新橋演舞場でのことです。
昼の部終演後
劇場の方に、小島慶四郎さんから「楽屋にいらしてください」との伝言がありますと告げられ、
すわお小言かと思って楽屋を訪問したところ
満面の笑みで、
手をとらんばかりに迎えてくださいました。
そして、開口一番
「引込みのところでのあのひと声、絶妙でした。ありがとう!」と。
続けて
「私の間をうまく計ってくれた大向う。息がぴったりで気持ちよく引っ込めました」とも。
ありがたいことです。
その後は、終演後の楽屋訪問のお客様が廊下でお待ちになっている中、
慶四郎さんから
こうして16年ぶりに東京公演を打てることの喜び、若い世代への芸の継承のこと、
母親に連れられて観にきた東京公演のこと、当たり役だった「鼻の六兵衛」の殿様役のことなど、話が弾んで、すっかり長っちりしてしまいました。
あたたかく
熱く
優しい方でした。
小島慶四郎さん
ありがとうございます。
安らかに❣️
