2012年01月20日(金)

Tue 111220 受験に首まで浸かるな 画龍点睛 目より先に鼻を描く(バルセロナ滞在記13)

テーマ:ブログ
 昨日の記事までで、「バルセロナの街に大きな『の』の字を描く」というバルセロナ滞在記前半の企画は完成した(Fri 111209参照)。
 今回の旅行記では普段のような「日記的編年体」をあえて避けている。ランブラス通りを北から南に一気に駆け下り、そこから『の』の字になるように、モンジュイックの丘→グエル公園→サグラダ・ファミリア→バルセロネータと、時計回りの大きな円を描く企画である。
 おめでたい辰の年のお正月でもあるし、『の』の字で龍が天に昇る姿を描こうと考えたわけだ。ならば、めでたい昇り龍を描いた後、クマ画伯に残された仕事は「画龍点睛」、つまり「の」の字の昇り龍に、らんらんと輝くマナコを描き入れ、龍に命を吹き込む作業である。
 クマ画伯の心づもりでは、描き入れる2つのマナコは、ガウディの名作「カサ・ミラ」と「カサ・バトリョ」である。もちろん、画龍に入念な点睛を果たしたアカツキには、バルセロナ近郊への小旅行の記憶を詳細に書き記さなければならないから、バルセロナ滞在記はまだまだ続く。どのぐらい続くかというに、おそらく2月中旬まで延々と続く。
かにさん
(バルセロナ・サンジュセップ市場で)

 えー!! であり、えー♨ であり、えー♡ である。受験生諸君がいよいよ受験本番を迎え、センター試験の苦しい記憶をなだめすかしながら、第4志望→第3志望→第2志望と私大の階段をよじ上り、青息吐息で第1志望受験日まで這い上がっていく。それを尻目に予備校講師がのんきにバルセロナ旅行記なんか書いていて、それで許されるものだろうか。
 いや、もちろん許されるのである。だって、フィゲラス、ジローナ、バレンシア、パルマ・デ・マジョルカ、バルデモサ、タラゴーナ、日本人があまり訪問しないマイナーな街の記憶を早く書き記さないと、さすがに今井君自慢の記憶力も、詳細な部分を支えることができなくなりそうだ。
うさぎさん
(因幡の白うさぎみたいなウサギさんたち)

 今井君みたいな超ベテラン♡人気講師♨になると、受験の真っ最中の受験生や、受験生自身より熱くなっている両親や家族のヒトビトに向かって、次のようにハッキリと言い切れるのだ。
 「受験しか見えない」「受験のこと以外考えられない」「受験が終わればいくらでも遊べるんだ。だから今だけ死に物狂いで」みたいな、そんな近視眼的&短兵急な受験は、かえって大きな失敗を招く。目の前が真っ赤に染まるほど受験に夢中、首までドップリ受験漬け、受験以外のことは一瞬たりとも考えられない、そこまで余裕の欠如した受験がうまくいくかどうか、ちょっと冷静に考えてみたまえ。
 だからせめてベテラン予備校講師1人だけでも、「受験って、何ですか?」「受験なんかでそんなに熱くなりなさんな」と知らんぷり&涼しい顔で、いわゆる「何の関係もないこと」を「だらだら」「ごちょごちょ」「うだうだ」書き続けていたほうがいい。
 受験生諸君も、1日にほんの15分、ホンの少し広い世界のことでも思って、自らを客観視したまえ。受験のことしか考えられない、受験のことしか話せないし書けない、受験以外の話題に一切関心を示さない、そういう幼い人間が、キミの第一志望校が求める人財かどうか、カンタンに分かるはずだ。
おそらくひつじさん1
(おそらくヒツジさん 1)

 そこで、冷静沈着なクマ画伯は、当初の企て通りに「画竜」のあとの「点睛」へと粛々かつ悠然と進むのであるが、その時ふと「マナコを描く前に、鼻を描かなくちゃ」と気づくのだ。読者諸兄に絵の心得があれば分かることだが、「目は口ほどにモノを言う」以上に、肖像画では「鼻は目よりもモノを言う」。
 鼻を先に書いて、言わば「鼻の頂から顔全体を見渡す」と考えてみればいい。山の頂から青い湖を見おろすような気持ちで2つの目を描く。だからこそ、深く吸い込まれるような、表情豊かな目を描けるのである。ま、やってみたまえ。鼻を先に描くか、目を先にかくかで、目の表情の豊かさに大差がつくはずだ。
おそらくひつじさん2
(おそらくヒツジさん 2)

 バルセロナの場合、カサ・ミラとカサ・バトリョが2つのマナコなら、お鼻はサンジュセップ市場である。地中海の街だから、市場にはエビ・イカ・ナバジャスその他の大量の魚貝類が並び、魚貝のニオイに満ちている。
 もちろん肉類も負けてはいない。血まみれウサギさんや、首のないヒツジさんや、あばら骨の露出したウシさんや、そういう「残酷、ここに極まれり」という光景ももちろん広がっているけれども、ブダペストやアテネの光景に比べると、魚貝が優勢なせいで、残酷さも幾分は和らげられているようである。
おそらくひつじさん3
(おそらくヒツジさん 3)

 もう1つ、他の街の市場と決定的に異なるのは「フルーツの色彩の豊かさ」である。市場の入り口には大量のカットフルーツとフルーツジュースが並べられ、晩春の花畑のような爛熟の香りと色彩に満たされている。
 市場とは言っても、ランブラス通りに面しているわけだから、のんきな観光客もたくさん入り込む。観光客がフルーツジュース片手に売り場を冷やかして歩けば、市場独特の緊張感はどうしても和らいでしまう。
 今日明日の生活をかけて血にまみれながら肉を切り刻み、魚を新鮮なうちに売り捌かなければならないという切迫感を、このサンジュセップ市場に求めることは無理があるようだ。単に市場の緊迫感で順位をつけるなら、アテネ>ブダペスト>バルセロナである。
 今井君が旅先の街で必ず市場を覗くのは切迫感を味わうためだから、予備校の授業アンケート風に言えば、バルセロナは「まあ不満」か「ふつう」という評価である。
 このごろよくこのブログに登場する清少納言どんなら、やっぱり「ゆるくぬるびもてゆきて、わろし」と断言するところだろう。こうしてこの市場談義は、マコトに残念ながら、清少納言どんも参加して明日も続くことになる。再び、えー!! であり、えー♨ であり、えー♡ であるかもしれないが、まあ付き合ってくれたまえ。

1E(Cd) Jandó(p) Ligeti & Hungarius:MOZART/Complete Piano Concertos②
2E(Cd) Barenboim/Zukerman/Du Pré:BEETHOVEN/PIANOTRIOS⑥
3E(Cd) Jennifer Lopez:J TO THA L-O The Remixes
6F(Cp) New History of World Art:エーゲ海とギリシャ・アルカイック:小学館
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