春雨の山々スケッチ

(木炭・パステル)

そもそも高齢の母親が、昨年末に、「しぬにしねないから聞いて…」と相談してきてから、ようやく私の意識にも上がった相続のこと。

父はずいぶん前に他界。わたし、妹A、妹B、(四年前に他界、未成年の息子がいる。そして妹Bの旦那さんと妹Aが大喧嘩をして縁切りしている。)という絵柄。

妹Aは、甥が成人し権利を得てから、話し合えばいいと言うようなことを言っていた。でもちょっとそれって都合よくないかなって憤っている。そんな縁切りしたおばさんなんて誰も知らないよ、もし話し合いたいなら、その前に、まずやることがあるでしょ。

母親が自分の好きなように遺言書を書いておいてくれたら面倒がないのに、と思うのだけれど、

「なんで書けばいいかわからない…」

「だって自分のものでしょう？なんで自分の気持ちがないの。なんでいつもお母さんはずっとずっと言いなりだったの。」

「昔はお父さんの言いなり、そして今は妹Aの言いなりじゃないの。」

「だけどね、みーちゃん、これだけは断っておくけど、妹Aを怒らせたら恐ろしく怖いよ。」

なんて言う。いつも言っている。

「それに、みーちゃんならなんて書くの！教えてよ」

と言うので、私は100%夫に相続してもらうと書く、と言いました。

「そうじゃなくて、私の立場になったらどう書くの？」

と言うので。

私はお母さんじゃないからわかないよ！だけど、もし私がお母さんの立場だったら、揉めるくらいならば、遺産はすべて本当に自分がお世話になったと思う人に移譲するか、慈善団体に寄付するよ。

それはできない…とのこと。

ところで今日は、そうだ、人のことより私が自分の遺言書を書こう！と思いました。

思い立った日が吉日。それで今朝、書きました。

自筆遺言書は、すごくめんどうと思っていたけれど、とりあえず、大事なことを1ページ分だけ。そんなに難しい事はありませんでした。

土地や建物の地目や平米を書き込ために、契約時の重要事項説明書を引っ張り出してくる。

住所を書いているうちに、なんだか、自分の縁のある土地が、とっても愛しくなった。ありがたくて、嬉しくなった。

間違いが無いかどうかわからないけれど、とりあえずは、法務局に持っていくところまでは書いた。

うん、私は自分でできることをやった、ありがたい気持ちにもなったし、ちょっとスッキリ。

人のことをどうしようと思っても、どうにもならない。明日のことはわからないし。とりあえず今日のところはこれでよしとする🕊️

時の流れは早いと感じますが、遺言書は、自分の身内を見ている限りは年齢とともに書くのが億劫になるようです。

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(水墨で月や水辺を描いていますが、Instagramではパステルや水彩で描いたスケッチを紹介しています。)

春の雨空スケッチと遺言書