『ホントにありがとう。』 | -----この世界に映る偽りという名のボク。

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基本書いているのは短編という名の自分がふと思ったことです。
誰かの心に留めていただけるような文章が書けるように日々頑張っています。

 あの日。  
  初めて友達とカラオケで歌って。

 いっぱい騒いで
        笑った。

 でも僕はふと思ったんだ。
   『こんな幸せな時間いつまで続くのだろう』って。
  
 少し怖くなった。 
   すぐ隣に居るのにいつの間にかいなくなっちゃいそうで。
     笑ってるのにふとしたら泣いてたりしそうで。
 
 だから歌で伝えたんだ。

 『あなたにありがとう』って。
  
 大切だから。
  あの子の時のように失いたくないから。

 神様 色々なこと欲張って願ってスイマセン。

 でも まだこの関係が続きますように。
   たとえ・・僕がここから消えようとも
     彼女たちを 後悔させないで下さい。
 
  僕のことで傷つかせないで下さい。

 まだ 僕はそんなに強くないから。
   もしかしたら壊れちゃうかもしれない。

 それでも彼女達を支えたいと思うから。
   僕がホントに好きな人が出来るまで
      僕は友情を優先する。

 まだ僕が笑っていられるから。
   記憶のカケラがまた戻るまで。
     僕はどんなにつらくても笑い続ける。

 それが僕があの子に誓ったことだから。

 あのことの絆は深いけど
   彼女達との絆も深い。

 でも僕は『あの子の代わり』なんて求めてないから。
   
 だってその人の『代わり』が出来る人なんて
   この世に誰一人居ないんだから。
     たとえ居たとしてもそれは自己満足。
       その人は自分が探している人じゃないんだ。

 僕は僕だし・・他の誰でもない。
   
 そう・・・たとえ『生まれ変わり』とかそういうのでも
   僕は『アノヒト』とかじゃないんだから。

  だって僕は心のそこから  
    彼女達に・・・・他の誰でもない彼女達に

 『ありがとう』って言ってるんだから。

 彼女達の代わりは 
   誰にも出来ないんだ。

 もちろん・・・僕にも・・・ね。