ストライキの冬到来! | パリでメディカルアロマテラピー Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ
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パリでメディカルアロマテラピー Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

パリ在住のTomomiが、フランスの本格メディカルアロマテラピーやオーガニック情報、日常生活をお届けします。

こんにちは。アロマトローグのTomomiです。

 

数ヶ月前から告知されていたフランスの大規模無期限ストライキ。

予測通り大規模に無期限で続行中でございます。

 

どれくらい大規模かと言いますと

 

パリのメトロは全部で16線あるのですが

そのうち自動運転の1番線と14番線以外運休。

3線くらいが朝と晩のラッシュアワーの各3時間のみ間引き運転。

つまり11線が朝から晩まで1本も動かないという状況。(駅閉鎖です)

 

パリ市内と郊外を結ぶRERという高速電車は

空港なんかも繋いでるのですが、確か1時間に1本とかそれ以下の運行。

しかも南北を繋いでいる場合、南行きと北行きでホームを変えて運行とか。

 

TGVやエールフランスは15%の運行(85%が運休というわけ)。

 

バスも1/3くらいの運行。

 

そして、状況はすこしずつ改善しているものの、いまだに終日運休路線ばかり。

自宅の最寄駅はずーーーーーっと1本も動いていません。無期限だし。

 

ちなみに、学校の先生も来られないから休校ばかり(学童も)。

子供は一足早い冬休みといって喜んでいますが

預けられるところがなくて、私も仕事ができません。

習い事も今のところ全部キャンセル。先生が来られないんですって!

 

東京などの大都市でこんなことになったら、どうでしょうか?

JRもメトロもバスもほとんど動いていない状況。

想像を絶する大混雑で、怒号が飛び交い、運行している会社のトップが謝罪とかですよね。

 

フランスの場合、ストライキは国技ですし

「ストライキをする人の権利」を認めているので

怒っている人がほとんどいないんですよ。

告知された時も30%くらいの人が、「無期限はやりすぎなんじゃ。。。」という意見。

つまり7割が、「別によい」ということ。

 

でも、ストライキをしている人(広場で抗議デモしています)以外は

毎日の仕事があります。

旦那は自転車で通い、雨がひどい日は自宅で遠隔仕事。

テレビでも、1時間かけて自転車で通う人、

ヒッチハイク(的な乗合車のアプリがあります)で行く人など

とにかく、なんとかして仕事場に行く人が多い。

動いてないんだから、仕方ないですよね。

怒るよりも、どうするかを考えなければ。

 

こういうところがフランス人すごいと思います。

発想がひたすら前向き。打たれ強いです。

ノートルダム寺院が火災で焼け落ちても、

翌日には「じゃあどんなの再建する?」という話。

テロがあっても「テロに屈しないために、

いつも通りテラス席でお酒を飲もう!」となる。

私はまだまだフランス人になれないなーと思うところでもあります。

でもいつかはそうなりたい!(フランス人になるんではなく、動じない心が欲しい)

 

そもそも、なんでこんなストが起きているかというと

公務員たちの年金の問題なのです。(いつものこと)

年金制度なんて、とっくに破綻していて

私はもうもらえないだろうなーなんて諦め気味ですが

老若男女のフランス人は、年金が減るなんてアリエナイー!!!と怒っているわけです。

 

日本語では公務員と言いますが、フランス語ではFonctionnaire。

Fonctionnerという動詞がありますが、これは「機能する」という意味。

そう、彼らがいないと国が機能しない、とても大切な仕事です。

交通機関も、学校も、医者も、ポリスも消防も

なくてはならない存在ですよね。

フランスでは公務員の労働組合がものすごく強くて

ストライキとなると、とても手際よくオーガナイズされます。

 

日本ではどのように報道されているかわかりませんが

ストライキによるデモ中、火の手があがったり、煙に包まれていたり

略奪行為があったりするシーンだけを見ると、びっくりしますよね。

でも、今回はイエローベスト運動とはちょっと違って、公務員のいつものデモなので

ほとんどが抗議のスローガンを掲げて、行進している穏やかなタイプです。

その中に、一部過激なグループが便乗して(必ずしも労働組合の人ではない)

破壊行為がされ、機動隊が制止に入り、あのようなシーンになるのです。

だいたい普通のデモが終わった頃に、アナーキー状態になるので

大多数の労働組合がオーガナイズするデモは、平和裡に終わっています。

デモをやる場所も時間も決まっていて、必ずポリスが誘導?するので、関係ない人は近づかなければ、全く怖くありません。

 

今回のストは、事前に告知されていて(いつもそうですが)

私もストがすごくなることを予測して、パリ中心地に行く仕事は入れていないので

自宅周辺をウロウロしているだけで済んでいます。

特に生活に支障はありません(子供の学校がないときは、仕事が滞りますが)。

旦那の仕事場もまあ自転車で30分もかからない距離なので、なんとかなっています。

 

パリ中心地の状況はわからないのですが

SNSなどで見る限り、お店はノエル商戦真っ只中で営業してます。

とても空いていて、店員さんも親切でのんびりとお買い物ができているそうです。

中心地まで行ってしまえば、まあどこでも歩ける距離なので(自動運転のメトロもあるし)

観光客の方は、あまり困らないかと思います。

問題は、空港とパリの交通網があまりないので、タクシーが高かったり、時間がかかったり。

長距離便はあまり影響がないですが、ヨーロッパ圏や国内便は本数が少ないかもしれません。

 

1995年、同じ時期に同じような大規模ストがあり、交通網が1ヶ月間麻痺しました。

その時の教訓が生きていて、みんな早め早めの対処をしたようです。

さらに、25年前とは違い、車移動にもいろいろな業種があるし

レンタル自転車、レンタル電気キックボードなどの移動手段もあります。

 

ただ、ノエルの数日間だけは、すべての電車・飛行機を動かさないと

離れた家族と祝うことができなくなります。

この数日だけは、100%運行して欲しいなー。

 

大規模で無期限のストライキ中のパリですが

意外にも混乱は少なめ、わりと普通に生活できちゃっているパリです!

ご心配いただき嬉しいのですが、大丈夫です👌


メトロの運行状況を天気予報風に解説❣️