2015年01月21日(水)

Sun 141228 雪でアルル&雪でごジャル テルマエ ゴッホカフェ(夏マルセイユ滞在記26)

テーマ:ブログ
 1月21日水曜日、東京はマコトに寒い1日で、朝から何度も雪が舞った。「舞った」という表現には実はウソがあって、アラレというかミゾレというか、北国出身の今井君としては、ホンモノの雪とは認めたくない小さな氷のカタマリが、低い空からバラバラと落ちてきた。

 例えこういう類いのニセモノの雪であっても、冷たい雨よりはずっとありがたい。急ぎ足で歩いていれば、10分ぐらいなら何とか濡れずに済むのである。お昼過ぎ、近所のスーパーにリンゴとイチゴとチーズを買いに出かけた。

 帰り道、すっかり手がかじかんだので夢中で前進を続けていると、昔よく通ったお寿司屋の大将に声をかけられた。自転車で、お昼の出前を配達中。いやはや、お元気でマコトに素晴らしい。また近いうち、懐かしいカウンターに座ってお寿司をつまみたいものである。
闘技場
(アルルの古代円形闘技場。整備されすぎのキライがある)

 さて9月7日、マルセイユ滞在も後半に入った日の午後、鷲の一族の要塞「レ・ボー」から路線バスで帰ってきたクマ助は、ヴァン・ゴッホの街・アルルを散策することにしたのであるる。

 昨日からの流れで、「である」はどうしても「であるる」にせずにいられない。そんなオヤジギャグにこだわる必要なんかどこにもないのであるるが、こうしていったん始めてしまったものを、いきなりヤメてしまうのももったいのであるる。

 余談であるが、というか、このブログ自体が99%余談の集積であるるから当然であるるけれども、今井君の出張ではANAのヒコーキしか利用しない。「JAL」という選択肢もあるるのであるるけれども、オジサマがJALに乗り込むと、その日一日どうしても調子が悪いのであるる。

 「そりゃいったいどうしたわけか」というに、文末の全てを「ごジャル」にしないと気が済まなくなるのでごJAL。本来なら「ヤメなさい♨」「ヤメときなさい♨」と諌めるべきツッコミ役の人にまで「ごジャル」が乗り移って、例えばオジサマ5人組の会話の全てを「ごジャル」が占領してしまうのでごJALよ。

 その調子で、まず仕事のミーティングが「ごじゃる」に占拠される。仕事の後の祝勝会さえ「ごじゃる」「ごじゃる」「ごじゃる」のオンパレード。祝勝会場のウェイターもウェイトレスも、シェフも寿司屋の大将も、「ごじゃる」「ごじゃる」の連発に、「どう対処したらいいんでごじゃる?」と苦笑するばかりである。
ハチミツ
(地元の物産展でハチミツを購入。カマルグ大湿原の花から集めたハチミツである)

 そういう類いのクマ助であるから、せっかくアルルに来て「でアルル」を封じられたりすれば、文章を書き進める手も、不機嫌かつブッキラボーになりかねない。

 予備校講師として「不機嫌」「ブッキラボー」は絶対に避けなければならないタブー中のタブー。「怒り狂う」「暴れだす」は論外であるるが、諸君、ブスッと難しい顔をして予備校講師が務まるほど、この世の中は甘くないのでごじゃる。

 目の前の生徒が居眠りしようと、後ろから3列目の男子がアゴが外れるほどの大アクビをしようと、途中でトイレに立つ生徒や家路につこうとする生徒が続出しようと、とにかく不機嫌&ブッキラボーだけは絶対に避け、ひたすらニコヤカに、ひたすら上機嫌を保持しなければならないのでごじゃる。

 というわけで、今井君はいよいよアルル散策を始めるのであるるが、このアルル、発音がきわめて難しい。フランス語のスペルは「ARLES」。最初の「A」はアイウエオのアで構わないが、そのあとの「R」は諸君、英語と違ってノドの一番奥のあたりをウガイみたいにブルブル震わせて発音する。

 ただしフランス語のセンセに「ウガイみたい」と言われたからと言って、安易にそれを真に受けてはならない。ホントにウガイみたいにガラガラやると、フランス人に笑われる。実際には「ク」とか「キ」ぐらいにしか聞こえない程度のウガイなので、絶対に思い切ってウガイの音を出してはならない。

 さらに問題なのは、その直後の「LE」であるる。何しろ「L」であるるから、英語のLと同じように、上の前歯の裏に舌先をくっつけて発音するのでごじゃる。諸君、軽いウガイのRの直後に、上の前歯の裏側に舌先をつけてLでごじゃるよ。A ☞ R ☞ LE。この異様な連続ワザは、いったい何事であるる?でごじゃる。
カフェ
(ゴッホ「夜のカフェテラス」のモデル。もちろん絵をモトにした復元である)

 そろそろ悪フザケをヤメないと、もう止まらなくなっちゃいそうでごじゃるが、今井君はアルルの散策を駅前のローヌ河から始めたのであるる。ゴッホは、このローヌ下流の河岸を見ながら名作「星月夜」を描いた。やっぱり天才と言ふものは、「あるる」で止まらなくなっている平凡クマ君とは違うのであるるね。

 旧市街に入っていくと、まず目の前に現れるのが古代の円形闘技場。昨日はニームの闘技場、今日はアルルの闘技場であるが、うーん、アルルのほうは改修工事に念を入れすぎて、「いくら何でも新しすぎますね」という感じ。「古代の」と形容するのがちょっと躊躇われるほどであった。

 アルルでも円形闘技場は現役であって、ニームと同じようにスペイン式闘牛の舞台として使用されている。プロヴァンスの牡牛さんはたいへんだ。いったん天国ゆきと決まったら、ポルトガルみたいに雌牛さんの群れが助けにきてはくれないのだ。

 円形闘技場の横が「古代劇場」。その脇の建物の中で地元のヒトのための「ふるさと物産展」が開催されていたので、暢気なクマ君は早速ハチミツを1瓶購入。「カマルグ大湿原の花からとりました」という但し書きの、珍しいハチミツである。
浴場
(コンスタンティヌス共同浴場)

 旧市街の入り組んだ道にすっかり迷ってしまったが、またローヌ河の河畔に出て「コンスタンティヌス大帝の浴場」を発見。コンスタンティヌス大帝は、313年のミラノ勅令や325年のニケーア公会議でウルトラ有名なオカタ。古代ローマはこの人によってパーフェクトなキリスト教国にかわる。

 それでもチャンと、異教的な大浴場をアルルに作ってくれたのであるね。ガイドブックは「今では野良猫のたまり場」と手厳しいが、湯温の違うさまざまな浴槽が並んで、古代ローマの人々の楽しい社交場であった。200年近くも前のハドリアヌス時代に勝るとも劣らない、素晴らしいテルマエ・ロマエの世界であったはずだ。

 そのすぐ近くがフォールム広場。19世紀末、ゴッホが描いた「夜のカフェテラス」のモデルとなった黄色いカフェが、この広場の中心である。もちろんカフェは復元に過ぎないが、ゴッホの絵とそっくりの黄色&黄色したカフェは、うーん、夕方じゃなくてやっぱり夜に訪れたかった。
白ワイン
(黄色いゴッホ・カフェでカシスの白ワインを1本)

 午後5時、カフェはまだガラガラだったが、さっそく闖入を試みて一番いいテーブルを占拠したクマ君は、カシスの白ワイン1本を注文して勝ち誇った表情。ワインを抱えたまま、これでももう1時間は動きそうにない。

 アルルは、美女の街でもある。ロートレックがゴッホに言った「プロヴァンスに行くならアルルにしたまえ。美女が多いぞ♡」のコトバは有名。作家ドーデの代表作「アルルの女」の主人公は、あまりにも美しいアルルの女に夢中になって、とうとう自殺をしてしまう。

 いやはや、美女に夢中のそういうオジサマたちより、今井君は真面目なセザンヌとシニャックが好き。ただし、さすがゴッホどんは北国オランダからアルルにやってきて、短期間のうちにビックリするほどの名作を次々と完成させる。「ひまわり」「星降る夜」「寝室」とくると、さすがのクマどんもグーの音も出ない。

1E(Cd) Solti & Wien:WAGNER/DAS RHEINGOLD①
2E(Cd) Solti & Wien:WAGNER/DAS RHEINGOLD②
3E(Cd) Solti & Wien:WAGNER/DIE WALKÜRE①
4E(Cd) Solti & Wien:WAGNER/DIE WALKÜRE②
5E(Cd) Solti & Wien:WAGNER/DIE WALKÜRE③
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