2012年09月26日(水)

Sun 120902 熊本におります 大河の合流 パッサウ身辺雑記(ミュンヘン滞在記13)

テーマ:ブログ
 諸君、今井君は忙しい。今は、熊本の「ホテル日航」でこれを書いている。「デラックスツインのシングルユース」なので、お部屋は気持ちいいほど広い。トイレもお風呂もシャワールームも全て別々に仕切られ、デスクもまた豪華。豪華マンションの一室みたいである。
 さて、昨日の記事では、あまり教育的とは呼べない光景を詳細にかつ長々と描写してしまったから、今日の今井君は若干の反省を噛みしめつつ、しっかりとミュンヘン滞在記を書き進めようと思う。
 ついでに、また悪いクセが出て、書いているのが楽しくて楽しくて、どんどん長くなりだしているのも自主規制しよう。せっかく右欄の「ブログテーマ一覧」や「旅行記」がくっついてますます充実してきているのに、自主規制宣言が守れないようでは、若い諸君に悪い見本を見せてしまう。
ラッパ君
(パッサウの町はお祭りの真っ最中。巨大ラッパを運ぶ人々と遭遇した)

 5月22日の今井君は、パッサウの町に出かけ、イン河とドナウ河の合流点に呆然と立ち尽くしていた。さすがに日本では、こんなに水量豊富な2つの河の合流点に立つことはない。一方が圧倒的に優勢な大河、もう一方はチョロチョロ辛うじて流れる村の小川、要するにオトナとコドモが手をつなぐような、そういう合流しか見たことがなかった。
 やはりここは大陸なのである。「対等な2つの大河の合流」は、島国では見られない、大陸独特の光景である。同じドイツのコブレンツでは、ライン河とモーゼル河が合流する。合流点ドイチェ・エッケの光景に感動したのは、すでに2年以上前のことである。
ライン
(ドイチェ・エッケ。下がライン、上から流れ込むのがモーゼル)

 悠然と流れる2つの大河は、しばらくの間は激しく反発しあい、水はなかなか混じりあわない。ライン河は茶色く濁って緩やかに悠然と流れ、その流れの左側から合流するモーゼル河は、美しいエメラルド色に輝く急流である。
 合流点では、水は互いに互いを嫌悪しつつ、なかなか混じりあおうとしない。それはパッサウでのドナウとイン河の関係と同じことである。ドナウは黒く悠然と流れ、イン河は白く美しく輝く急流であって、合流しても混じりあうことなんかお互いに思っても見ないかのようである。
モーゼル
(美しいモーゼル河)

 この場合、今井君はどうしても吸収されてしまう側の味方である。コブレンツではモーゼル河の味方。パッサウではイン河の味方。味方をするうちに、この2つの河はクマ蔵の好きな河ベスト2になってしまった。インスブルックのイン河と、トリアーのモーゼル河は、諸君、ぜひ若いうちに訪れて一生の記憶に留めるべき光景だと信じる。
水位
(パッサウで。2つの大河にはさまれて、驚くべき洪水が歴史に刻まれている)

 ほぼ対等に合併した後、大河はそれぞれ悠然と流れてきたほうの名前を引き継いで、ライン河/ドナウ河を名乗ることになる。激しく反発しあっていた水も、はるか下流を見晴るかせば、どうやら次第に譲歩を始め、互いの長所を認めて、長い時間と距離を経て完全な合流を達成する。
 そういう姿を見て、何を思うか、どういう教訓を得るかは、その人次第である。あんまり道徳的すぎる教訓を得たり、メッタヤタラに感動して「なーんだ。世界って一つじゃないか」と絶叫したり、「水と油のような激しい対立も、長い時間をかけて修復の努力をすれば、やがて必ず解消できる」と日中関係の政凍経冷の話にもっていったり、そういうのはメンドクサイ。というより、イヤらしい。
ドナウ合流
(再び、ドナウとイン河の合流点)

 ただ一つ、日本ではなかなか見られない対等な大河の合流の様子を、若い諸君にも見てほしい。今井君が言いたいのは、それだけである。
 日本で「大河ドラマ」という時、その大河は常に1つの流れであり、幼少期を上流に、青年期を中流に、成熟期を滔々と海に流れこむデルタ地帯になぞらえる。2つの大河が合流して大海に向かう勇姿をドラマにする発想はなかなか生まれない。
 2つの大きな大河ストーリーがそれぞれ別個に展開し、しかしある一点で思いがけなく合流して、物語のエネルギーは2倍にも3倍にも膨れ上がって、一気にクライマックスに至る。そういうドラマを描いてくれる人はいないものであろうか。
教会
(この町にも、美しい教会があった)

 ありゃりゃ、黒繭の化身・今井マユ蔵、またの名をキウィ大明神、サトイモ国大使は、大河の合流に感激するあまりに、またまた書くべきことを書かずに終わりそうだ。書くべきこととは? もちろん5月22日のパッサウ身辺雑記である。
 合流点で長時間立ち尽くしていたあと、キウィどんは猛然とビアが欲しくなった。5月下旬の暑い日で、タップリ汗をかいたせいである。ところがこの日のパッサウは大きなお祭りの真っ最中。練り歩く人々は見かけても、開いている店がなかなか見当たらない。
 町の教会に入ったり、ドナウ河を遡って散歩したり、オモチャ屋やお菓子屋や雑貨屋を覗いたり、いろいろ努力してみるが、ビアを満喫できるヨサゲな店は見つからない。国境の小さな町で「ヨサゲな店」などを期待するほうが無理なので、さんざん努力を重ねた末に発見した1軒のケーキ屋さんで、ようやくビアにありついた。
 周囲のテーブルは、パッサウの町のバーチャンたちでいっぱいである。バーチャンたちなのに、まさにエネルギー全開であって、おっきなケーキとおっきなコーヒーカップを前に、おそらくはお嫁さんの悪口や、だれか近所のパーチャンの悪口で大いに盛り上がっている。
ケーキ
(バーチャンのおっきなケーキとコーヒーカップ)

 残念なことに、この店のビアは小麦で作った白ビールのみである。贅沢を言うようでマコトに申し訳ないが、やっぱりサトイモ国大使は日本で飲むようなラガービアだ好き。小麦のビアだと、味も喉ごしも今ひとつ満足できない。ケーキ屋でビアに出会えたんだからそれだけでヨシとすべきだが、うーん、心は納得しても、カラダを無理やり納得させるのは不可能である。
白ビール
(白ビール)

 そこでサトイモ閣下は、猛然とミュンヘンに引き返すことにした。ミュンヘンなら、冷たく冷えたラガービアを思う存分満喫できるはずである。お祭りの雑踏をかき分けてパッサウ駅に引き返すと、日曜日の夕方のこと、ミュンヘンに帰る人たちで電車は大混雑。「やっとのことで座れました」というアリサマであった。
 ミュンヘンに戻ったサトイモ閣下がひたすら求めていたものは、和食屋である。本格的な和食屋である必要はない。中国や韓国の人の経営する「ナンチャッテ和食」でいい。和食屋でありさえすれば、確実にビアは冷えている。ヌルいビアが多いドイツで、キンキンに冷えたビアを確実に手に入れるなら、和食屋に限るのである。

1E(Cd) Solti & Chicago:BRAHMS/SYMPHONY No.4
2E(Cd) Menuhin:BRAHMS/SEXTET FOR STRINGS No.1 & No.2
3E(Cd) Baumann:MOZART/THE 4 HORN CONCERTOS
4E(Cd) Solti & Wiener:MOZART/GROßE MESSE
5E(Cd) Rilling:MOZART/REQUIEM
total m10 y1435 d9330
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