2009年09月03日(木)

Thu 090820 ニューヨーク滞在記3 韓国系オバ姉さんと、異常に狭いエコノミーシート

テーマ:アーカイブ
 さて、今回のニューヨークからの帰路、そのエコノミー座席の狭いこと狭いこと、「エコノミー症候群製造機」と言って全く差し支えないほどの狭苦しい座席に驚かされた。実際に左のヒザの裏側がツってしまい、危機を感じた私はトイレに隠れて、左脚で何度もキックを繰り返しながらエコノミー症候群と戦った。こういうことになったのは、席の狭さ以上に、私の右隣に座った韓国系アメリカ人のオバお姉さんのせいである。「3人がけの真ん中」というシチュエーション自体が悲劇的だったのだが、それでもこの韓国系オバお姉さんの存在さえなければ、14時間は遥かに快適だったのだ。
 オバお姉さんは37~38歳ぐらいか。「GUCCI」のロゴがデッカく目立つバッグをふりかざしながらやってきた彼女は、隣りの席を日本人のオヤジ(今井君)が占めているのを見定めた瞬間から、すでにきわめて不快そうな様子。憤然と荷物を上の棚に突っ込むと、GUCCIバッグを抱え込み、袋をひきちぎってヘッドフォンをつかみ出し、音楽のチャンネルにあわせ、(おそらく周囲の雑音に一切ジャマされないように)ヘッドフォンの音量を異常なほどに上げるのだった。ヘッドフォンから漏れるシャカシャカ音が、飛行機の端っこからでも聞こえるほどである。ましてや隣席にいて、彼女のヘッドフォンから20cmも離れていないところに私の右耳があるのだから、すでに「シャカシャカ」などという話ではなくて、オバ姉さんの聞いている音楽がほとんどナマで聞き取れる。

(2007年12月、クリスマスのNY市立図書館に現れたニャゴロワ)

 それにしても、オバ姉さんは、何だか知らないがたいへんな剣幕である。まず、何よりも大事なGUCCIバッグを抱え込み、私に背中を向けて通路のほうを向き、たいへんな剣幕で眠ったフリをする。眠ったフリをするのに、こんなに憤然としていては寝られるはずはないのだから、見ていていかにもご苦労なことだが、とにかく「1cmでもいいから日本人のオヤジから離れていたい」という、たいへんなご立腹の様子である。

(今日も元気なNAKED COWBOY)

 まあ、離れてくれればヘッドフォンの音が遠ざかるわけだから、私としてもこれ以上の幸運は考えられない。しかし、何でそんなにご立腹なのか、見当もつかない。例えば私が強烈な体臭の持ち主だとか、何日も風呂に入っていなくて汗臭いとか、そういうことなら理解できないこともない。しかし私は最も手厳しいはずの家族でさえ「無臭」と太鼓判を押すほどの無臭オジサンである。無臭オジサンが、ついさっきホテルを出る前に、さらにしっかりシャワーを浴びてきたのだから、セッケンの匂いこそ残っていても、オバ姉さんを憤然とさせるようなどんな匂いも発散させているはずがないのだ。

(2009年8月NY、ドミニカ人のパレード)

 さて、次にオバ姉さんは「この世で一番不幸だ」という身振りで毛布を全身に巻きつける。ところが、「毛布を全身に巻きつける」というごくごく単純な動作が決して1回では済まない。いったん「巻きつけ」が済んでから、その巻きつけ方を完璧なものにするために、あちらを修正し、こちらを修正しなければならない。しかしエコノミーシートの毛布は小さいから、あちらを修正すれば、こちらの完璧性が損なわれる。すると、憤然としてオバ姉さんはこちらの修正にとりかかる。その激しい剣幕と激しく目まぐるしい手の動きは、周囲の者全てを震え上がらせるほどである。

(2009年8月NY、ドミニカ人のパレード。十数台のクルマに大音量スピーカーを載せて、昼過ぎから3~4時間、5番街・6番街を練り歩いた)

 結局どのぐらいの時間が経過したのかわからない、オバ姉さんはついに毛布の完璧性を確保し、GUCCIバッグを抱え込んで、一瞬静寂の眠りに入る。眠りに入ってもシャカシャカは機内に響き渡っているのだが、それでもその静寂は2分か3分しか続かない。彼女は、ご丁寧なことにわざわざ静寂と至福のこの瞬間を選んで「激しいクシャミ」をしたのである。
 クシャミしながらの熟睡などあり得ないから、彼女は鼻を拭くためにGUCCIバッグの中を大忙しで探り、手に触れる全てのものを嫌悪感とともにバッグの中に投げ戻し、地球上の全ての不幸を背負っているかのように深い激しい溜め息を繰り返し、やっと鼻を(「かむ」のではなくて)「これでもか」と乱暴にぬぐい、ぬぐい終わり、鼻水をぬぐったティッシュをGUCCIバッグの奥深く押し込んでしまう。で、ここから再び「毛布で全身を包み込む」作業に入る。以降、延々とその繰り返し。いつ終わるともなく、毛布との格闘が続くのだった(明日に続く)。
最近の画像つき記事
 もっと見る >>

Ameba芸能人・有名人ブログ

芸能ブログニュース

    ブログをはじめる

    たくさんの芸能人・有名人が
    書いているAmebaブログを
    無料で簡単にはじめることができます。

    公式トップブロガーへ応募

    多くの方にご紹介したいブログを
    執筆する方を「公式トップブロガー」
    として認定しております。

    芸能人・有名人ブログを開設

    Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
    ご希望される著名人の方/事務所様を
    随時募集しております。

    Ameba芸能人・有名人ブログ 健全運営のための取り組み
    芸能ブログニュース