心の階層*
「丑」を所有している人
*1Fの特質(現実界の行動エリア)
現実界の行動エリアとは、生活の最前線とも言える場所で、生活に必要な物資の調達場所です。
日用品の買い物や役所との関係など、さらに社会性では営業や接客など、コミュニケーションを主体とした場所でもあります。
またスポーツ界のような勝敗を決める場所であったり、幼少期の子供たちの育成の場でもあります。
この世に生を受け、様々な人たちから恩恵を受け、人生を全うする中で1Fで拘わる人たちの恩恵を受けて、人々は成長していきます。
この1Fに存在する行動エリアは、主に守りと攻撃性が上げられますが、その主流は「ビジネス」、「サービス」、「コミュニケーション」です。
生きていくための経済的手段の場所であり、衣・食・住に拘わる職業やスポーツ界、民間・公共サービス、育成・福祉の奉仕活動や物流・交通機関、物作り、金融、保険、遊興・娯楽など限りなく存在しておりますが、このエリアに無理なくヒットするのが1Fを自己の宿命に持つ人たちです。
ピラミッドに例えれば底辺とも言える場所で、殆どの人たちが成長過程で通らなければならないフロアーです。
*あなたのデータが無料で確認できます。
①命式 ②陽占 ③天中殺 ④守護神 ⑤エネルギー
*1階を所有していない人
コミュニケーションは無理なく対応出来ますが、所有していない人は、対応に苦慮することになるでしょう。
金銭感覚も曖昧で計画性やお金の使い方にもムラがあり、動きもチグハグで、前後にばらつきがあったり、スムーズな対応ができなくて、お客さんとのトラブルや口論にもなりかねません。
またこの1階のサービスで一番重要な資質は、「情愛豊かな交流」と「サービスの実践」です。
また企業やお店の鏡でもあり、この人を通じて、お客様はお店や会社のイメージを作り上げていきます。
このように1階の星を保有していない人がこうした環境にいたとすれば、要求される質を持ち合わせていないために当然ストレスを抱え、早くこの場から逃げ出したい衝動にかられます。
もし、このような事態に陥ったとすれば、自身の気持ちを切り替え私にとっては「修行の場」であり、「学びの場」として自分自身に言い聞かせなければなりません。
*「丑」を保有している人
「丑」は陰の質を持ち中央に位置しています。
中央の軸は縦軸・横軸の交点にあり、人間界で言えばコミュニケーションの場となります。
この中央軸はもともと「心」の軸となり、1Fの丑は、庶民性豊かな人間関係の維持に努めます。
算命学で言う丑の性情は「平原・大地」を意味し、自身の懐も広く万物を育成、養成していく役割で能力の燃焼が見られます。
そして何事も時間をかけて周囲との調和を図りながら、温情と自愛の精神でひたすら奉仕的役割を全うしていくのです。
また、十二支の中でも「丑」はコミュニケーションの達人とも称され、中心的存在でありながら、人当たりや腰の低さも併せもち、派手さは見られませんが、周囲への気配りや育成的サービスを忍耐強くやり遂げていきます。
特徴は環境の変化を極度に嫌うことです。
この思考性は「長いスパン」を得意としており、短期間で変わる環境や仕事では自身の能力が半減し、中途半端になりやすく途中で投げ出したり、焦りのあまりストレスを克服できず、最後は現場から遠ざかってしまいます。
*「丑」の発生場所
年干支:○ 丑(行動目標)
月干支:○ 丑(コミュニケーション)
日干支:○ 丑(行動結果)
年支に所有する「丑」
①温和な人間関係を意識した行動目標
②堅実で持続可能な環境
③目立たない後方支援
月支に所有する「丑」
①コミュニケーションの達人
②存在感を意識した行為と行動
③常に周囲との調和とバランスを意識
日支に所有する「丑」
①何事も蓄積と結果重視
②包容力があり豊かな人間性
③金銭感覚に優れるが派手さはない
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