先日とある話を聞き、疑問に思ってあれこれ調べていた件。それはプロトコル(国際儀礼)に関すること。

 

特にビジネスパーソンには是非とも覚えておいていただきたいことです。

中でも、日本国外(特に西洋圏)で仕事をする機会がある方や、日本にいても海外の方との接点が多い方は。

なぜなら、これによって何かを失うことがあるはずだから。

 

ことの発端は、とあるところから耳にしたレクチャー。

ある方が参加したレクチャーでプロトコルと特にダイニング・エチケットについて話を聞く機会があり、その中で、食事中に膝に置いていたナプキンを食後どうするかの説明に驚いたそう。

 

 

何と、「食事が終わったら、膝に置いてあったナプキンは思いっきりグチャグチャっとして、ポンっと置いてくる」と説明されたとのこと。その理由は「きちんと畳むのを忘れてしまうほど美味しかったという意味だから」だそうです。そして「きちんと畳むのは、食事に満足しませんでした」というサインになるからだとも。

 

いやはや仰天。

 

私も仕事柄プロトコルは一通り勉強しましたし、今でもことあるごとに日本語で書かれたもの、英語で書かれたものの両方を読み返します。今回も、自分の手元にある本に止まらず、違う本や様々な情報、その道に強い人に質問するなどリサーチを実施。

NYでこちらのハイエンドの方々の食に携わる仕事を長年している友人から、私と同業でヨーロッパ式プロトコルにも精通したその道のプロフェッショナルな友人も総動員。

 

すると、英文の書物や文字化された情報や、日本語でも王道の本には、きちんと畳む必要はないけれど、軽くたたみ、自分の前にあるプレートの「左側」に置くと書いてある(一部、プレートの配置によっては真ん中に置くという記述もあり)。そして、答えてくれたプロフェッショナルの友人達も、軽く畳んで左側に置くという。

 

ナプキンをグチャグチャっとしてポンと置いてくるという説を話すと、「そんな行儀の悪い事、良いお家の人は子供でも絶対にしない」と口を揃えて言う有様。当然なのですけどね。

 

「食後のナプキンは、使用した面が見えないように軽く畳み、自分のお皿の左に置く」

これがプロトコルとしてのダイニング・エチケットの正解。

 

しかし、このリサーチ作業の過程で、グチャグチャポンと置く意外にも、日本語記載のプロトコル情報に共通した大きな間違いを、もう一つ発見。

 

それは、食後のナプキンの置く位置。正式には「左側」なのにもかかわらず、かなり多くの情報が「右に置く」と・・・

特にネット上で拾える情報でそれを多く見かけました。マナーやエチケットを取り上げた、体裁はもっともらしく装ったサイト上にそれが書いてある始末。

 

私の推測ですが、きっとどこかの誰かが英語訳した時に右と左を間違ったか、こういう情報をポストした最初の方の人が、単に右と左をタイプし間違えたか。そして、その情報を読んだ人が、その間違ったものをそのままコピーして使い、次の人がそれをまた使い・・・という負のスパイラル。「ナプキンは右に置く」などというとんでもない間違いが出回っている由々しき事態になっています。

 

よく考えたら酷いことです、膝に置いてあったナプキンを食後グチャグチャっとしてポイっと右に置いた人がいたら。もはや「エチケット」としてだけでなく、「マナー」的にも非常におかしい。

 

常々思っていたのですが、日本では「マナー」と「エチケット」が混同され、総括して「マナー」と言われています。それが証拠に今回のようなナプキンの扱いを含めた食事における作法が、日本では「テーブル・マナー」と言われていますが、正式には「ダイニング・エチケット」。「エチケット」というのは、気持ちの如何は問わず正式な決まったやり方があるものを言います。「マナー」というのは振る舞いや行い、正しい気持ちや尊敬という気持ち的な部分も含んでいる感じ。

 

例えば、何かをやってもらったら「サンキュー」と言う、お願いするときには「プリーズ」とつけるなどは「グッド・マナー」。「エチケット」とは、ナイフフォークの扱い、今回の話題にしているナプキンの扱い方など、規定がある方法のこと。これら「マナー」「エチケット」の関係性は、縦軸・横軸的であり、明確な違いがあります。しかし、共に、自分を良く見せるために行うことではなく、人に迷惑をかけない、人を不快にさせないということが根底にあるというのが共通。

 

そう考えると、ナプキンをグチャグチャっとしてポンと置くなどという、全然スマートではなく、荒っぽい行為が「マナー」としても「エチケット」としても成立するわけがないことは分かるはず。それに、ナプキンをどうするか忘れてしまうくらいにおいしいお食事だったら、わざわざグチャグチャっとすること自体忘れるでしょう?万が一、それが無意識に出てしまう人がいたとしたら、残念ながらお里が知れます。その時点でアウト。

 

もしビジネスやその他大事な場で、そのようなことをしたら・・・そんな「エチケット」も「マナー」もできていない、人として教養も配慮もない人とはちょっと・・・となるのは目に見えていますね。

 

上品ぶる必要は一切ありません。誰にだってわからない「エチケット」が沢山あります。万が一わからない場合は、同席しているそれをよくわかっている人と同じ動きをする。食事のスピードを相手に合わせるのがとても大事なように、相手とシンクロする。そうやって共に食し、共に過ごす時間を気持ち良いものにすることが、相手とつながり合うという意味で何よりも大事。そのための指針となるのが「ダイニング・エチケット」なのですから。

相手に不快な思いをさせない、迷惑をかけない、それにはどうしたらいいのか?そう考えることができたら、ベターな方法はいかようにも取ることができる、それこそ「マナー」ですね。

 

ですからどうか、ナプキンをグチャグチャポン!などという荒っぽい間違いは犯さないように。

 

「食後のナプキンは、使用した面が見えないように軽く畳み、自分のお皿の左に置く」

 

あなたと食を共にする人々が、心地よくありますように。そこから先に可能性に満ちた素晴らしい時間が続きますように。

 

*「食後のナプキン、きちんと畳むと美味しくなかったサイン」という言われは、現在英語ネイティブのプロフェッショナルから聞き取り調査絶賛継続中です。わかり次第、ご報告ということで。

 

 

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