新型コロナウイルス感染症の重症者数が国と異なる基準で集計されていると8都府県が指摘されています。ほとんどが同じような理由で、ICUに入っているだけでは重症者に数えず、人工呼吸器かECMO(人口心肺装置)を使っている人などを重症者として報告しています。
東京都も同じです。

 

国は、都道府県などの担当者に国の基準にのっとって報告するよう8月20日に周知。つまり、ICUに入院している人は重症者数に数えるようにと。

 

確かに、集計するときには同じ基準での数値で行うべきであります。合わせることも致し方のないことと考えます。

しかしながら、一体何のための数値なのかということを今一度考えていただきたい。

病床数確保のための指標なのか。
死者数に至らないための指標なのか。
 

いずれにしても、医療提供体制を整えるためのものであることは間違いないのではないでしょうか。

例えば、東京都の重症者用病床数は現在150床ですが、ここ数日の新規陽性者には重症者数30名を超えています。
病床があとどれくらいなのかを考える際に、実際は重症ではないが医療機関の事情で病床が足りずにICUを利用している場合や重症化するリスクを考えてICUに入っている人の数も国の基準では「重症者数」に入ってしまうわけです。症状は軽症でも、既往症との関連でICUに入ることもあるそうです。

 

また、逆に人工呼吸器を使う方でも一般病床に入っている患者さんもいます。

 

現在、無症状や軽症者が多いことは皆さまもよくご存じと思いますが、入院日数もだいぶ短くなっております。

こういったことを総合的に考えていくと、国のICUに入った患者のみを重症者とする基準は、むしろ何を目指しているかわからないとしか言いようがありません。

都は、これまでの基準を示すとともに、国の基準も示していくことになるかと思います。

 

国の基準が思慮不足に見えるのは、私だけでしょうか。。。