レンズの話:最大のメリット | 今絵うるはオフィシャルブログ「うるはし眼鏡」Powered by Ameba

レンズの話:最大のメリット

折に触れ、レンズの話をしておりますけれど、

レンズを分かりやすくする最大のメリットは、

潜在ニーズの掘り起し


メガネ業界の常識で考えれば、レンズの話は割とタブーですが、

× レンズを分かりやすくする = 裏側の話を暴露する のではなく、

○ レンズを分かりやすくする = 納得して買いやすくする ことです。


経済の活性化も、メディアの役割のひとつ。

だから私も、メガネを続けているわけです。

全部とは申しません。

一理の部分をお汲み取りいただけたらと思うのです。


潜在ニーズの掘り起しができれば、メガネはもっと売れる

長い間、メガネは成熟市場でパイを奪い合ってるなんて言われていましたが、

「PCメガネ」の登場で、それは間違いと証明されたわけです。

PCメガネの延長線上にあるニーズ、

たとえば、子どもたちにとってのブルーライトカットや、

大人でも日常生活にブルーライトが増えてる環境への対応的な意味では、

まだまだニーズが眠っていると思います。

ほかにも、シニア層だったり、女性層だったり、

切り口に工夫が必要かもしれないけれど、伊達メガネだったり。

まだまだニーズは眠っていると思うのです。

それが市場のリアルだと思います。


むかし、家電量販店でアルバイトをしたことがありますが、

チラシを持っていらっしゃるお客さまが、意外と多い。

〇ャ〇ネットのチラシです。

「同じものを、もっと安く手に入れたい」というご希望なんですが、

「絶妙なタイミングでの仕入れ&価格」が魅力の〇ャ〇ネット。

型落ちなので、店頭には置いてないんですね。

でも、それでいいし、それがいい、のだと思います。

なので、お客さまには、ありのまま、お話いたしました。

お客様の反応は、それぞれです。

ひとつ前のモデルが安く手に入るなら、おトク!

最新モデルがいいから、ここで買う!

など、お客さまによって、優先順位が違うので、結論も様々だと学びました。



メガネ販売の現場に必要なのは、「そのレンズを扱う理由」。

逆に、お客さまにとって必要とされているのは、「納得」です。

メガネの場合、その商品を、「納得」して購入できることって少ないと思います。

フレームとレンズの価格配分は、お客さまによって希望が違うので、

レンズが分かりやすくなることで、ビジネス上マイナスになることは少ないと感じますし、

むしろ、全体的な販売数が増えるわけなので、マネジメント次第ではないかとも思います。

安価なレンズ、手頃なレンズ、高価なレンズ。

いずれもニーズがあるだろうと想像します。

流通の工夫も、コスト調整も、すぐにお渡しするためのレンズ在庫も、

お客さまのメリットにつながりますから。

だから、数ある商品の中で、なぜそのレンズを販売しているのか、

それをちゃんと説明できれば、お客さまは納得してくださると思うのです。

まさか、とは思いますが、念のため。