IKI-oguraの弁護士活動報告

東京都文京区の壱岐坂下法律事務所                                                      
自分の思うところを述べながら、日常の活動を報告するブログです


テーマ:

今年から、米を生産する農家に対して、戸別所得補償制度が実施されるそうです。

3年前から民主党が提案していた、米農家保護の政策です。



減反に応じた米農家に対して、生産価格と販売価格の差額とされる、1aあたり1万5000円を、直接支給し、米農家の利益を増やそうという制度です。



1兆4000億円の予算を使う、大規模な制度です。



これを申請した農家は、予想された120万戸を超え、今年の6月時点で既に130万戸に達しました。



目的は、もちろん、米農家の保護。

米の価格がどんどん下がっているため、米の価格の安定を図る目的です。

米農家の収入は、ここ数年で2割減とか、ごろごろいるのだそうです。



ところが、この制度が、米の価格の引き下げを、さらに呼んでいるそうです。

米の買い取り業者が、買い取り価格を大幅に値下げしてきたそうです。



どうせ、政府から補償金が出るのだから、その分を値下げしろ、と迫ってるのだそうです。

ある秋田の米農家の話では、買い取り価格を1割下げられたそうです。



つまり、補償金を得る分だけ値下げされて、米農家にとって、結局、利益は変わらないのだそうです。



米農家にとって、販売は自由とはいっても、現実には買い取り業者に売らざるを得ないのであって、買い取り業者の申し出に従わざるを得ない状況なのです。



しかも、農家の経営の効率化まで、阻まれているそうなのです。



テレビの取材によれば、秋田のある集団農家では、作業の効率化のため法人化したものの、足並みが揃わなくなってしまったそうなのです。

戸別所得補償制度を申請した農家は、補償金を受ければよく、法人化する必要ないと考え、そのため、法人化した農家の農地がばらけて、作業の効率が悪くなり、かえってコストがかかってしまったそうなのです。



戸別所得補償制度は、米の価格の安定を図り、米農家の経営の安定を図る目的でした。



しかし、現実には、米の価格はさらに下がり、利益は変わらない。

しかも、経営の効率化が阻まれている。



何のための政策か、さっぱりわかりません。



私が子供の頃、米は政府が買い上げ、農家の経営を守っていました。

生産者米価より高い価格で、政府が米を買い上げていました。



毎年、大赤字でした。

3K問題(米、国鉄、国民健康保険)の1つとして、予算を大きく圧迫しました。



やがて、米の販売が自由化される形で、米の買い上げ制度は破綻したのです。



今回の戸別所得補償制度も、1兆4000億円もの大規模な予算です。

国家予算を大きく圧迫することは明らかです。



長く続くとは、考えられません。



政府は、さらに、「畜産・酪農所得補償制度」と、「漁業所得補償制度」の創設を検討しているそうです。



もうやめてください。



壱岐坂下法律事務所ホームページ http://ikizakashita.jp/








AD
いいね!した人  |  リブログ(0)

iki-oguraさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。