こんばんは！ひのははです。

見に行くのを躊躇していた「ボヘミアン・ラプソディ」

遂に見に行ってきました！

見に行った人だれもが絶賛する映画なのになかなか行かなかったのは、古くからのクイーンファンであることと私が末期がんだからです。

俳優がどんなに本物のクイーンのメンバーに似ていても「こんなのクイーンじゃない！」と感じるのがイヤだったし、エイズで亡くなったフレディと自分の病気を重ねるのも苦痛でした。

でも、見てよかった～。

クイーンファンだからこそ楽しめない映画とはなっていませんでしたよ。

俳優たちが随分研究したようで、動きなども特徴をよく捉えています。

特にライヴエイド（LIVE AID）の部分は、細かいところまでよく再現しています。

このチャリティーコンサートは、「アフリカ難民救済」が目的で当時の有名ミュージシャンたちがボランティアで集まりました。

その時、クイーンは既に「ちょっと終わったバンド」というイメージになっていました。

けれども、フレディの有名な「レ～ロ　レロ　レロ　レオ」の観客との掛け合いで、他の出演者を圧倒しました。

当然、会場に集まっているのはクイーンのファンだけではありません。

でも、完全にフレディは会場にいる全ての人を魅了しました。

今、この映画が流行っているのは、意義があると思います。

ライヴエイドで困っている人を助けようと立ち上がった人の姿を見ると、自分ファーストが個人だけでなく国単位で横行する現在が恥ずかしく見えてきます。

２つの大戦から学び、人種差別をなくそうと努力してきた歴史が、今や風前の灯火です。

そんなときだからこそ、拝火教という異教徒で異民族、そして生産性がない（？）なんて日本の政治家から指摘されそうなゲイのフレディの圧倒的なパフォーマンスが訴えるものに震えます。

また、文句や意見を対等に言うクイーンの他のメンバーの重要性にフレディが気づいた点も見どころです。

クイーンのメンバーの中ではブライアンが特に本物そっくりでしたが、意外にライヴエイドの発起人のボブ・ゲルドフ

もかなり似た人が出ています。

ぜひ、注目して見てくださいね

ファンも楽しめる映画「ボヘミアン・ラプソディ」