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■発達障害のための5領域プログラム

発達障害の児童の発育ための訓練は5つの領域に分けることができます。この5つは障害のあるなしに関係なく、全ての子供達にとって大切な基本となります。

①健康・生活
②運動・感覚
③認知・行動
④言語・コミュニケーション
⑤人間関係・社会性


療育や訓練プログラムを「一般論化」することはできません。生徒の年齢、障害の特性と度合い、性格により実際の対応は変わってくるからです。アイムの放課後等デイサービスでは、この5つの領域にそって生徒ごとに合った個人計画を立てていきます。
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①健康・生活
健康と生活の基本は「リズム」です。健康的な、生産的な毎日を送るためには「生活のリズム」が欠かせません。よって、睡眠サイクルが崩れて外出しなくなったり、引きこもりになることが最大のリスクです。毎日の生活サイクルの中に、楽しい活動、定期的に通いたい場所があれば、リズムは自然と整ってきます。また発達障害を持つ生徒たちは、日々の学校だけで疲れてしまいます。放課後にリラックスして自然体でいられる「居場所」は精神の安定にもつながり、明日のチャレンジに向けて備えることができます。
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②運動・感覚

激しい運動をして運動選手になる必要はありません。身体を動かすことが人を含め、自然界の生物の基本です。なぜなら身体を動かすことは身体と気力の基礎体力につながるからです。体全体を使って五感を使うことによって「感覚統合」が整います。もちろん、楽しい活動の中で自然に感覚統合を取得することが理想です。ですからアイムでは課外活動や遠足も重要視しています。

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③認知・行動

物事、空間、人との関係を認知する能力がないと、適切な行動を起こすことができなくなります。体を動かすだけでなく、知力を使い、人との関係性を把握することにより、社会の中で適応することができるようになります。そのためには本人の知的好奇心を起点とするのが有効です。人は好きなことなら継続できます。無味乾燥で単調な訓練ではなく、工作やゲームを通じて認知力を養っていくことができます。また教室の中で催事イベントや、駄菓子屋、好きなレストランでの「実践」で、社会活動としての認知を広げることができます。
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④言語・コミュニケーション
人間は「社会的な生物」です。家族単位、村単位、国単位でグループで生活を営んでいます。その中でコミュニケーションは最も重要なツールとなっています。コミュニケーションの基本は「言語」です。しかし実際人は言葉ではない方法でも日々コミュニケーションをとっています。顔の表情で感情を表したり、ボディランゲージで意思表示をしています。特にこれは言語能力が限られている知的障害に強く当てはまります。また当然のことながら、その場に一緒に関わりたいと思える大人や友達がいることが前提条件となります。コミュニケーションは楽しい人が集まるところから始まります。
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⑤人間関係・社会性

健康的な生活、運動活動、認知力、そしてコミュニケーション。これらは個別に訓練するものではありません。すべては相互的に繋がっています。しかしどの活動をするにしても、その場に「一緒に関わりたいと思える大人や友達がいること」が大前提となります。楽しい人間関係を築き上げることによって、はじめて社会性が出てきます。アイムではスタッフと生徒の相性を最も重要視しています。5つの領域の訓練は「社会性」につなげるためのものだからです。よって「コミュニティ」こそがアイムの考えの土台となっています。


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限定的な療育よりも「環境」が大切
 
細分化された個別の療育は、結局子供の成長を対極的に捉えていません。子供が成長した時にはそれは「誤差」でしかありません。発達障害児童に限らず、全ての子どもにとって一番有効なのは「環境を整える」ことです。その子に合った環境をつくることが、人生において最大限の効果を発揮します。


家族支援について
児童及びそのご家族が相談しやすい環境を整えております。保護者様の同意を得て、通所支援計画に位置づけたうえで、計画的に、個別でも相談援助を行っています。

地域支援と地域連携
地域の商業施設、スポーツセンター等、地域にある施設などと交流をもち、地域で根付いた支援をしています。区役所、学校関係者などと連携をとりながらの援助もします。

移行支援
ご利用されている児童の方のご年齢にあわせて、将来を見据えての支援相談ができます。生活介護や就労支援などの成人になったときにうけれる支援についてのご相談にものります

職員の質の向
職員は障害の理解を深めるための研修を積極的に取得しており、その情報交換も事業所で行っております。虐待防止研修やBCP研修など研修を行っております

主な行事等
障害をもつお子様が日常生活で大切な基本動作を習得したり、集団行動の適応や季節を感じるためのイベントをご用意しております。お子様はイベントを通して、コミュニケーションを図り、楽しみながらルールを学び、チャレンジすることができる経験を体得できます。例として、春は、ひな祭り、農業体験、遠足、こどもの日、母の日、父の日、お花見。夏は七夕、夏祭り、プール、流しそうめん。秋は、お月見のお団子作り、ハロウィン、遠足、リースづくり。冬は、こま遊び、クリスマス、節分など。


⇒【アイムの放課後デイについて】


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