写真展『ARLY COLLECTION2』が終了しました。
一人のモデルを22名のカメラマンが展示し、渋谷ルデコという大きな展示会場を2フロアー使うという贅沢さ、私も 5.7mという展示スペースをいただき今までにない規模で展示をさせていただきました。
多くの方にご来場いただき、多分700名くらい来場者?、大変感謝しております。
以下、至って超長文にて写真展の忘備録を書かせていただいています。
(特定の方を非難したりする意図ではない単なる忘備録ですので、内容に関して不愉快に感じられた方がいらっしゃいましたら読み飛ばしてください。)
以下掲載画像の肖像権はモデル本人に帰属します。
(モデルさん本人を除き)画像の2次使用・無断転用を禁止します。
<写真展運営>
アリコレ2という写真展は今まで参加した写真展では初めてに形式で基本は合議制になっています。
普通のグループ展は主催者やコアメンバーで基本的なことを決定して進めるというか、そうしないといろんな意見を聞いているとまとまらない、ということで出展者は展示金額を払って当日与えられた展示スペースに展示することが多かったです。
アリコレ2は合議制なので、DMを作るにしてもどの画像でどこに発注するかとか一つずつ出展者全員で議論するので非常に大変で、それにしても終わってみればよく喧嘩しないで最後までやり遂げたなというか、出展者みんなが紳士だなという感想です。
なかなかこういうメンバーが集まって写真展を開くと言うのは今後はないかもしれません。
主催者のArlyさんや出展者の皆さんには非常に感謝しています!
<出展写真>
私の今回の写真展の出展写真とコメントなどを書かさせていただきます。
コメントはあくまでも私の今後の糧となるようなものを忘備録として書かせていただいています。
「撮影コンセプト」
渋谷という街の魅力を表現したい。
これが撮影動機です。
次に街の中の人を生き様を表現する際には、
- 渋谷のスクランブル交差点でモデルが止まって背景が動くモノクロ写真
- 渋谷の街に取り残されたホームレスの方の着目したモノクロ写真
何かこういうパターンのようなものがあるような気がして、
それとは正反対の表現方法
- モデルを使った撮影
- モノクロではないカラーで色彩と空間を表現する写真
- モデルが明確に写らないことで渋谷という街に存在する人の感情を想像する写真
ということを考えて撮らせていただきました。
本来は アリコレ2という写真展出展 => テーマ作成 => 撮影 という順序ですが、
実は
テーマ作成 => 1度目のテストシューティング => 噂の写真展出展申込み => 2度目の本番撮影
という気持ちでしたが、
実際は
テーマ作成 => 1度目のテストシューティング => アリコレ2出展申込み => アリコレ用撮影
という感じになっています。
「撮影」
撮影は5月にテストシューティングというわけではありませんが、写真展に使うとかコンテストに使うとかそういう目的ではなくコンセプトにあった写真がArlyさんで撮れるかな?という感じで撮らせていただきました。
5月にそれなりに撮れていたので7月に写真展開催も決まったので撮影したのがメインの撮影になります。
そして5、7月の撮影は同一コンセプトだったので当然同じような写真になるため、もう少し情感にある写真をということで8月に少しさみしい感じの写真(偶然当日雨)を撮らせていただいています。
すべて渋谷の夜のストリートスナップの延長線上のストロボも極力使わないストリート・ポートレイトとして撮影しています。
「展示」
まず出展場所は6面、3−4面が230mm-370mmと短いのでこれを1面と考え、全部で5面展示、それを5面の組写真と考えて、以下のような構成にしています。
1面 => 570mm インパクトを与える
2面 => 1150mm 幻想的な写真を集めて「何が表現したいんだろう?」と考えてもらって次に進んでもらう展示
3面 => 608mm 緩い「面白い展示だね」と感じてもらえる写真で4面のメインに繋ぐ展示
4面 => 3020mm メインの展示
5面 => 370mm 最後に緩い展示で穏やかな気持ちで鑑賞を終えてもらう
壁1面展示風景
壁2面展示風景
壁3面展示風景
壁4面展示風景
壁5面展示風景
また壁4面は3000mを超える展示スペースを5列に区切って、これも組写真5組という構成にしてみました。
インパクト => 幻想 => 緩い展示 => メイン => 穏やかに終了
「展示写真の決定」
展示写真は壁毎のコンセプトにあった写真をセレクトして 「Arlyチェック」なるものを受けて、多くの写真がはじき出され・差し替え、展示となっています。
「展示写真の紹介」
<壁1面>
この壁のコンセプトは「インパクト」
そのためこの2枚をセレクトしました。
(展示上)
(展示下)
撮影ポイント:(展示上)
ここは改装されたのでもうこの写真は撮れないのですが、
柱と柱の間に人間が一人立てるようなスペースがあり、印象的な光が漏れているお店の外側になります。
ロケハンをして、この印象的な光を左右の壁の部分に飽和させると面白いなという印象を持っています。
実際の撮影ではここで前・後姿で撮影してそれなりの写真になっているのをモニターで確認
この時、顔の近くに筋(光源の奇跡)が入り気に入らないという気持ち、
確か Arlyさんから「しゃがもうか?」と言ってもらえたかも?。
そしてしゃがんでもらって光源の奇跡を無くして飽和する光だけにして、
そうするとインパクトが弱くなるので顔に重なるように大胆に振っている写真で仕上げています。
展示写真には数枚アナザーカットも幾つかあったりします。
撮影ポイント:(展示下)
この撮影ポイントはどう見ても「煩い写真」が生み出される場所です。
ロケハン時にそれは分かっていたので、
煩い背景を整理するのも写真なら
煩い場所を更に煩くして主役を写すのも写真、
後者の撮り方が渋谷という街の1面をよく表している場所なのでロケハン時に撮影ポイントとして選択しています。
ここは道の両端で撮影、通行人がいる時には撮影を止めながらの撮影でした。
いろんな感じに、カメラを振りながら光源の奇跡がArlyさんの顔に掛からないように振っています。
アナザーカット
で結局その中の1枚をセレクト展示しています。
(コメント)
今回沢山受けた質問は
「シャッタースピードは?」ということですが、
大体 0.5秒を中心にその場の明るさとかを考えながら 1.0-1/4秒くらいで撮影しています。
次に多かったのが
「ストロボ使っていますか?」というものですが、
この展示2枚は使っています。他の展示写真はほとんど地明かりになります。(渋谷の夜は非常に明るいです。)
更に先幕・後幕のどちらですか?
という質問もいただきました。
基本先幕です。
理由はストロボでモデルを最後に写すと浮き上がるので通常は後幕、だから私は先幕。(分かる人にしか分からない考え方です。)
それに大きくぶらした時にはストロボの光が先に当たるか後に当たるかよりも構図の安定を優先させるため先幕です。
それからご指摘をいただいたものとしては
「この手の写真は偶然を期待した写真」というものですね。
Yes とも言えますし No とも言えますので、人それぞれのご意見として拝聴させていただきました。
基本的には前週の同曜日・同時間にロケハンをし、
人の混み具合とか、光とか、お店の終了時間とか事前確認をし、
ぶらした写真でもどのようにぶらせば印象的かとか、
顔に掛かった方が良いか掛からないほうがよいかとか、
顔にかかった場合のダメージを補うためのサングラスとか帽子とか撮影小物の準備とか、
渋谷でぶらした写真と合う衣装で撮影するとか、
一応カメラマンなりの計算して出来上がりをイメージして必然的な撮影をしています、が
例えば「頬に掛かった光を後2cm上にできなかったのか?」と言われればそういう計算された写真ではないので偶然性の写真になります。
<壁2面>
この壁のコンセプトは「幻想」
顔が明確にわからないため想像してもらう写真だけを4枚をセレクトしました。
(展示縦1枚目)
(展示縦2枚目)
(展示縦3枚目)
(展示横1枚目)
この4枚はテーマが「幻想」の壁、顔が見えないという理由でセレクトしています。
そのため1枚毎の解説は不要だと思いますが、写真展開催中はたまたまBOOKにぶらしていない写真があったので(展示横1枚目)を対比で説明に使っていました。
ぶらす前の写真はこれです。
これがぶらす前の写真、
ここで背景が明るいのでぶらすと光が飽和する、
点光源が少ないのでぶらしても光の筋が少ない、
という見極めでぶらした写真がこれになると説明に使っていました。
因みにこの写真が今月のCAPAの「今月のもう一歩」に掲載されました。
10/20発売号を狙って送ったのに1ヶ月後って何故?😀😀
多分分かってもらえる方もいると思うのですが、
「掲載」>>>「未掲載」>「欄外に名前だけ掲載」&「今月のもう一歩掲載」
というのが正直な気持ちで勘弁してほしいんです。
そしてこの写真、どう見てもCAPA向きではありません。
フォトテクニックデジタル・ノンジャンル向きだと思いますが、なぜCAPAに送ったのか?
多分3ヶ月前精神不安定だったのかもしれません。(笑)
<壁3面>
この壁は次のメインへの「繋ぎ」、緩い写真、笑える写真、そういうコンセプトで展示しています。
まず展示は「虫ピン+金クリップ」にこだわり、
写真はフィルム風の枠をつけて展示(全てPhotoshopで自作)、
これに合うようにモノクロ写真を選択、
そういう展示になっています。
この部分も解説はいらない写真だと思いますが、
あえて解説するとピントを合わせた写真、顔が見えない写真、ピントを外した写真で
渋谷という街で成功・挫折する人たちの情景を表現したつもりです。
(コメント)
1 この壁の展示はいらない、
2 いやこの壁の展示の方が他の展示より良いのでこちらの方向で全体をまとめた方が良い
3 金クリップのセンスが良い、
目立たない部分ですが、いろいろなコメントをいただいています。
<壁4面>
この壁がメインの展示「渋谷小宇宙」になります。
5列で展示しているのでそれぞれの写真と解説、皆さんからいただいたコメントなどを書いておきます。
(展示1列目上)
(展示1列目下)
この2枚のコンセプトはインパクトの強い写真を展示することです。
撮影ポイント:(写真上)
これは渋谷センター街で撮影した写真、
センター街は明るい、光源も沢山あるため微妙に脇道に入ったコインロッカー?辺りでの撮影です。
ここの背景はセンター街の光源が多いのは分かっていたので小さくぶらす、ぶらしているか・いないか、その辺りが微妙な写真を狙っています。
撮影ポイント:(写真下)
これは渋谷センター街入口の脇道での撮影です。最近では落書きで有名な撮影ポイントです。
光源が相当高い位置の街灯だけなので非常に弱いストロボ(クリップオン、直付け)を入れて撮影し、カメラを大きく振った写真と小さく振った写真を撮影し、展示は小さく振った写真を採用しています。(渋谷の中で一番撮りやすい場所です。)
大きく振った写真はこんな感じです。
ポイントは強くストロボを入れると「ストロボ入れましたね」という作例写真になるのであくまでもわからない程度に入れるのが私のこだわりでした。
(コメント)
この2枚に関して特に悪いコメントは無かったような気がします。
もっと大きなサイズで見たい!というご要望は複数の方からいただきました。
(展示2列目上)
(展示2列目下)
この2枚のコンセプトはシュルレアリスム、非現実・超現実が感じられて幻想というイメージに結びつく写真を展示しています。
撮影ポイント:(写真上)
まず最初に、撮影は渋谷の道玄坂、日本で一番明るい場所ですので夜であってもストロボなど全く不要な場所です。
その道玄坂の明るい場所でスマホでArlyさんを撮影し、スマホ画面いっぱいに目の部分を拡大し、そのスマホを目の部分に当ててもらって「不思議」を演出し、更にスマホの角度とカメラのアングルを調整して赤信号を写り込ませています。
この赤信号の写り込みに凄く時間が掛かりました。コダワリです。
因みにBOOKに含めていたこの場面のアナザーカットは信号機に写り込みがないため、真似しやすい写真になっているなという感じで展示には使いませんでした。
撮影ポイント:(写真下)
下の写真は道玄坂脇道に止まっていたバイクのミラーを利用して目の部分だけ写して印象を強めています。
(コメント)
この2枚に関して
特にスマホの写真は「これが特に良い」という方と「これはどこかで見た写真」という方で意見が別れる写真だったみたいです。
これらの2枚ももっと大きなサイズで見たい!というご要望は複数の方からいただきました。
(展示3列目上)
この写真は次につなぐ緩めの写真というコンセプトでセレクトしています。
撮影ポイントも特になく、バラを持って顔を切った構図で少しぶらしているという写真です。
(展示4列目上)
(展示4列目下)
この2枚はメインの写真、
複数枚で1枚を構成して「渋谷小宇宙」というテーマが表現できないかと考えた写真です。
これだけは PHOTOSHOP で編集しています。(他はLightroom現像になります。)
撮影ポイント:(写真上)
この撮影は渋谷109、年齢の高い方は「いちまるきゅう」、若い方は「まるきゅう」と呼ぶ場所です。
昔小林真琴さんがガングロで売り子をしていたという噂の場所です。
ここの外階段の縦の部分が金色をしているので撮影時にカメラを横に振ると金色で飽和した写真になるというのが撮影イメージでした。
ここで複数枚を撮影し、
当初は2枚セレクトして微妙に重なった多重露光を狙っていましたが上手く編集できず、
次に縦3枚の短冊編集の上手くできず、
最終的に背景1枚、前面にスクエア5枚(Insta風を意識)という写真で仕上げています。
撮影ポイント:(写真下)
これは道玄坂の脇道の写真、ロケハンで探し当てた場所で通常に歩くと普通の壁にしか見えない、
顔を近づけると歪曲する場所で左右から撮影して組写真にすることを考えて撮影したものです。
多分この写真が一番沢山質問を受けた写真になります。
(どうやって撮影したんですか?名古屋撮り?)
(展示5列目上)
(展示5列目下)
この2枚は緩く穏やかに写真を見終わってもらうための写真です。
写真に解説はいらないと思います。
(コメント)
来場者の方のコメントとしては
こういう写真を撮っている方は最初からBOOKや組写真、展示を考えた方というコメントをいただけました。
<5面>
この壁が最後の壁、緩い穏やかな写真展示になります。
そしてこの壁は賛否両論の展示になっています。
(展示縦1枚目)
(展示縦2枚目)
(展示横)
撮影ポイント:(写真上2枚)
これは古いイメージの渋谷の街並みの中で感情を表現するためピントの合った写真と外した写真をセットで展示しています。
撮影ポイント:(写真下1枚)
意外とこの撮影ポイントをご存知の方が多かったですね。そういう意味では撮影ポイントのセレクトに失敗したかも。
撮影ポイントのセレクトは
- 有名ではない場所
- 有名な場所はその場所とわからないように(場所に撮らされない)
このどちらかを選ぶというのが私の撮影ポイントセレクト時に考えていることなので
写真を見ただけで「あそこですね」と言われたのは「カメラマンの負け」って感じです。
(コメント)
来場者の方のコメントとしては
この壁の展示が一番良いと言うコメントと
この壁の展示は他の壁と違うので不要というコメント
両方のコメントをいただきました。
そして展示全体、写真全体にいただいたコメントなどを今後に生かしていきたいと考えています。
<肯定的コメント>
肯定的なコメントとしては
- いつも実験的なチャレンジングな撮影と展示をしている
- 色彩や光の扱い方、見つけ方が独特だ
- 渋谷という身近な場所の駅近の有名な場所でこれだけの撮影ができている
- ストロボパチでぶらす一般的な撮影方法になっていない
- 写真集を販売してほしい(7-8名くらい)
- 撮影に同行したい(4-5名くらい)
- これから同じ場所で撮影してくる
- 「渋谷小宇宙」というテーマと展示が合っている
- 縦長の展示が非常に面白い
- 金クリップ展示が面白い
- 展示写真よりお台場の写真に衝撃を受けた
- iMacさんが初めてArlyさんを撮影したその2枠後で撮影しましたがArlyさんが凄いカメラマンさんが居たよって言ってましたよ。
というようなコメントをいただけました。
<否定的コメント>
否定的なコメントを非難するつもりはなく、多分こういうコメントを真摯に受け止めないと進化はしないんだろうと思います。
(また言ってくれる方は大体が親しい方ですから)
- 全体的に写真力が足りない
- ぶらす手法は大昔からいろんな方がチャレンジし尽くしたことなので今更やっても意味がない。(この2点は初対面のプロ)
- 展示写真の大小、特に大きな写真(A1以上とか)の展示でメリハリをつけた方が良い。
- テーマに限定した展示が少しぶれていて、余分な写真を展示している。
<面白いコメント>
- この写真を撮っている方はもっと若い方だと思った。
- 展示を見るたびに女性的、中性的になっていってる。
それから今回来場されたプロの方の評価は、無評価かダメ出しだったので、そういう意味ではまだまだダメなのかもしれませんし、テラウチマサトさんの写真教室の方は私の写真を評価してもらっていたみたいなので、好意的に捉えれば「純粋なポートレイトとしてはNG、アート系というかオンリーワンを目指す写真としては少しがんばってるね」って感じなのかもしれません。
写真展でいただいたコメント、いつも思うんですが、いいなと思った方がコメントをくれるわけで、それに浮かれることなく、そう思わなかった大多数の方の無言の意見、それに思いをはせて謙虚にかつ大胆に今までと同じ写真を撮らないという覚悟が必要何だなと思っています。
と同時に、多くの方に評価されることを目指さずゴッホの1枚、世界中にただ1人でいいので『こいつ変わってるな』とか『面白い写真を撮っているな』と思ってもらえるような写真を今まで通り目指したいですね。
そして展示と同時にBOOK1冊、ポートフォリオ1冊も置かせていただきました。
BOOKまで見ていただける方は相当写真を気に入っていただいた方なのでBOOKは好評でした。
ポートフォリオも見ていただけた方には、普段のスタジオ撮影で少し工夫している点などをご紹介させていただきました。
(出展写真は8月には決まっていたので他人の評価を聴いてから出展写真を変える性格でもないため)実はこれらの写真の一部と他の写真を含めて、写真展に来場されないプロカメラマンの方々のコメントをヨドバシカメラ大撮影会の合間にいただいていました。
織作峰子さんは壁4面の5列目上の指だけの写真を気に入っていただき、こういうモデルをいかにもモデルという写真だけではないところにカメラマンのセンスや余裕を感じるとコメントを頂きました。
山岸伸さんには壁1面の上の写真が一番良いね、だけど「このての写真は俺のところに持ってこないで魚住のところに行け!」というコメントをいただき、
上田晃司さんからは「こういう写真の世界観は見たことがない、オリジナルの世界観なのでこのまま進めた方が良い」というコメントをいただいています。
ご来場いただきました皆様からのコメント(全体の3割くらいは未記入だったと思うんですが)、15%くらいの方から好評というコメントをいただいていたような気がします。
一番人気は siraさんと ERIKOさんでした。
最後にコンセプトボードはこれでした。
そして今回ぶらした写真が多かったのですが、この原点は2年前に見た竹沢うるまさんの写真展、
キューバのスナップをミラーレスで感性のままぶれて撮っていた写真をポートレイトに応用したいと言うのが動機です。
その考え方で初めて撮影したのが2年前の天使梨桜さんです。
更に昨年(グループ撮影を除けば初めての水着撮影)小日向楓さんを海で撮影したのもぶらして「海に消え去る乙姫」(笑)を表現しています。
そして今年の御苗場終了後、4月以降にこの撮り方に特化して展示したいと言うことを考えた集大成が今回のアリコレ2の展示になりました。
今回の写真展の教訓としては、
今までは実験的な撮影・展示へのチャレンジが多すぎたので、
少し「まとまり」や「クオリティ」に主眼を置いたものに移っていく必要があるのかなという感想でした。
次回の写真展は申し込みができれば
3/1-3/4 御苗場(横浜)
検討しているのは5月のアンデパンダン展(新宿)
共にテーマもモデルも決まっていませんのでこれから声を掛けるかも、よろしくお願いします。