こんにちは
予防医学食養生士の今栄千加子です⭐︎
薬膳スープといえば…
薬膳スープと聞くと、多くの人が
↑こんなのとか
↑こんな物をコトコト煮込んだものを
イメージされるのではないでしょうか?
本場、中国や香港では
薬膳スープは定番のメニューの一つだそうで
リアルな鳥の足や蛇のぶつ切りなんかも
入っているものがあると
薬膳学校の先生が言われていました。
先生は
目の前でそれを躊躇なく食べる現地の友人を
見ていることしか出来なかった…
と、おっしゃってました 笑
もうこれは、文化の違いというか
いくら体に良いと言われても
無理なものは無理ですね 笑
めっちゃ重要!薬膳の大原則!
スープにすると
食材のエキスを余すことなく取り入れられて
温かくて体を冷やさず
柔らかくて胃腸に負担をかけず食べられる
という、メリットがいっぱい!!
でも、食べられなかったら元も子もない…
【薬膳調理の3大原則】は
①食材のエキスを余すことなく
取り入れられる方法で
②馴染みのメニューで
③続けられるメニューで
これが大・原・則です!!
私の友人がね、
薬膳を学んでいたけど続けられなくてやめた!
と言ってたんです。
何で続けられんかったん?って聞くと
「調理実習で作った羊肉のスープが
薄〜い塩味でめちゃくちゃ生臭くて
食べられたものじゃなかった!
あんなの家で作らへんし無理!!」
って言ってました 笑
色んな学校がありますからね、
自分に合うか合わないかは重要ですね。
私が巡り合った薬膳学校は
『日本人のための薬膳』を教えてくれます^ ^
口福&眼福が基本。
“薬膳である前に
美味しい料理であること”
そんな薬膳が学べるのはココです♡
日本人のための薬膳スープ!
薬膳調理の三大原則を守りつつ
日本人が美味しく食べられるのが
お味噌汁!
私、お味噌汁が
最強No. 1メニューなんちゃう?
ってくらいに思ってます 笑
我が家では週4くらいのペースで
食卓に出てます。
毎日出すと、家族も飽きてくるし
嫌がられるようになると
それこそ元も子もないですから
かき玉スープ、コンソメスープ、中華スープ…
等々挟みますが、基本、汁物はお味噌汁!
味噌を薬膳の視点からみると
平性といって、体を温めも冷やしもしないので
どんな体質の人にも向いています!
また、気を補ってくれる効能が高く
特に脾(胃腸)をケアしてくれます。
脾は健康の土台ですからね、
ここが弱ってたら、いくら「体に良いもの♡」
を食べても効果はイマイチ…
体調不良は脾から治す!
あと、お出汁を使いますよね。
この出汁が日本人のメンタル改善に
うってつけなんです!!
お出しの香りだけでも
気持ちが和んだりホッとしたりする感覚を
味わったことありませんか?♡
昆布や鰹節などの乾物の出汁は
その素材自体も活血や化痰の効果があり
(活血:血の巡りを良くする
化痰:水の巡りが悪くなり出来た老廃物を出す)
出汁のもつ味や香りは精神安定につながると
考えられています。
味噌は栄養学的に見ても腸活の視点から見ても
日本の伝統的なパワーフードですね♪
そして、お味噌汁の使い勝手の良いところは
その日の体調に合わせられる
&
簡単に季節を取り入れられる
ところだと思います♪
疲れてたらキノコ類や芋類
熱がこもってたらワカメや豆腐
貧血気味ならほうれん草や小松菜
春には菜の花やキャベツ
夏ならもやしや茄子
などなど…
とにかく応用が効く!
メニューに悩んだらとりあえず具沢山味噌汁
でOK!にしてます^ ^
食は日常
私の大好きな方の一人、土井善晴さん↑
年末に講演会に行ってきたのですが
めちゃくちゃ面白かったです♪
ますますファンになりました♡
土井さんの著書のなかで
「一汁一菜とは美学であり日本人の生き方だ」
と書いてありました。
ここだけ抜粋すると、“?”って感じですが
暮らしにおいて大切なことは
自分自身の心の置き場、心地よい場所に帰ってくる生活のリズムを作ること。
その柱となるのが“食事”、だと。
ご飯を食べない日なんてない。
だからこそ流行りやブームで過ぎていかない
本質的な食の知識を身につけるのは
自分にとっても家族にとっても
めちゃくちゃ大きな財産になると思います^ ^