2013年09月30日(月)

Fri 130906 クス玉がわりのメロンを購入 醤油ラーメン(第2次ンラゼマ地球一周記31)

テーマ:ブログ
 こうやってリオデジャネイロから帰ってみると、自分がつくづくサンパウロの街が大好きになってしまったのに気づく。
 どこもかしこも大混雑だった連休の旅行から帰ったとき、
「やっとオウチに帰ってきたね」
「やっぱりオウチが1番だよね」
と背伸びしながらツブヤクのは、だいたいにおいてママであり、ママが超豪傑ママの場合は、気弱なパパの役割であるが、サンパウロのホテルに帰った瞬間、疲れきった今井君が最初に思い浮かべたのは、まさにそういうシーンであった。
 フロントのマエストロ氏も、心から熱を込めて「おかえりなさいませ」「おかえりなさいませ」と、2度も大きな声でうなずいてくれた。確かに、9月4日の早朝にホテルを出て以来、もう丸1日半もサト助の姿を見かけなかったのだから、フロント責任者としても若干心配していたに違いない。
 ま、いいか。安心しきった今井君は、近くのスーパー「ポン・ヂ・アスーカル」に買い物に出かけた。水もビールもすっかりなくなって、このままでは今夜から明朝にかけて喉が渇いても、飲むものが何もないのである。
メロン
(クス玉代わりのメロンを購入)

 このとき購入したのが、お祝いのための白ワインと赤ワイン、そしてメロン1玉である。「お祝いって? 何のお祝い?」であるが、忘れてもらっては困る。これが9月5日夜。2日後の9月7日には、東京オリンピックの開催が決まる。
 ならば、好敵手イスタンブール&マドリードを打ち破るためにも、今夜のうちからお祝い用品を買い揃えておこうじゃないか。今井君はたいへん手回しが早いので、受験生諸君もチャンと見習ったほうがいい。
 乾坤一擲というか、ルビコンを渡るというか、人生のかかった大きな勝負に出るとき、普通のヒトはひたすら神に祈るのである。受験生諸君も、シューカツ生諸君も、そうやってオマモリ・マニアやおみくじマニアになっていく。
 その「神さま」というのが、日本人の場合マコトにいい加減なので、「天神さま」だろうが「八幡さま」だろうが「お稲荷さま」だろうが、まさにオカマナシ。神様に向かって「ホトケサマぁ、オネゲーしますだよぉ」「ナンマンダブ」「ナンマンダブ」と念仏を唱えていたりする。
 ところがサトイモ男爵は、オイノリとか神頼みとか、そういう敬虔な行動に出ることを拒絶する。昔は「自分自身が神だから」などとマコトに罰当たりなことをホザいていたが、実際には「神頼みをしてうまく行った経験がないから」なのである。
ビア
(ブラジルの人は、ビールの温度にも敏感。大瓶を注文すると、温まらないようにいろいろ工夫してくれる)

 だからサト助は、「お祈りよりも準備だ」派。つまり「合格させてください」「合格させてください」と神に祈るよりも、「合格したら次に何をするか」を考えて、ウキウキしながら合格の日を待つ。そういう方針に変えてから、サト助は試験に落ちたことがない。
 だってそうじゃないか。「合格したら、あれをやろう」「この難関を突破したら、すぐにこれに取り組もう」とウズウズしているニンゲンを見捨てて、
「あいつはワタシに祈ることをしなかった」
「無礼なヤツだから失敗させてやろう」
「ワタシにお賽銭を払わなかったんだから、リオやサンパウロで暴漢に襲われても、あたしゃアイツを助けたりせんよ」
などという神は、それは神の名に値しない。
 そんなのは神さまじゃないから、祈りを捧げる必要だってないわけだ。1517年のルターだって同じことを言った。免罪符を買わないと罪を許してくれないんだったら、そんなのは神じゃないから、信仰に値しない。
 22歳を過ぎてから、こうして今井君は「お祈りよりも準備だ」派。難関を突破した瞬間から取り組むべき次の課題を考え、早く取り組みたくてウズウズしている。次の準備が整っているヒトをこそ、神様は後押ししてくれると信じるのである。
リベルダージ
(夜のサンパウロ・リベルダージ。おお、なかなか危険な雰囲気でござるよ)

 そこでサンパウロ今井が準備したのは、メロンまるまる1玉。これは、クス玉のつもりなのである。2020年オリンピックの開催都市が「TOKYO!!」と発表されたら、すぐにクス玉に見立てたメロンをナイフで割って、お祝いとしたい。9月5日の今井君は、ホントにウキウキ&ウズウズ、「TOKYO!!」の声を待ちわびていた。
 もちろん、メロンと言ったって、たった7レアルである。7レアルとは300円程度であって、写真で見ると何だか高そうに写っているが、ホントに300円のナンチャッテ・メロンにすぎない。
 まだチャンと熟れていない可能性が高いから、サト助はメロンをデスクのスタンドのすぐ下に置き、スタンドの光でメロンを完熟させながら、明後日の「TOKYO!!」を待ち受けることにする。熟すのに1日。そのあと冷蔵庫でしっかり冷やすのに1日。準備万端整えるには、どうしてもこの日のうちにメロンを買っておく必要があったのだ。
地下鉄
(夜のサンパウロ地下鉄。これまた危険な雰囲気でござるね)

 こういうバカなことを夢中でやっているうちに、何だかお腹が減ってきた。バカなことをやっているときには、もっともっとバカなことを考えつくもので、「リベルダージまで、ラーメンを食べにいこう!!」と決めた。
 サンパウロの夜、地下鉄を乗り継いでラーメンを食べにいく。ガイドブックの著者なら、「危険です」「絶対にヤメるべきです」「襲ってくださいと言っているようなものです」と書くかも知れないが、今や今井君にとってサンパウロは「第18の故郷」ぐらいの気がするほどの街。ボクは別に危険なんか感じない。
 ところが、やっとの思いでたどり着いたリベルダージ「あすか」の前には、長蛇の列ができている。おやおや、閉店時間まで1時間もないのに、この列じゃ1時間待っても入れそうにない。短気な今井君はカンタンに諦めかけたが、「いやいや、もう1軒ウマそうな店があったな」と思いとどまった。
 もう1軒とは「KAZU」である。サッカーのKAZUと関係があるかどうか、無学なサト助には知る由もないが、確かにいつも「あすか」に負けないほどの長い列が出来ている。ここはせっかくだ。「KAZU」を試してみるのも悪くない。
 幸運なことに、「KAZU」には10分ほど待って入店することができて、まず醤油ラーメン、ついでに餃子、もちろんビール1本。ついでだから日本酒も2合お願いして、なつかしや我が故郷・秋田の「高清水」をサンパウロで満喫することになった。
醤油ラーメン
(KAZUの醤油ラーメン。ワタクシ史上、最も旨い醤油ラーメンの1つであった)

 秋田のヒトが聞いたら、「なしたど?」とポカンとしてしまうと思う。秋田のヒトの多くは、「日本酒は『高清水』でねばダメだ」と言うぐらい、「高清水」が大好き。そういう酒を、秋田でおそらく1番お酒の好きな今井君がサンパウロで痛飲している。そりゃ確かに「なしたど?」の対象である。
 「なしたど?」とは、もしも東京語に簡潔に翻訳すれば「どうしたんですか?」であるが、もっと正確に感情を説明すれば
「ワタシには理解できません。どうしてそんな行動をとることになったのか、説明してください。だってアナタのその行動は、良識からも常識からも外れています。いったいアナタはどうしちゃったんですか?」
と、相手の軽薄な言動を責めたり諌めたりニュアンスが含まれているのである。
 ま、いっか。とにかく「KAZU」の今井君は、一度にガンガン注文しすぎて、お店のブラジル人アルバイトさんたちを少なからず困惑させた。それにもかかわらず、彼ら彼女らはマコトにニコヤカにサト助の要求に応えてくれた。日本酒の一升瓶を片手で見事に操った女子バイトには、まさに拍手拍手である。
 満腹して、大満足で地下鉄で帰る。危険だ危険だと言われてきたが、もうサンパウロはすっかり故郷であって、この街のどこがどう危険なのか、サッパリ分からない。部屋に帰ると、デスクのスタンドの上でメロンが早くも甘い香りをたてながら、「TOKYO!!」の瞬間に向けて熟成のラストスパートを開始しているのだった。

1E(Cd) Holliger & Brendel:SCHUMANN/WORKS FOR OBOE AND PIANO
2E(Cd) Indjic:SCHUMANN/FANTAISIESTÜCKE CARNAVAL
3E(Cd) Argerich:SCHUMANN/KINDERSZENEN
4E(Cd) Solti & Chicago:MAHLER/SYMPHONY No.1
5E(Cd) Solti & Chicago:MAHLER/SYMPHONY No.4
total m35 y1566 d11761
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