人一人の血管を全て繋げると地球２周半分の長さになる。
10万km。
思わず調べちゃった！
「僕は行きたくない。」
夫に何を言ってもムダなことは
その頃にはよく分かっていました。
かといって夫を呼ばれたのに
私一人で学校に行くのは…
ましてや退学の危機です。
私にネイティブを
説得するまでの自信はありません。
（英語ができる人間…）
学校探しで出会った
パイロットのことを思い出しました
連絡先を交換していたはず！
無我夢中でメールをすると
彼は驚いたことに
「協力するよ」と返事をくれました。
そして当日。
「で、どういうご関係ですか？」
学校では、開口一番こう聞かれました。
（どうって…）私は唇を噛みました。
確かに夫でもない、
ましてや友人とも呼べない彼が
そこにいるのは普通じゃありません。
でも
普通じゃないことだらけの日常を
それでもなんとかするしかない私が
一体どうしたらよかったというのでしょう？
こうして
あっけなく学校の件は幕を閉じました。
*****
子どものこと、夫婦関係のことは
日本ではまだまだ女性の力量と見なされがちです。
そのせいで
家庭が上手くまわらないのは妻の能力不足と
プレッシャーを感じてしまって
ただでさえ辛い環境にあるのに
更に苦しむ人は多いです。
私もまたその一人でした。
発達障害に限らず
時にはどうにもならないことだってあること。
どうにもならないこともあるんだから
みんなが見方をちょっと変えるだけで
つまりほんの少しの理解が生まれるだけで
ラクに呼吸しラクに生きていける人がいること。
みんなで軽やかに生きていくことができること。
そんなことをお伝えしたいと思いました。
ハッピーエンドはこれからです