全米に拡大して、起きている黒人差別に対する怒りの暴動は
まだ終息が見えないですね。
長年にわたり何度も繰り返される白人対黒人の対立構図は映画の中でもドラマでも描かれ続けています。
ただ様相が変わって来ているのは、情報の拡散のスピードの速さ・・・
動画が撮影されてわずか数分で世界中を駆け巡るニュースとなってます。
アメリカのどこかの街で、黒人青年が白人警官に殴られたとか
あるいは殺されたとか・・・
少し遠いことのように聞こえていたけれど、今やスマホのおかげで同じ事件の目撃者となるわけです
当事者と同じ恐怖、悲しみ、絶望、不安を共有するとも言えるわけで。。。
それゆえか、世界の高級ファッションブランドも次々とインスタグラムに今回の件についての意見を表明しています。
ただ個人的には違和感を感じたりはします。。。
ビリーアイリッシュがインスタグラムに上げたかなり辛らつな白人の特権についての言葉は適格な意見だと思うのですが。
そのことに触れているブランドの意見は驚くほど少なく・・・
まして最初はALL LIVES MATTARという意見を表明するブランドだって少なくなかった。。。
しかしビリーアイリッシュがBLACK LIVES MATTERの意味と意見を表明すると、今度はその言葉をキーワードにインスタグラムに掲載するブランド群。。。
正直人種差別への意見がファッションだと思われているのかとさえ感じてしまいました。。。
なぜに高級ブランドが人種差別について高らかに意見を表明するのか・・・
やはりイメージ戦略なのかと疑ってしまう自分がいる。
今回の事件だけでなく、新型インフルエンザ感染率が非白人は白人に比べて高いということも。。。
これは密入国をした人なども含まれているので、感染した自覚があっても病院に行けば強制送還されるのではないかと思い、受診しないということもあるかもしれませんし。
もちろん黒人ということが劣悪な労働環境に甘んじなければならないからなのかもしれません。
そういうことも事実として受け止めてのブランドとしての意見も表明してほしいものです。
しかしやっぱりインスタグラムにその意見を表明する時点で、違うなぁ。。。
もし意見があるのなら、ホームページ上で十分なはず。
もちろんブランドとして一般人に対する影響力は絶大でしょうが、インスタグラムで意見を上げたくらいで考え方を変える人がどれだけいるんでしょう
それよりも購入してくれたお客さんに意見のメッセージを添えて、渡す方がより効果的だし、理解もしてもらえると思う。
買う予定のない不特定多数の人に自分たちの意見を知ってもらっても商品を買ってはくれない気がする。
正直、最近のインスタグラムにどれほどの参加する意味があるんだろうと疑問を感じていたりしたので、余計に今回のことは奇異に見えました。
結局インスタグラムには広告としての意味しかないのなぁ。。。