、ギュッと歯を食いしばって罵声の嵐を耐えた横綱白鵬どん。おお、1日で2人もホンモノの男を見た。

「男はこうでなきゃ」という若い手本を見せつけられて、まさか天下の今井クマ蔵が寝ぼけているわけにはいかないじゃないか。スックと立ち上がったワタクシは、「ヨーシ、行くぞ!!」と一声高く吠えたわけである。

 しかし諸君、「一声高く吠える」というのは、マコトに容易な行動である。行動というよりも、むしろ「衝動」と呼んだほうがいい。大人しい日本の柴犬だって、たまには「ワン!!」とか「ホッ!!」とか、思い切って吠えてみることもあるだろう。

 問題は、「吠えた後で何をするか」である。萩原朔太郎は「月に吠える」を実践したわけであり、お相撲の琴勇輝は土俵の上で毎日「ホッ!!」と吠えてみて12勝3敗の好成績で殊勲賞も獲得したのであるが、では可愛い今井クマ蔵は柴犬君よろしく勇ましく「ワン!!」と吠えた後で何をするのであろうか。
15839 ベルリンベア3
(ベルリンのクマたち 4)

 諸君、何とクマ君は「よっしゃ!!」と吠えた後、マコトに大人しくブログを書きはじめたのである。うーん、余りに大人しい。「え、ナニナニ、その程度?」もいいところである。

これがあと20年若かったら、
「あの壁を破壊しにいこうぜ!!」とか
「あの鐘を鳴らすのはオレサマ!!」とか
「これからアイツを、これからアイツを、殴りにに行こうぜ!!」とか、ついでにそのまま「YAH YAH YHA!!」の絶叫に移るところであるが。いやはや、もう今井君はすっかり中年の分別を身につけた。

 しかし諸君、ブログの継続もまた、十分に大した戦いであることを認識してくれたまえ。2008年6月5日に開始して以来まもなく8年、3000回が見えてきた。2012年6月末からの連続更新記録も、すでに1400日に達している。
15840 連邦議会議事堂
(ドイツ連邦議会議事堂)

 そこで「ドイツ・クリスマス紀行」なのであるが、今日は写真5枚の掲載だけで許してくれたまえ。だって諸君、12月20日早朝にベルリンに到着したはいいが、まだホテルへのチェックインも済ませていないのだ。

 そもそも旅行記の6回目なのに、まだチェックインも済ませていないなんてことがあっていいものだろうか。それこそ白鵬へのブーイングに勝るとも劣らない読者諸君の非難の声が聞こえそうだが、今井君の疲労はそれ以上に重苦しく蓄積しているのである。

 まあ、許してくれたまえよ。ベルリン中央駅からブランデンブルグ門へ、ブランデンブルグ門からライヒスターク&ブンデスタークへ、暢気なクマ助の旅はジワリジワリと前進しているのだ。

「あのー、センセーすみません、何なんですか、その『ライヒスターク&ブンデスターク』とかいうヘンテコリンなのは?」という君。君も少しはベンキョーしたらどうかね?

 ライヒスターク&ブンデスタークとは、ドイツ連邦議会議事堂のこと。3色横縞のドイツ国旗がハタハタ激しくハタめく議事堂で、今日もまたヨーロッパ全域に大きな影響を与える議題が、着々と&激烈に、例のドイツ語で討論されているのであるよ。

1E(Cd) SCHUBERT:ERLKONIG SUNG BY 18 FAMOUS SINGERS
2E(Cd) TOSHIYUKI KAMIOKA&WUPPERTAL:SCHUMANN/SINFONIE Nr.4
3E(Cd) Walton, Marriner:RICHARD Ⅲ
4E(Cd) Tomomi Nishimoto:TCHAIKOVSKY/THE NUTCRACKER(1)
5E(Cd) Tomomi Nishimoto:TCHAIKOVSKY/THE NUTCRACKER(2)
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