こんにちは アイルホーム代表の小峰です。
今日は土地探しについて、ちょっと思うところがあり書き込んでいます。
土地探しというと、まずは住みたいエリアや条件を決めて、不動産屋さんに行って探してもらうとか
建てたいハウスメーカーに行って土地の相談をするなどありましたが、
今では、ネットを使って自分で探すことも出来ますよね。
そのままネットで土地探しの注意点などを検索すると、用途地域やライフラインのことなどが書いてあり、
業者さんに探してもらっても、質問することや確認することの気づきが多くなって、業者任せっていうのがなくなり
自分でも安心することができます。
ほんとにいい時代です。
最近では、先の台風被害から「ハザードマップ」をしっかり確認する方も増えて、ますます防災意識を持たれていて
いい傾向だと感じます。
土地の契約の際にも、ハザードマップを添付されている不動産屋さんがほとんどですので、そのあたりまでは当然の
意識として認識されていることと思います。
でもまだまだ自分で調べたり、業者に質問したりする内容があることはご存じでしょうか?
①地歴を知る
地盤は購入してから調査するものですが、そもそも歴史的にどんな土地だったのかを調べれば概ね、そもそも地盤の悪い土地か
どうかは少し想像することができます。
谷を埋めたのか、田んぼだったのかなどなど、いわゆる「地歴」を知っておいた方が良いと思います。
国土地理院のホームページの「地図・空中写真閲覧サービス」っていうのがありますので、そちらで簡単に見ることができます。
http://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do#1
(ハザードマップも行政のホームページに載っていますね)
と、ここまでは割とみられている方は多いかなと・・・
(気にしていない方は、少しでも見てもらえたらなと思います)
②地震の増幅率を知る
増幅率ってご存知でしょうか。地震は場所によって伝わり方が大きく違うということは何となくわかると思います。
○○町は震度〇 ××町は震度×という認識ではないでしょうか?
でも本当は同じ町内でも地震の伝わり方は違うのです。
震度〇がどれくらいの大きさになってその土地に伝わるのかを表すのが、「増幅率」です。
この「増幅率」を知っていれば新築の際の耐震や制震の必要性の有無、耐震改修工事の必要性の有無などがわかって
くると思います。
新築の際の地盤調査はあくまでも、建物の不同沈下の可能性を調べるデータなので、この辺りも知っておいたほうが
良いなと思います。
250mメッシュですが、防災科学研究所ではそのあたりのデータも出ていますので、参考にしてみてください。
http://www.j-shis.bosai.go.jp/map/
増幅率
http://www.j-shis.bosai.go.jp/faq-siteamp-and-shakiness
最後に・・・
③街づくり計画を知る
これ結構忘れられがちなのですが、そもそも選んだ土地は今後も住宅地として残そうと考えている場所なのか?どうかです。
不動産屋さんで、契約の際に読み上げられる「市街化区域なので大丈夫ですよ」とかって説明に納得するものですが、
でも大雑把すぎですよね。市街化区域でも陸の孤島になっているところって結構ありませんか?
昔はその程度の割り方でよかったんですけどね・・・
今は少子化もあり、人口が減っているし、減っていくんです。
そこで、居住、福祉、医療、公共等々をしっかり線引きし結び付けていくコンパクトシティ化が求められています。
それが「立地適正化計画」です。
これがたてられている市町村ではホームページにしっかり載っていますので、こちらも調べてみてはどうでしょうか。
国土交通省 立地適正化計画
https://www.mlit.go.jp/en/toshi/city_plan/compactcity_network.html
チョーっと、文字ばかりの長文になってしまいました。
でも、一言で土地探しと言っても、家は何代にもわたって住み継ぐものですので、様々な角度から調べてみるのも
いいのではないでしょうか?
最後まで読んで頂いた方、ありがとうございます。
では、今日はこのへんで。