初級密室殺人事件 | IKKANのオフィシャルブログ「IKKANのKAIJIN MANIA」Powered by Ameba

初級密室殺人事件

076b8dd0.JPG雷ライブに向けての稽古ずくめ。
『初級密室殺人事件』
は12人も出演するネタなので
スケジュール調整が大変です。

いない役者に関しては
代役を立てて練習。

でも、
お陰様で
一人一人を
じっくりと指導できます。

演出プランとは別に
演技指導もしなければならない。

こだわりたかった演技など
前回までは、本番までに台詞と段取りを覚えて貰うので
本番が来てしまった分。

今回は
演技の細かいところまで
指示出しさせて貰う。

役者は
見逃していた部分に気づき
目が覚めるように演技にのめり込んでいく。

こういうときが
やっていて
心地よいですね。

もちろん、
何度やっても

「なんでできねーんだよ!」

と苛立つこともある。

「素になるな!」
「生きてない!」

本当にじっくり丁寧にやってます。



やっぱり自分は
演技の細かいところまで綿密に隙がないのが大好き。


うわー
いるいる
まるで素のようだ。
(素じゃないのに)


そういう演技が大好きです。
そういう風に役者にやらせたいのです。
ものすごくじっくり作り込んだ役が、素に見える。



オフィス★怪人社で、
第0回公演。
プロデュース公演をやったとき、

ものすごい
オタクの役をやりまして
ベッタベタなオタク役を作ったのですが、

知らないお客さんに
「IKKANさんって、あれ地でしょ?」
と言われました。


まったく
地でも素でもなかったので

「うおー 嬉しいなあ その役に見えるって事だあ」

と、
しめしめ
と、
思いました。
狙い通りの事をお客さんに伝えられる気持ちよさ


なので
昔から
その役の素に見えるような努力を
いっつもしています。


その言葉が
言わされている言葉ではなくて

え?
それ自分で考えた台詞でしょ?


お客さんに感じさせたい。



いろんな芝居を見に行って
俺が好きないい役者は
それ。


他人が書いた言葉を
自分の気持ちにする役者


あたりまえのことだけど
それがポリシーです。

どんなナチュラルな台詞も
どんなあざとい台詞も
どんな叫びも
どんな悲しみも

全て自分の言葉に出来る人。


俺にとっての
「上手い役者」の定義です。


まあ
「上手い役者」が
「魅力的な役者」かどうかは別として・・・


稽古場で
新しく
自分の演技を発見する役者達。

ああ、
稽古場って幸せ。

みんなにも見せてあげたい。


WSはいいね。
お勉強会だから。


学ぶの大好き。