
紗綾形文様の掛衿です
これは大変高価でもありますが素晴らしい刺繍です
この品格は京都の半衿専門店の荒川益次郎商店さんのお品かと思います
お客様からの預かりで、時々お目にかかりますが、やはりさすが美しいですね
紗綾形は卍を種々に結合させた連続文様で卍繋ぎ、卍崩し、雷文、稲妻形等とも呼ばれてますが卍は昔から魔除けでも使われてます
卍は古くから世界各地で神聖な印として大切にされてきました
また、卍には左卍と、右卍がありますが、紋では左卍を指します
インドでは太陽の意味で仏教その他でも、おめでたいの意味もあるようで幸福の印や、家紋や、紗綾形綸子の名もあり、長着の地紋にも、多く用いられてます
時代劇ではお白州の場面で遠山の金さんの後ろの襖絵も紗綾形です
若者には、まじまんじ、の言葉も流行ったり… 人気ですね
まだまだ書けば切りがありません…
紗綾形は吉祥文様です
紗綾形は慶弔両方に使えますので重宝致します、その場合は織文様、地紋が使いやすいです