ぐーぎゅるぎゅる。。
わはっ
すんごいお腹の音だな
は~
お腹へったわあ~
今日も

は~

お腹へったわあ~
今日も
鬼ごっことか散歩とか
子どもたちと
子どもたちと
ハードに遊んだもん なあ~
子どもの 喧嘩の仲裁は
かなり難しかったし。。
おまけにさぁ、、
所長にちょっと
注意されちゃったし。。
注意されちゃったし。。
ああぁ~
ヘビーな一日だったのに
何故に私は
まぁ~ったく
ワケわかんないとこで
こーして迷ってるんだろぉ、、
こーして迷ってるんだろぉ、、
この雑木林道も
終わるんでない?
なんて考えてから
なんて考えてから
10分は経ったと思う。
ええ~っと。。。
なんだか。。。
だんだん森の奥に
入っているような
いないような。。。。。
そんなに私
方向音痴だっけ?
でもさ、
ええ~っと。。。
なんだか。。。
だんだん森の奥に
入っているような
いないような。。。。。
そんなに私
方向音痴だっけ?
でもさ、
とにかく元の道に戻ったって
あのバス停なんだし。
。。。
でもさ でもさ
あのバス停なんだし。
。。。
でもさ でもさ
もし道が間違っていて
奥深く入っちゃってて
奥深く入っちゃってて
こっから出れなくなったら
ど~すんの?
逆の道で
たとえ1時間歩いても
あの、バスが来た道に
歩いていってたほうが
確実だったのでは?
自分A と自分Bが
あれこれ意見する。
はあああああ。。。
お腹へった!!!
あの、バスが来た道に
歩いていってたほうが
確実だったのでは?
自分A と自分Bが
あれこれ意見する。
はあああああ。。。
お腹へった!!!


道に迷ってる自分と
お腹減ってる自分のコラボほど
まずい組み合わせはない。
注意散漫で イライラして
あせってくる。
あれから
あれから
何度かスマフォの電源を
入れてみたけど 圏外ばっかり。
おまけに
おまけに
カウントダウンのように
つける度に バッテリーが
1%づつ減る。
つける度に バッテリーが
1%づつ減る。
心細い。
ん?
ん?
どっからか
いいにおいがする。。
たこ焼きソースの匂い。

たこ焼きソースの匂い。
かつお節と青のりと
マヨネーズが ほんのりと
かけあわされて。。
あぁ~
あぁ~
なんて 黄金バランスっ
(〃∇〃)
ググゥ~~~
ギュルルルウウ~~
( ̄ー ̄
うわ~
乙女に似合わぬ

(〃∇〃)
ググゥ~~~
ギュルルルウウ~~
( ̄ー ̄

うわ~
乙女に似合わぬ
ビックな音だわ~
でも、ちょっと
でも、ちょっと
元気になるイク。
なんせ
なんせ
たこ焼きのにおいだし
それって
それって
誰かに会う確率が
大いにあがるって。
。。。
大いにあがるって。
。。。
あんたさあ~
別に困ってないワケ?
別に困ってないワケ?

へ?今
声がしたよっ?
そんなにお腹の音
派手に鳴らしてさ
そんなにお腹の音
派手に鳴らしてさ
のんきなもんだね~。
で、アンタ
何処いくつもりなワケ?
。。。って
。。。って
どこに誰がいるの?
あたりを見渡して
頭をぐるぐる。
みると、、、
少し先の 左の茂みにある
あたりを見渡して
頭をぐるぐる。
みると、、、
少し先の 左の茂みにある
小さな岩の上で
可愛らしい妖精が横向きに
肘をついて寝た状態で
たこ焼きを
パクッと食べている。
げげっ よ、よ、妖精
げげっ よ、よ、妖精
たこ焼き
妖精がたこ焼きって
ど、どんな組み合わせ?!

ハァ?
なんか文句あるワケ?
妖精がたこ焼きを
食べる。
ま、常識でしょ。
パクッ
モグモグモグ、、、、、
いや そんな常識 初めてだし!
てか今、
ココロの中で
言ったつもりだけど!
(@Д@;
あんたさぁ、
アタシの問いかけに
答えないワケ?
答えないワケ?

あ、、ごめんなさい。
えっと私
家に帰るつもりで
いつものバスに乗ったんです。
で、つい ウトウトして
乗り過ごしたのか。。。
じゃなくて
家に帰るつもりで
いつものバスに乗ったんです。
で、つい ウトウトして
乗り過ごしたのか。。。
じゃなくて
いつも乗ってるバスに
のったつもりが
全く違うバスに
のったつもりが
全く違うバスに
乗っちゃったのか。。
ここに。。。
ここに。。。
到着しちゃったんです。
。。。。。
そ、それで
。。。。。

そ、それで
なんとか引き返そうとして
スマフォで調べようとしたら
スマフォで調べようとしたら
圏外でバッテリーも少なく
なっちゃってて。。
とにかく誰かに会って
道を聞こうと思ってたんです!
なっちゃってて。。
とにかく誰かに会って
道を聞こうと思ってたんです!
妖精さん!! あの、、
この森から出て
この森から出て
街へもどる駅への道を
教えて頂けませんか?
。。。。。

妖精はじっと
イクを見つめている。
しかし
その姿といったら!
相変わらず
相変わらず
横向きに寝てるし
ちっちゃな爪楊枝で、
歯をシガシガと
ちっちゃな爪楊枝で、
歯をシガシガと
掃除しちゃってたり
してるし。。
なんか。。
妖精の可憐なイメージが
なんか。。
妖精の可憐なイメージが
崩れ去った、、、
崖崩れ的な 衝撃。。。。
あのさ、あんた
アタシはここの森の
いわば 女王的なもんよ!
なんかさ、
イメージがどーたらこーたら
とか
いってるみたいだけど?

私のココロの声が筒抜けなの
あ~
あんた妖精を見くびっちゃあ
いけないよ
いってるみたいだけど?

私のココロの声が筒抜けなの

あ~
あんた妖精を見くびっちゃあ
いけないよ
なんせ 妖精なんだから。


とは言え、かわいい姿なのに
そんなオヤジみたいな構図で、
楊枝をシガシガ。。
なんてされたら、
大抵の人は妖精なんだって
気づかないであろう。
オッサン。。。。


ああん?

(^▽^;)

い、いえ、、
と、とにかく道を
教えて頂きたいんです!
イク、ペコリと頭をさげる。
妖精はしばらくだまって
イクをじっと見ている。
やがて妖精は答えた。
無理 だね。
ヽ((◎д◎ ))ゝ
えええええ~~っ
つづく。

イク、ファイト。。。
教えて頂きたいんです!
イク、ペコリと頭をさげる。
妖精はしばらくだまって
イクをじっと見ている。
やがて妖精は答えた。
無理 だね。
ヽ((◎д◎ ))ゝ
えええええ~~っ

つづく。

イク、ファイト。。。

