こんにちは!ひのははです。
NHKの「知恵泉」という歴史番組をご覧になったことがありますか?
まぁ、どんな面白い番組でも当たりはずれの回はありますが、今回の室町幕府6代将軍を取り上げた「ヒールの言い分!神に選ばれた恐怖の将軍 足利義教」
http://www4.nhk.or.jp/chieizu/x/2019-01-22/31/12684/1494211/
は興味深かったですよ。
日本史では幕末が人気ありますし、日本美術でいえば江戸絵画が今とてももてはやされています。
でも、室町時代って今につながる日本らしさが出来上がった時代だと思うんですよ。
建築美術でいえば、修学旅行の定番《鹿苑寺金閣》
や書院造で有名な《慈照寺銀閣》
絵画でいえば大和絵の人気が衰え、画聖・雪舟の《山水長巻》
のような水墨画が愛好されるようになった時期です。
能も室町時代に確立した芸術ですが、『花伝書』を著した世阿弥を佐渡に追いやった将軍こそ、この悪役・足利義教なんですって!
その他、この義教という将軍はくじ引きで選出されたとか、信長よりも136年も前に比叡山へ武力攻撃したとか、最後は暗殺されたとか、すごいエピソードが紹介されました。
同じ”幕府“と名がついていても、室町幕府と江戸幕府では将軍の地位は全然違ったようです。
番組でも「室町時代はカオス」で、現在に似ているといわれていました。
これから、混沌とした室町時代への注目が高まり、室町文化ブームが来ると面白いなぁ~と思いました。
なお、日本史の教科書をパラパラ見たら、盆踊りも室町時代から庶民にもてはやされたとありました。
すごい!「恋するフォーチュンクッキー」を盆踊りで踊っている
のを変だと感じましたが、形を変えながら室町時代から脈々と続いているものなのですね。