暮らしと算命学*「夫婦の行動エリア①」 | イケジイのおもしろ玉手箱

イケジイのおもしろ玉手箱

*おもしろ統計学/見えない現象を事前にキャッチ!!
*おもろい交際/素敵な人間関係!!
*おもしろライフ/自分流に生き、思い切り楽しもう!!
*おもしろ情報/小さく産んで、大きく育てる!!

 

暮らしと算命学*

「夫婦の行動エリア①」

*20歳~30歳代の普通のご夫妻の場合

 

この夫婦における「行動エリア」の占技は、専門家の中でもかなり難易度の高い占技ですから、鑑定士であればどなたでも鑑定できるとは限りません。

 

鑑定手順は、陰占法と大運に巡る干支を対象として占技を進めますが、基本的に行動エリアの占技は「二主一従」をベースとしており、年干支と日干支を主に置き、月干支は年干支に従属した扱いになっております。

 

鑑定は年月日の干支番号により、60干支を円盤上に配置し、不等辺三角形でエリアを表示しますが、生誕時の三角形は年代を重ねるごとに10年単位で月干支が移動していきます。

 

また大運に巡る干支と命式内の干支が「干合」して、干支が変化すると、干支番号も位置も大きく変化する場合もあります。

 

*表示形態

①3個の干支がそれぞれ異なる場合=「不等辺三角形」

②同じ干支が2個ある場合=「一本の線になる」

③命式内の干支が3個同じ場合=「点になる」

 

*順行と逆行

①男性の場合=

 年干支が陽の場合「順行」/年干支が陰の場合「逆行」

②女性の場合=

 年干支が陰の場合「順行」/年干支が陽の場合「逆行」

 

順行干支=時計回り

 1甲子、2乙丑、3丙寅、4丁卯、5戊辰、6己巳・・・

逆行干支=反時計回り

 1甲子、60癸亥、59壬戌、58辛酉、57庚申、56己未・・・

 

「行動エリア」の占技は単独でも可能ですが、単独の場合でも「二主一従」の基本原則に基づいて行いますが、変化しても単独の場合は対象がないために、単純に行動エリアの大小が表示されるだけです。

 

「夫妻の行動エリア」では、「大運に巡る干支」の順行、逆行により様々なパターンが出現するために、夫妻の運命をも垣間見ることが可能となります。

 

主に夫妻の行動エリアの「重なる部分」が対象になりますが、重なりの広い夫妻と、狭い、あるいは重ならない夫妻も見られ、その図を通して夫妻の状況(関係性)が把握できる手法です。

 

①誕生時の行動エリア

②結婚時の行動エリア

③変化時の行動エリア

 

*****

 

例題のご夫妻

 

夫(順行)    

年=甲 寅(51)  

月=乙 亥(12)  

日=丁 卯(04)  

 

大運(数字は年齢)/アンダーラインは干合

5丙子 15丁丑 25戊寅 35己卯 45庚辰 55辛巳 65壬午

 

妻(逆行)

年=壬 戌(59)

月=壬 子(48)

日=戊 寅(15)

 

大運(数字は年齢)/アンダーラインは干合

5辛亥 15庚戌 25己酉 35戊申 45丁未 55丙午 65乙巳

 

①誕生時の夫妻の行動エリア

②結婚時の行動エリア(夫36歳、妻28歳)

③夫妻の変化時(夫53歳、妻45歳)

 

 

例題のご夫妻は、誕生時、結婚時ともにエリアの重なりが広く、共に2領域でありながら重なり部分が広く、常に相手を意識しながら仲の良い形です。

 

8歳の歳の差婚ですが、誕生時よりも結婚時の方がさらに領域も広く、同時に重なる部分も2領域内で最大となっております。

 

結婚時の妻の月干支は28歳(己酉)ですが、その後は戊申(45)丁未(44)、丙午(43)、乙巳(42)と反時計回りに移動していくと現在の2領域から行動エリアは3領域に広がり、ビジネスや人間関係も拡大傾向にあります。

 

一方の夫は、誕生時の月干支の乙亥(12)から、結婚時の36歳は己卯(16)へと移動しており、こちらは順行ですから通常の時計回りに行動エリアは拡大傾向にあり、以下順次に庚辰(17)、辛巳(18)、壬午(19)と、夫も2領域から3領域に拡大しています。

 

例題のご夫妻がお元気で妻が65歳時、夫が73歳の時点では妻の行動領域は4領域になり、夫は3領域、この時点でお二人の重なる領域は3領域となり、一大発展を促すことになります。

 

算命学では年齢を重ねる毎に、行動エリアは縮小傾向が望ましいと言われていますが、このご夫婦は反対に拡大傾向にありますから年齢を重ねる度に周囲が忙しくなり、休む暇もないかも知れません。

 

*夫妻の変化時

最後に夫妻の変化時を抜き出してみました。

夫53歳で、月干支の乙亥が干合して「辛亥(48)」に変化し、妻は45歳で大運に丁未が巡ります。

すると、壬戌と壬子は干合して甲戌(11)、甲子(01)となります。

 

この時点の干支は、

夫=甲寅(51)、辛亥(48)、丁卯(04)

妻=甲戌(11)、甲子(01)、戊寅(15)

 

この時点では妻の行動エリアは4領域、夫は3領域を所有していますから、変化時のお二人の重なる部分は、極端に小さくお義理で繋がっているような感じです。

 

この状態が妻は45歳~54歳まで、夫の変化は45歳~54歳までですから、夫が54歳になるまでの2年間だけ、図のような変化が訪れます。

 

その前に夫が35歳~44歳の大運期間中にも、一部に変化が見られましたが、ここでは二人の変化を取り上げましたので、この部分はカットしています。

 

*****