成長物語 1 | 中野 バー イリュージョンのブログ Bar ILLUSIONS

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中野バー イリュージョンで働くバーテンダーのブログです。
日々感じた事や、お知らせなどを書いています。


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 昨夜のクリスマス、私にとっては広瀬君の成長を感じる出来事が、何より嬉しいプレゼントでした。

 少し長いブログになりますがご容赦下さいませ。





 来年の3月、広瀬君が入店してより丸十年になります。

 20052月某日、21歳の彼が友人と初めてイリュージョンにやってきた日は今でも鮮明に覚えております。



 当時、私はお店も間もなく開店より一年になり、最低限軌道に乗ってきたので右腕になるスタッフの募集を始めていました。

 NBAや他のバーテンダースクールにも面接要綱を掲げていたところです。



 そんな折、早い時間に彼はお客様として友人とやってきました。



 カランとドアを開け、背の高い若者がくわえ煙草をしながら友人とカウンターの席に座り、「ギムレット」をオーダー。

 

 そして私がメイクしている所業を食い入るように見てきます。私としてはくわえ煙草でやってきた若造に

(なめるな、目に物みせてやる)という気持ちになり、ハードシェイクできっちり自分のベストのカクテルを作り、ご提供しました。


 その後「マティーニ」を作り、彼が飲むたびに(うむうむ)と頷くような仕草をしていたので、(どうだこの野郎)という気持ちを抑えながら、淡々と仕事をしていました。



 やがて優しい雰囲気がある彼の友人の方に尋ねられます。



 「こちらのお店って今スタッフ募集されていますよね?」


(そうか、この優しい若者はバーテンダー募集要項を見て、わざわざ飲みに来てくれたのか)



 私は少し嬉しくなり、優しさに応じようと

「ええ募集していますよ、わざわざ来てくれたのは嬉しいです。貴方はバーテンダーになりたいのですか?」

 と優しい方の若者に聞きました。



「いや、僕じゃなくて彼が」

 まさかの事にスクールに通っていたのは、挑んできた図体がでかい、くわえ煙草の若者の方でした。



 その彼はようやく重い口を開き、

「はい、募集を見て来ました」と言います。



 私は正直、(くわえ煙草で入ってきて面接したいだと? バーテンダーを、うちの店をなめているのか?)と立腹しました。

 

 しかしそこは大人の対応。わざわざ飲みにまで来てくれているのは事実だから、怒ることはせず感謝の気持ちを伝えたと思います。


 やがて山梨の同級生であることや広瀬君という名前や、料理経験がありオムレツが得意などを知り、話してみると人懐っこい事が分かってきます。そこで面接をしようと相成りました。



 

 

 すみません、長いので2へと続きます。




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