加古里子先生を偲んで・・・
「おたまじゃくしの101ちゃん」 も、なかなかインパクトが強く、
忘れられない絵本です。
こどもたちも、よく覚えているようです。
のどかな いちべえ沼に住む、かえるのおうちに、
どっさり あかちゃんが生まれます。
なんと、101匹も!
名前は、1ちゃん、2ちゃん、3ちゃん
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・101ちゃん
人間なら、さしずめ、一郎、二郎、三郎、四郎・・・・・・
といったところでしょうか。
そんな、にぎやか一家が、ある日、遠足にでかけます。
ところが、101ちゃんが、行方不明に!
探しに行ったおかあさんカエルですが・・・・・。
1960年に、「市べえ沼の大じけん」として発表。
その後、「おたまじゃくしの話」として定着したため、改題。
動画化の話もあったそうですが、
ディズニーの「101匹わんちゃん大行進」というものがあるから
「おたまじゃくしの101ちゃん」という題では困るとの理由で
改題を求められますが、応じなかったため、
映画にはならなかったという経緯が
あるようです。
(あとがき 参照)
丸々太った101匹のかわいいおたまじゃくしたち。
勇敢でやさしいおかあさんカエル。
こわい、みずかまきりのたがめさま や ざりがにのおおおやぶん。
動画化されなくても、この動きのある絵をみているだけで、
十分楽しめます。
いちべえ沼周辺に流れる音楽や、みんなの声が
次々に聞こえてくるようです。
ある日のこと、長女が、冷凍庫から しろくま(シャーベット)を取り出し、
ふたを取った瞬間大きな悲鳴をあげました。
中に入っていたのは、何と手足のついたおたまじゃくし十数匹!
犯人は、三女です。
なんでも、冷凍させたおたまじゃくしが
解凍することで生き返るのか実験をしていたのだとかΣ(~∀~||;)
長女は、しろくまを見る度に、その事件を思い出すそうです。
お気の毒です(^_^;)