Wed 140312 計画変更の連続 皇居の周囲は大混雑 ボルシチとピロシキで締めくくる
高校生も受験生も、大学生もシューカツ生も、部長も課長も新入社員も、誰だってみんな「計画倒れ」な毎日を送っている。「計画を立てたら、必ず100％こなしてみせる」などとヒタイに青筋を立てていれば、まず間違いなく計画にがんじがらめになって、１つも楽しくない人生を我慢し続けることになる。
本屋にいくらでも並んでいるビジネス誌なんかを見ると、「成功のための時間管理術」みたいな特集がそこいら中で組まれ、「年収1500万vs年収300万」というマコトにイヤらしい対比が流行中のようである。
「成功者はどれほどキチンと時間管理をしているか」
「うまくいかないヒトはどんなにダラしないか」
「だから今のミジメな状況から脱出するために、どんな時間管理ツールを身につけるべきか」
など、データとともに列挙するわけだ。
今井君はたいへん意地悪なクマであるから、そういう記事を書いているライターさんの顔をふと思い浮かべて、本屋さんの店頭でニヤリと頬を緩めてしまう。そういういかにもお説教くさい記事を書いているご本人は、果たして成功者サイドなのか。むしろ悪戦苦闘サイドなんじゃないか。
そもそも「年収1500万」とか「年収2000万」とか、そういう数字を「明らかな成功者」と前提して記事は進行するのであるが、ホンモノの成功者から見たとき、その数字ってホントに成功者サイドって言えるのか。
世の中には億単位で稼いでいるヒトがたくさん存在して、そういうヒトビトから眺めた時に、○千万なんてのは悪戦苦闘サイドに過ぎないはず。新入社員に説教している30歳代の課長を眺めながら、億万長者のオーナー社長がニヤニヤしているみたいな、そんな場面を想像してみたまえ。
PC使って時間管理している程度、朝４時に起きて何だかコソコソ勉強している程度、全ての書類をA４版１枚にまとめている程度、その程度の小ワザを効かせて「ワタシはこんな努力をしています」だなんてのは、「100年早いんじゃないかね？」とせせら笑われるのが関の山なんじゃないか。
（皇居の桜、４月５日）
サト助はすでに年齢789歳、古今東西に名を知られていない人生の大ベテランであるから、そんなイジましい努力やミジメな時間管理なんか、もうどうでもいいのだ。
「立てた計画は意地でも貫き通す」とか、無理な片意地を張るから人生が窮屈になる。「こりゃダメだ」と思ったら、瞬時に計画を変更する。その臨機応変がなければ、メシを食べるのも、旅に出るのも、面白くも可笑しくもない。
そもそも「人生の可能性は無限」と言うとき、計画変更の可能性が無限にあることを前提としているので、計画で自分をがんじがらめにした瞬間に「人生の可能性は有限」という元も子もないことになる。無限のものを有限にして、それで人生の交通整理をしたつもりになるのは、甚だ愚かな発想である。
というか、「計画を貫き通す」という生き方は、他者の存在を認めない傲慢と言ってもいい。人生は他者との関係の中で成り立つものであるが、「オレはオレの立てた計画通りに生きる!!」という絶叫は、
「どけどけどけ!!」
「オレはこの道を突き進むんだ!!」
「邪魔だ、このボケ!! オレの邪魔すんなよ!!」
と、無遠慮なビックリマークを全身から噴出するのと同じこと。愚かというか、ミジメというか、哀れにしか見えない。
４月５日、今井君の１日は果てしない計画変更の連続であった。ホントは朝からちょっと遠出して、お花見を楽しもうと思っていたのだ。東京都心ではサクラの盛りは過ぎたけれども、「新幹線で京都まで日帰り」だって悪くない。
そんなに贅沢をしないまでも、浅草から東武電車に乗れば、春日部あたりに「清水公園」「幸手・権現堂堤」があり、もっと足を伸ばせば「大平山」もある。帰りに大好きな春日部のカレー屋「ラホール」に立ち寄るという選択肢もある。
ところが昨夜10時、学部生の頃から長い付きあいの友人から電話がかかってきて、「これから旧交を温めようじゃないか」という。明日のお花見か、旧交か、マコトに悩ましい選択であったが、何しろ今井君は他者との付きあいを何よりも大切に考えるサトイモである。早速タクシーを呼んで出かけることにした。
こうして旧交ばかり温めているから、旧交は温まりすぎてダラしなく煮くずれる。だって諸君、この同じ旧交を、先週月曜日に温めたばかりだ。煮くずれた旧交は、じっくりコトコト煮込んだスープみたいになり、そのまま午前２時近くまで煮詰まった。この段階で、計画変更→早起き＆遠出はヤメ→「お花見は皇居の近くで」ということになった。
（渋谷のロシア料理店「ロゴスキー」のウクライナ風ボルシチ）
そこで本日10時、起床→シャワー→千代田線・二重橋前駅で下車。昨日NHKで繰り返し放送していた「皇居・坂下門から乾門までのサクラの道を散策」というのをやってみようと考えた。Mac君は何度やってみても「坂下門」を「咲かしたもん」と判断するようであるが、さすが今井君の戦友でござるね。
ところが諸君、二重橋前のホームに降りた途端、「みなさまにマコトに残念なお知らせがございます」というアナウンス。中年のオジサマの声であるが、「坂下門から乾門への散策は、本日は混雑のため締め切りとなりました」とおっしゃる。
この放送に、地下鉄構内から「ええええーっ!?」という悲しげな叫びが上がった。NHKを見て、首都圏各地から非常に多くのヒトビトが集まってきていたのである。いつもは閑散としている二重橋前駅が、今日は通勤時の大手町駅なみに混雑していたが、多くの人々の週末計画が、このヒトコトであっさり煮くずれてしまった。
それでもかまわずに皇居方面に向かって歩いていくと、諸君、NHKの威力は恐ろしい。日本中のオジサマ＆オバサマがこぞって押し寄せたような大混雑であって、確かに坂下門方面は異様なほどの長蛇の列ができている。
明治神宮の初詣を、３ヶ月遅らせてここで再現したようなアリサマ。皇居をめぐる全ての道がヒト＆ヒト＆ヒトでふさがって、前進することさえ容易ではない。ここでサト助は再び計画を変更→「毎日新聞社ビルの地下で、お蕎麦でも食べていくかね」ということにした。
（ロシア料理店ロゴスキーの牛ヒレステーキ）
毎日新聞社の地下街は、普段なら穴場なのである。新聞社で働くヒトビトの昼食時に入っていって、堂々と「生ビール!!」と叫ぶ。店のヒトもちょっと驚いた顔をするが、やがてデッカい中ジョッキになみなみと黄金の液体が運ばれてくる。
すると周囲から「おおっ!!」「いいないいな!!」「オレたちも、早くああいうふうになりたいな!!」という絶讃のビックリマークが沸きあがる。こちらとしては「いいじゃないか、休みの日なんだから」と軽く挨拶の視線を投げ、ついでにお蕎麦と日本酒も注文する。いやはや、この時の羨望の視線がたまらないのだ。
ところが諸君、今日はここもダメだ。どの店にも長蛇の列ができて、オジサマ＆オバサマが諦めきった表情で列に並んでいる。トイレにもやっぱり長蛇の列。ここもまたNHKの威力で、「坂下門から乾門」を諦めたヒトビトが昼食を求めて押し寄せたらしい。
そこでまた計画変更→国立近代美美術館の常設展でも見るか。しかし美術館も大混雑で計画変更→すっかり盛りは過ぎただろうが、千鳥ヶ淵のサクラでも見に行くか。ところがその方面も大混雑、どうやら日本武道館で某私立大学の入学式があったらしい。
すると諸君。サト助としては「視線が痛いな」という事態に陥る。大学の入学式ということは、「ついこの間まで今井君の授業を受けていた」という学生も少なくない。「あ!!」「お!!」「げろ!!」「ウソだろ!!」という叫びの真っただ中を歩み続けるのは厳しいものがある。
そこでさらに計画変更→九段下から地下鉄半蔵門線に乗って、渋谷あたりでランチでもするかということにした。立てる計画＆立てる計画、ことごとく目の前で脆くも煮くずれてしまい、このあたりで今日の今井君は臨機応変ということにも疲れはじめた。
こういう時は、「選択肢の多さに意気阻喪して自滅する」という結末になりがちである。野球でも「無死満塁は点にならない」というジンクスがある。選択肢がいくらでもある時に欲張ると失敗するのは、「二兎を追う者、一兎を得ず」ということであって、二兎ならまだいいが「多兎」となるとシロートはカッとなって自暴自棄にさえ陥りかねない。
そこで超ベテラン・サト助は「ロシア料理」というマコトにレアな選択をした。渋谷西口・東急プラザ９階に、昭和31年から営業を続けている老舗ロシア料理店「ロゴスキー」があって、「今の世の中にロシア料理なら、どんな大混雑の日でも確実にテーブルを確保できる」という自信があったのだ。
それでも10分ほど待たされて、注文したのは①ウクライナ風ボルシチ、②ロシア風牛ヒレステーキ、③肉のピロシキ。これにグルジアの赤ワイン１本を加えて、いやはや、計画変更のメッタヤタラに相次いだ１日ではあったが、素晴らしい形で締めくくることができた。
1E(Cd) Boz Scaggs：BOZ THE BALLADE
2E(Cd) Joe Sample：RAINBOW SEEKER
3E(Cd) Joe Sample：SWING SWEET CAFE
4E(Cd) Joe Sample & Lalah Hathaway：THE SONG LIVES ON
5E(Cd) Karajan：BACH／MATTHÄUS PASSION②
total m60 y371 d13291
本屋にいくらでも並んでいるビジネス誌なんかを見ると、「成功のための時間管理術」みたいな特集がそこいら中で組まれ、「年収1500万vs年収300万」というマコトにイヤらしい対比が流行中のようである。
「成功者はどれほどキチンと時間管理をしているか」
「うまくいかないヒトはどんなにダラしないか」
「だから今のミジメな状況から脱出するために、どんな時間管理ツールを身につけるべきか」
など、データとともに列挙するわけだ。
今井君はたいへん意地悪なクマであるから、そういう記事を書いているライターさんの顔をふと思い浮かべて、本屋さんの店頭でニヤリと頬を緩めてしまう。そういういかにもお説教くさい記事を書いているご本人は、果たして成功者サイドなのか。むしろ悪戦苦闘サイドなんじゃないか。
そもそも「年収1500万」とか「年収2000万」とか、そういう数字を「明らかな成功者」と前提して記事は進行するのであるが、ホンモノの成功者から見たとき、その数字ってホントに成功者サイドって言えるのか。
世の中には億単位で稼いでいるヒトがたくさん存在して、そういうヒトビトから眺めた時に、○千万なんてのは悪戦苦闘サイドに過ぎないはず。新入社員に説教している30歳代の課長を眺めながら、億万長者のオーナー社長がニヤニヤしているみたいな、そんな場面を想像してみたまえ。
PC使って時間管理している程度、朝４時に起きて何だかコソコソ勉強している程度、全ての書類をA４版１枚にまとめている程度、その程度の小ワザを効かせて「ワタシはこんな努力をしています」だなんてのは、「100年早いんじゃないかね？」とせせら笑われるのが関の山なんじゃないか。
（皇居の桜、４月５日）
サト助はすでに年齢789歳、古今東西に名を知られていない人生の大ベテランであるから、そんなイジましい努力やミジメな時間管理なんか、もうどうでもいいのだ。
「立てた計画は意地でも貫き通す」とか、無理な片意地を張るから人生が窮屈になる。「こりゃダメだ」と思ったら、瞬時に計画を変更する。その臨機応変がなければ、メシを食べるのも、旅に出るのも、面白くも可笑しくもない。
そもそも「人生の可能性は無限」と言うとき、計画変更の可能性が無限にあることを前提としているので、計画で自分をがんじがらめにした瞬間に「人生の可能性は有限」という元も子もないことになる。無限のものを有限にして、それで人生の交通整理をしたつもりになるのは、甚だ愚かな発想である。
というか、「計画を貫き通す」という生き方は、他者の存在を認めない傲慢と言ってもいい。人生は他者との関係の中で成り立つものであるが、「オレはオレの立てた計画通りに生きる!!」という絶叫は、
「どけどけどけ!!」
「オレはこの道を突き進むんだ!!」
「邪魔だ、このボケ!! オレの邪魔すんなよ!!」
と、無遠慮なビックリマークを全身から噴出するのと同じこと。愚かというか、ミジメというか、哀れにしか見えない。
（塾のポスター、九段下駅で発見。３日３晩コトコト煮込んだみたいな、ウルトラ濃密な世界であるね。というか、全然相手にされてない後ろの男子がカワイソーだ）
４月５日、今井君の１日は果てしない計画変更の連続であった。ホントは朝からちょっと遠出して、お花見を楽しもうと思っていたのだ。東京都心ではサクラの盛りは過ぎたけれども、「新幹線で京都まで日帰り」だって悪くない。
そんなに贅沢をしないまでも、浅草から東武電車に乗れば、春日部あたりに「清水公園」「幸手・権現堂堤」があり、もっと足を伸ばせば「大平山」もある。帰りに大好きな春日部のカレー屋「ラホール」に立ち寄るという選択肢もある。
ところが昨夜10時、学部生の頃から長い付きあいの友人から電話がかかってきて、「これから旧交を温めようじゃないか」という。明日のお花見か、旧交か、マコトに悩ましい選択であったが、何しろ今井君は他者との付きあいを何よりも大切に考えるサトイモである。早速タクシーを呼んで出かけることにした。
こうして旧交ばかり温めているから、旧交は温まりすぎてダラしなく煮くずれる。だって諸君、この同じ旧交を、先週月曜日に温めたばかりだ。煮くずれた旧交は、じっくりコトコト煮込んだスープみたいになり、そのまま午前２時近くまで煮詰まった。この段階で、計画変更→早起き＆遠出はヤメ→「お花見は皇居の近くで」ということになった。
（渋谷のロシア料理店「ロゴスキー」のウクライナ風ボルシチ）
そこで本日10時、起床→シャワー→千代田線・二重橋前駅で下車。昨日NHKで繰り返し放送していた「皇居・坂下門から乾門までのサクラの道を散策」というのをやってみようと考えた。Mac君は何度やってみても「坂下門」を「咲かしたもん」と判断するようであるが、さすが今井君の戦友でござるね。
ところが諸君、二重橋前のホームに降りた途端、「みなさまにマコトに残念なお知らせがございます」というアナウンス。中年のオジサマの声であるが、「坂下門から乾門への散策は、本日は混雑のため締め切りとなりました」とおっしゃる。
この放送に、地下鉄構内から「ええええーっ!?」という悲しげな叫びが上がった。NHKを見て、首都圏各地から非常に多くのヒトビトが集まってきていたのである。いつもは閑散としている二重橋前駅が、今日は通勤時の大手町駅なみに混雑していたが、多くの人々の週末計画が、このヒトコトであっさり煮くずれてしまった。
それでもかまわずに皇居方面に向かって歩いていくと、諸君、NHKの威力は恐ろしい。日本中のオジサマ＆オバサマがこぞって押し寄せたような大混雑であって、確かに坂下門方面は異様なほどの長蛇の列ができている。
明治神宮の初詣を、３ヶ月遅らせてここで再現したようなアリサマ。皇居をめぐる全ての道がヒト＆ヒト＆ヒトでふさがって、前進することさえ容易ではない。ここでサト助は再び計画を変更→「毎日新聞社ビルの地下で、お蕎麦でも食べていくかね」ということにした。
（ロシア料理店ロゴスキーの牛ヒレステーキ）
毎日新聞社の地下街は、普段なら穴場なのである。新聞社で働くヒトビトの昼食時に入っていって、堂々と「生ビール!!」と叫ぶ。店のヒトもちょっと驚いた顔をするが、やがてデッカい中ジョッキになみなみと黄金の液体が運ばれてくる。
すると周囲から「おおっ!!」「いいないいな!!」「オレたちも、早くああいうふうになりたいな!!」という絶讃のビックリマークが沸きあがる。こちらとしては「いいじゃないか、休みの日なんだから」と軽く挨拶の視線を投げ、ついでにお蕎麦と日本酒も注文する。いやはや、この時の羨望の視線がたまらないのだ。
ところが諸君、今日はここもダメだ。どの店にも長蛇の列ができて、オジサマ＆オバサマが諦めきった表情で列に並んでいる。トイレにもやっぱり長蛇の列。ここもまたNHKの威力で、「坂下門から乾門」を諦めたヒトビトが昼食を求めて押し寄せたらしい。
そこでまた計画変更→国立近代美美術館の常設展でも見るか。しかし美術館も大混雑で計画変更→すっかり盛りは過ぎただろうが、千鳥ヶ淵のサクラでも見に行くか。ところがその方面も大混雑、どうやら日本武道館で某私立大学の入学式があったらしい。
すると諸君。サト助としては「視線が痛いな」という事態に陥る。大学の入学式ということは、「ついこの間まで今井君の授業を受けていた」という学生も少なくない。「あ!!」「お!!」「げろ!!」「ウソだろ!!」という叫びの真っただ中を歩み続けるのは厳しいものがある。
（ロゴスキー、グルジアワイン。おいしゅーございました。ボトルに描かれたオジサマたちがカワイイ）
そこでさらに計画変更→九段下から地下鉄半蔵門線に乗って、渋谷あたりでランチでもするかということにした。立てる計画＆立てる計画、ことごとく目の前で脆くも煮くずれてしまい、このあたりで今日の今井君は臨機応変ということにも疲れはじめた。
こういう時は、「選択肢の多さに意気阻喪して自滅する」という結末になりがちである。野球でも「無死満塁は点にならない」というジンクスがある。選択肢がいくらでもある時に欲張ると失敗するのは、「二兎を追う者、一兎を得ず」ということであって、二兎ならまだいいが「多兎」となるとシロートはカッとなって自暴自棄にさえ陥りかねない。
そこで超ベテラン・サト助は「ロシア料理」というマコトにレアな選択をした。渋谷西口・東急プラザ９階に、昭和31年から営業を続けている老舗ロシア料理店「ロゴスキー」があって、「今の世の中にロシア料理なら、どんな大混雑の日でも確実にテーブルを確保できる」という自信があったのだ。
それでも10分ほど待たされて、注文したのは①ウクライナ風ボルシチ、②ロシア風牛ヒレステーキ、③肉のピロシキ。これにグルジアの赤ワイン１本を加えて、いやはや、計画変更のメッタヤタラに相次いだ１日ではあったが、素晴らしい形で締めくくることができた。
1E(Cd) Boz Scaggs：BOZ THE BALLADE
2E(Cd) Joe Sample：RAINBOW SEEKER
3E(Cd) Joe Sample：SWING SWEET CAFE
4E(Cd) Joe Sample & Lalah Hathaway：THE SONG LIVES ON
5E(Cd) Karajan：BACH／MATTHÄUS PASSION②
total m60 y371 d13291