2015年12月23日(水)

Sun 151129 好きになると止まらない リヨンでエスカルゴ(また夏マルセイユ38)

テーマ:ブログ
 オモチャでも何でも、気に入ればメッタヤタラに気に入って、遊び放題に遊びたおす。3日もすればもう完全に飽きてしまって、見るのも触るのもイヤ。そのオモチャの存在を指摘されただけで不機嫌になり、吐き気さえ催したりする。

 小学生男子とは、そういうものである。そんな言い方をして他者を巻き込むのはどうかと思うから、あえてググッと範囲を縮め、「今井君はそういう種類の男子であった」とだけ言っておこう。

 1年も「ほしい」「ほしい」と熱望していたプレゼントをもらう。クリスマスの朝とはそういう輝かしい朝であって、午前中いっぱい、長ければ午後4時ぐらいまで、もらったオモチャから手を離すことはない。

 幼い今井君にとって、何より嬉しいプレゼントが「図鑑シリーズ」であって、幼稚園に入る前の年に買ってもらった「採集と標本の図鑑」「交通の図鑑」以来、1年に4~5冊ずつ集めていったプレゼントが、とうとう4年生の時に「26冊全巻揃った」という快挙につながった。

 ただし、「朝もらって午後4時まで」という夢中の数時間を過ぎれば、しばらくの間は「見ただけで不機嫌」「触っただけで吐き気」な状況が続く。次に手にしてみるのは数ヶ月後。新鮮さがまた戻ってきて、その時は3~4日、浅くホノカな付きあいが継続する。
15361 エスカルゴ
(リヨン「LE NORD」のエスカルゴ)

 好きになると夢中になって打ち込み、後はプイッとソッポを向くのは、おそらく男子にありがちな性質なので、せっかく買ってあげたプレゼントを12月26日の朝にポイッと放ってあっても、優しいママたるもの、そこで目の玉をひんむいて怒り狂ってはならない。

 むしろ、「あらあら、○○ちゃんも、やっぱり男の子なのね♡」と目を細めてあげればいいのである。スンマヘンなあ、ワテはそう思いますねん。どうも「あさが来た」以来、おかしな関西弁が今井の脳を離れない。

 今井君は今でもなお男子であって、「好きなら夢中」「たちまち飽きて放り出す」な日々が続いている。10年前の2月から3月にかけて、40日間ヨーロッパを旅した。滞在した全ての街の中で、どういうわけかマルセイユがメッチャ気に入ってしまった。

 普通ならパリだろうしローマだろう。ミラノだろうしフィレンツェだろう。「意地でもヴェネツィア♨」「何が何でもバルセロナ♡」、まあそんなところだろうけれども、2005年のクマ助が気に入ったのは当時マコトに治安の悪かったマルセイユ。「何で?」と尋ねられれば、「どうしても」と答えるしかない。
15362 ノルド
(LE NORD、外観)

 それでも9年ガマンして、まず2014年の夏、マルセイユ再訪を果たした。2015年の夏にも、こうして再々訪しているわけである。2年連続して14日の滞在だから、10年前の5泊を合計すれば、のべ1ヶ月以上もマルセイユに滞在していることになる。

 好きになると止まらない。小学生時代の悪癖がまた始まったわけであるが、そろそろ諸君、2016年の計画も立てはじめなければならない。メキシコやモロッコやパレルモも候補に上がっているが、夏の第1候補は、やっぱりマルセイユ。「マルセイユ港からお船でチュニジアへ」なんてのも悪くない。

 リヨンの「LE NORD」が気に入ってしまったのも、また同じ悪いクセ。リヨンには宿泊した経験すらなくて、今まで3回の訪問は、1回目はパリから、2回目と3回目はマルセイユから、すべてTGVを使用した日帰りの旅である。

 しかも諸君、特別に「リヨンが気に入った」というわけではない。図鑑シリーズなみに好きになってしまったのは、ポール・ボキューズがプロデュースしたレストラン「LE NORD」のみ。リヨンに3回来て、3回ともこの店を選んだんだから、その大好きぶりも理解できると言うものだ。
15363 ステーキ
(本日のメインには、これまた大好き ☞ フィレステーキを選択)

 9月7日、ホントなら前回と同じ隅っこのテーブルに座りたかったが、今日はどうやら常連さんの老夫婦がそのテーブルを占めていらっしゃる。いくら大好きと言ったって、はるばるTOKYOから飛んできたクマどんじゃ、常連さんには勝てっこない。案内された窓際のテーブルでガマンすることにした。

 従業員の皆様は、オネーサマからオジサマまで、みんな笑顔を絶やすことなくテキパキ仕事をこなしている。「どうせ英語で通じるぜ」という英語帝国主義はイヤなので、あえて「フランス語メニューでOKです」と意地を張ると、ホントに嬉しそうにニッコリしてくれる。

 要するにメニューを音読したに過ぎないのであるが、クマ助が「フランス語で注文した」のは、① 前菜にエスカルゴ、パリパリ風味
② フィレステーキ、たっぷりのインゲンを添えて
③ デザートにナポリ名物ババ。好きなだけラム酒をどうぞ
以上3皿である。

 もちろんお店オススメのボルドー高級ワインも1本。ランチでワインを1本カラッポにしてしまえば、リヨン観光はそれで終わりになってしまうが、まあいいじゃないか。
15364 店内風景
(LE NORD店内。写真向かって右奥が、クマ助が座りたかった席。常連さんが予約してたんじゃ、そりゃ致し方ない)

 エスカルゴもまた、今井君独特の大好きメニュー。いつキライになってもおかしくないが、好きになっちゃったキッカケは3年前、パリ・シャンゼリゼの人気店「ドーヴィル」での出来事であった。

 その詳しい経緯と、フランス人少年との出会いについては、「ウワバミ文庫」の中から「Thu 121206 パリと日本人 ドービル クマ大将、マキマキ王国を制圧(パリ速攻滞在記6)」を参照していただきたい。いやはや、当時は写真を毎日10枚も掲載、今よりもっと長い記事を書き続けていた。

 リヨン「LE NORD」で出てきたエスカルゴを眺めながら(本日の写真1枚目)、クマ助はまるでパリ「ドーヴィル」の店内模式図を眺めるような気がした。ドーヴィルは、マコトに混沌とした大混雑の店である。丸テーブルが所狭しとギッシリ並べられ、接しあった円と円とのスキマに、お客はやっとのことで入り込む。

 それでもなお残ったスキマからスキマへ、船乗り風の制服を着込んだウェイター諸君がすばしこい身のこなしで動き回る。そういう深い混沌の状況が、朝から深夜まで連日繰り広げられる。いやはや、今思い出しただけでも目が回る。
15365 ババ
(デザートは、ナポリ名物「ババ」。おお、隣りのテーブルのお客さんのダウンジャケットが写っている。9月7日、リヨンはホントに冷え込んでいたのだ)

 それに比べて、「LE NORD」の落ち着きは素晴らしい。年老いたリヨンの常連さんから、はるばるTOKYOからしつこくやってくるクマどんまで、心から落ち着いてランチを満喫できる。ワイン1本を1時間かけてチビチビやっても、冷たい視線なんか1つも飛んでこない。

 クマ助がメインのフィレステーキに取りかかる頃、真後ろのテーブルに日本の老夫婦がやってきた。ホントに真後ろだから、どんな人たちかを知るためには、思い切りグルッと振り返らなければならない。さすがにその勇気はないので、しばらく彼らの会話に耳を傾けることにした。

 老夫婦は、3人連れ。3人目とは「地元の日本人ガイド」なのであるが、今井君はこのガイドさんにも大いに興味を居抱いたのである。ただしその顛末については、また明日。何しろ今日のクマ助は、これからドレスデンに旅立たなければならない。いつまでも旅行記を書いているわけにはいかないのだ。

1E(Cd) Kenny Dorham:QUIET KENNY
2E(Cd) Shelly Manne & His Friends:MY FAIR LADY
3E(Cd) Sarah Vaughan:SARAH VAUGHAN
4E(Cd) José James:BLACKMAGIC
5E(Cd) Radka Toneff/Steve Dobrogosz:FAIRYTALES
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