土曜日 朝

 起床すると、家の前も一面銀世界雪でした。積もったなあ。でも晴れ晴れ間が見えます。なんとか大会は決行できそうですね。
 
 体重57.5kg、体脂肪率6.5% 階段走にはベストコンディションです。チョキ
 
 京都駅ビル階段は、床が濡れると、異常にツルツルします。我々クライマーズチームはそれにも備えて、色々な素材やシューズのテストも繰り返し、雨用の対策も万全に押さえています。ウエットコンディションでは、クライマーズがより有利になるはずです。しかしできれば、ドライコンディションでみんなイーブンな条件で勝負して勝ちたいと思っています。床が乾いてくれることを祈りましょう。
 
 今回、我々クライマーズは、雨用対策だけでなく、階段の戦略、他のアクシデントに対する対策、まぐろの解体の対策まで、準備は完璧です。それは、どのチームより、この大会にかける情熱、勝ちたいという気持ちが勝っているからだと思います。にひひ
 
 さて、雪解け水が屋根から降り続ける中、大会は順調に進み、後半戦からは、床も乾いて、グッドコンディションになってきました。ただ、ちょっと寒い。
 
 クライマーズドリームは、最終組の一つ前、第24組4レーンです。隣りには、強豪「赤兎馬チーム」です。
 ただ一つだけ、ここで思わぬ誤算が・・・
「第24組、2時40分集合」というタイムスケジュールを信じきって、アップを終え、スタート地点に行くと、「ただいまより、第24レース、1レーン・・・」とレースが始まろうとしていました。

「ちょ、ちょっと待ってください~」と慌てて、シューズを履いて、服を脱いで、出走準備です。他の同走者だけでなく、会場内のすべての人が待っているプレッシャーを感じながら、慌てて準備中。一応、スタート前に深呼吸ひとつ入れて気持ちを集中させようとしましたが、スタート前の体ほぐしもできず、スタート位置に。
「あーあ、やっちゃた・・・」。陸上の試合でも、極力ないようにしているけど、たまにスタート準備であせると、散々な結果になることが常です。集中できず、「ゾーン」に入れない。

 
 案の定、スタート直後、あれだけ完璧にマスターしていた理想の歩数を忘れ、バラバラになってしまいました。理想のストライドとピッチ、踊り場の処理もグチャグチャ。
「えーい、もうこのまま破れかぶれでいっちゃえー」
「これじゃ、21秒台は無理か・・・」
 ラストも特に疲労は感じず、そのままゴール。速報タイムは・・・
 
21秒8
 
「21秒台ーーー」アナウンサーが絶叫。周りもどよめき。
「おー!一応21秒台にのったかー」とガッツポーズ。

 全然会心の走りでは無かったけれど、最低限のノルマは達成。
「下で見ているチームのみんなに勇気を与える走りをするよ」という約束は果たせたのかな?
 
第1走 ikeno 21秒98 大会新(大会記録23秒52を1秒54更新)
波に乗れ、クライマーズドリーム。
 
 45歳以上、前人未到の21秒台の記録に場内が沸き立つ中、さらに場内は、前人未到の大記録に沸き立ちます。
 
第2走、女子の部、ゆきちゃん
 な、なんと、記録は
26秒46 大会新  
 これまでの大会記録27秒91を一気に1秒5更新する、驚異の大会新記録!
女子史上初の26秒台。出せる実力はあると思って、一生懸命コーチしてきたけど、本当に出しちゃった。すごい・・・
そして、

第3走 前年度チャンプ ひろたさん
 まだまだミスのある走りながら、野生の走りで
20秒03 大会新(大会記録20秒40を0秒37更新)
 
第4走 こういちろうさん
 大会記録保持者まるお君とのデットヒートの末、僅差の2位でゴール
20秒81 歴代5位 史上5人目の20秒ランナー 
 
 
チーム成績
合計 1分29秒28 大会新記録 90秒切り達成
一人平均22秒3、一般男子でも22秒3を4人揃えるのは難しいはず。
アンビリーバブルです。
 
45歳以上の部、女子の部、一般の部、チーム、4部門すべて大会新記録の完全制覇達成!
ドリーム
です。
 
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総合成績(全400人中)
1位 ひろた
4位 こういちろう
7位 ikeno
?位 ゆきちゃん
男子3人が7位以内に入り、女子も、並み居る男子選手に混じって、堂々の?位。
レジェンドです。
 
45歳以上の部・成績
1位 ikeno 21秒98 大会新 
2位 ミサオ 23秒51 大会新 
3位 KAZ  23秒55
4位 hirohiko 25秒43
5位 やまさん 27秒25
 
もう完璧にうちわだけです。
五月山クラブ上位独占!
 
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女子の部・成績
1位 ゆきちゃん 26秒42 大会新 
2位 おのさん  29秒93
3位 サンマッハさん 31秒03
 
総合の部・成績
1位 ひろた 20秒03 大会新 
2位 ほりお 20秒44
3位 まるお 20秒63
4位 こういちろう 20秒81
5位 おがわ 21秒26
6位 SEIYA  21秒62
7位 ikeno  21秒98
8位 O塚  22秒42
9位 うえだ 22秒51
10位 51  22秒54
 
チーム成績
1位 クライマーズドリーム 1分29秒24 大会新 
2位 サンマッハスポーツ  1分39秒13
3位 AC湘南組      1分39秒87
4位 のだがわーず     1分40秒41
5位 ?
 
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チームでまぐろ一頭ゲット
45歳以上優勝で、かに2匹とかにツアーゲット
総合7位で、折りたたみ自転車ゲットです。
 
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楽しかったっす!!
久々に燃えました!
お祭りでした!
 
 早く自分の走りやみんなの走りの映像を見てみたいです!ユーチューブ?テレビ放送はいつ?
 
 クライマーズドリームは、陸上の速い選手が寄せ集まって、パッと記録を塗り替えたわけではありません。陸上の選手たちが、真剣に階段に取り組んで、3年目でやっとチームとして成熟し、花開いたのです。
 我々は、誰よりも努力してきました。クレージーなくらいに。練習は裏切りませんでした。
 
 「京都駅ビルの階段は、自分に合っていて得意」という選手もいます。私の場合は得意では、ありませんでした。1年目は、2段飛ばしもできませんでした。天才ではありませんので、すぐには対応できませんでした。しかし得意不得意に関わらず、その競技の特性に合う様に、技術を高め、脚力を鍛え、戦略を練り、努力を繰り返して来ました。
 
クライマーズドリームという素晴らしい仲間がいるチームがあったからこそ、
KAZさん、ミサオさんというライバルがいたからこそ、
そして一昨年、昨年の悔しさがあったからこそ、
私も21秒台という記録が出せたのであり、完全優勝という夢も叶えられたのだと思います。
 
すべての人に感謝。